多言語旅行情報サイトの知見から学ぶ!レジャー施設のインバウンドWEB集客

多言語旅行情報サイトの知見から学ぶ!レジャー施設のインバウンドWEB集客

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

旅行ガイドブック『地球の歩き方』を制作する企業が運営するインバウンド向け旅行メディア『GOOD LUCK TRIP』は、世界中の旅行者に向けて日本の魅力を発信している。
訪日旅行サイト最大級の規模を誇り、月間PVは約1,400万、月間ユーザー数は約480万人にのぼる。
特に台湾・香港向けのSEOに強く、繁体字キーワードで「東京ディズニーランド」や「ジブリパーク」などの有名テーマパーク名をはじめ、多数のビッグキーワードで上位表示を継続している点が大きな特徴だ。
『GOOD LUCK TRIP』への出稿により、テーマパークや水族館などのレジャー施設において、認知獲得にとどまらず、実際の来訪へとつなげてきた実績を数多く持つ。
本記事では、そうした実績の背景にある『GOOD LUCK TRIP』独自の、レジャー施設向けインバウンドWEB集客ノウハウを紹介していく。

レジャー施設がインバウンドWEB集客を始める時に知っておきたいこと

日本人と外国人では、WEB集客の前提となる知識量や情報の受け取り方、旅行時の状況が大きく異なる。
この違いを正しく理解しないまま施策を進めると、日本人向けの延長線上にある、的外れなWEB集客を行ってしまう恐れがある。
インバウンド集客で成果を出すためには、まず「前提の違い」を把握することが欠かせない。
これから紹介する内容を押さえたうえで、具体的な施策を検討していこう。

超有名なレジャー施設以外は外国人に認知されていない

東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった超有名テーマパークを除き、多くのレジャー施設は外国人旅行者にほとんど認知されていないのが実情だ。
認知されていなければ、そもそも情報を調べられることもなく、旅行先の候補として検討されることもない。
つまり、インバウンド集客においては「来てもらう施策」以前に、まず存在を知ってもらうことが出発点になる。
外国人に認知されていない前提に立ち、認知獲得から設計することが重要だ。

レジャー施設の存在を知ってもらうことがスタート地点
レジャー施設の存在を知ってもらうことがスタート地点

様々な観光スポットやレジャー施設と比較・検討される

日本人と同様に、外国人旅行者も旅行前に「旅先でどこへ行くか」を入念に情報収集する。
SNSや動画など情報源は多様化しているが、気になったことを深掘りする手段は万国共通でGoogle検索だ。
多くの場合、Googleで検索する際に以下の行動を取る。

  • 地域名を検索して「そのエリアに何があるのか」を調べる
  • 気になったスポット名を検索して「どんな体験ができるのか」を確認する

その結果、同じエリア内に複数のレジャー施設があれば、施設同士の比較が起こる。
さらに、商業施設や絶景スポット、街歩きといった他の選択肢とも横並びで比較される。
この比較検討の段階で、

  • 施設の基本情報
  • アクセス方法
  • どんな魅力があり、どんな体験ができるのか

といった情報が充分に伝わらなければ、その施設が外国人の観光プランに組み込まれる可能性は低い。
「存在を知ってもらう」だけでなく、「比較されたときに選ばれる情報の掲載」までがインバウンドWEB集客では重要だと考えてほしい。

比較・検討された時に選ばれるための情報を発信しよう
比較・検討された時に選ばれるための情報を発信しよう

超有名なレジャー施設以外は主目的地になりづらい

東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのように、海外でも高い知名度を誇る一部のレジャー施設を除き、多くの施設は外国人旅行者にとって旅行の主目的地になりづらいのが現実だ。
これは、日本人が行ったことのない国や地域を旅行する際、まずは「その土地を代表する超定番・超有名スポット」を軸に観光プランを組み立てるのと同じ行動といえる。
限られた滞在日数の中で失敗したくないという心理が働き、知名度の高いスポットが優先されやすい。
そのため、インバウンドWEB集客においては「自分たちが主役になること」よりも、「超定番スポットとセットで訪れてもらうこと」を前提にした導線設計が重要になる。

