【阿蘇山の観光ガイド】自然の迫力と雄大さを火山で体感しよう
「阿蘇山」は熊本県のシンボルであり、日本の中でも有数の活火山。 雄大な「阿蘇山」の姿はもちろん、火口を見学できることも大きな魅力のひとつだ。 「阿蘇山」では、自然の力強さを全身で感じ取る体験ができる。 この記事では「阿蘇山」の基本情報に加えて、観光にお勧めのスポットやシーズンを詳しく紹介する。 この記事を読んでから「阿蘇山」へ訪れることで、より充実した観光ができるだろう。
阿蘇山は、約27~9万年前にかけて4回の巨大噴火で陥没した凹地(カルデラ)の中に、阿蘇五岳などの火山が発達した火山群の総称。カルデラ内部には鉄道が走り、阿蘇市、高森町、南阿蘇村の3つの自治体に約5万人が生活する世界最大級の火山地域だ。
大観峰は、カルデラの縁(外輪山)のうち北側に位置し、大規模な陥没地形を展望できる。標高936mの高みにあり、田畑が広がる阿蘇のまちと阿蘇五岳、くじゅう連山までが一望できる。ここから望む阿蘇五岳がお釈迦様の寝姿に見えることから、阿蘇五岳は「涅槃像」と呼ばれることもある。また秋から冬にかけての早朝は、眼下に雲海が広がる神秘的な阿蘇の姿に出会えることもある。
もともとは突出した地形から「遠見ヶ鼻」と呼ばれていたが、後に文豪・徳富蘇峰がこの絶景から大観峰と名付けたともいわれる。