  • 超有名スポットの前後に立ち寄れる場所として認識してもらう
  • 定番観光の“ついで”でも「行く価値がある体験」として伝える

こうした視点で情報発信を行うことが、外国人に選ばれる第一歩となる。

超定番スポットの前後に足を運んでもらえるような導線設計が重要
超定番スポットの前後に足を運んでもらえるような導線設計が重要

1つの施設に1日中滞在するケースは稀

その地域を初めて訪れる外国人旅行者は、限られた滞在日数の中で、できるだけ多くの観光スポットやグルメを体験したいと考えている。
そのため、アトラクションや見どころが多く、”1日中遊べる”施設であっても、実際に丸1日滞在するケースは多くない。
むしろ、

  • 午前は有名観光地
  • 午後にレジャー施設
  • 夜はグルメや街歩き

といったように、1日の中で複数の体験を組み合わせる旅程が一般的だ。
この前提を踏まえると、「1日中楽しめる」「全部回ると1日必要」といった訴求よりも、「半日でも満足できる」「短時間でもしっかり楽しめる」という切り口のほうが、外国人旅行者の検討フェーズに刺さりやすい。
インバウンド向けの情報発信では、

  • 施設を半日で楽しめるモデルプラン
  • 所要時間の目安

など、他の観光スポットと組み合わせやすい点を明確に示し、「旅程に組み込みやすい施設」であることを伝えることが、来訪につながる重要なポイントとなる。

外国人旅行者の”1日で様々な体験をしたい”ニーズをふまえた情報発信を
外国人旅行者の”1日で様々な体験をしたい”ニーズをふまえた情報発信を

レジャー施設のインバウンドWEB集客でよくある失敗

これまで様々なレジャー施設から、インバウンド向けのWEB集客に関する相談を受けてきた。
その中で共通して見られるのが、成果につながりにくい典型的な失敗パターンだ。
失敗パターンを知っておくだけでも、インバウンドWEB集客に成功する確率を高められる。

多言語サイトを制作して満足する

インバウンドWEB集客に取り組む際、「とりあえず多言語サイトを制作して満足してしまう」というケースは非常に多い。
しかし前述した通り、ほとんどのレジャー施設は外国人に認知されていない。
そのため、中国語(繁体字・簡体字)や英語に翻訳した施設名で多言語サイトが検索結果で上位表示されても、施設名自体が検索されず、来訪にはつながらないのが実情だ。
また、アトラクション内容やイベント情報が更新されておらず、古い情報のまま放置されている多言語サイトも少なくない。
情報が実態と異なる場合、現地を訪れた外国人に「期待外れ」という印象を与え、ネガティブなクチコミが拡散されるリスクもある。
さらに、自動翻訳をそのまま使用している多言語サイトも多く見受けられる。
機械翻訳の精度は向上しているものの、人の手を入れなければ、意味や意図が正しく伝わる自然な文章にはならない。
特にアクセス案内などで翻訳ミスがあると、施設にたどり着けないといった重大な機会損失や、信頼低下につながりかねない。
こうした理由から、多言語サイトは「作って終わり」では不十分だ。
サイト制作とあわせて、外国人に施設を知ってもらうための「認知獲得施策」を必ずセットで実施する必要がある。

多言語サイトを制作したからといって必ずしも来訪に結びつくわけではない
多言語サイトを制作したからといって必ずしも来訪に結びつくわけではない

SNSだけで集客を考えている

外国人向けに自社SNSアカウントを運用し、認知拡大から来訪につなげようと考える方も多いだろう。
確かにSNSは、外国人に施設の存在を知ってもらう手段として有効な施策のひとつだ。
特に、冬のイルミネーションイベントや、外国人に人気のキャラクターとのタイアップイベントなどは、ニーズに刺さりやすく、拡散されやすい傾向にある。
短期間で認知拡大できる点は、SNSならではの強みといえる。ただし、こうした施策は単発で終わってしまうケースが多い。
イベント自体には興味を持ってもらえても、「どんな施設なのか」「他にどんな体験ができるのか」といった施設全体の魅力までは伝わらず、結果として施設名の認知が定着しないことも少なくない。KOLを活用した場合も同様だ。
投稿をきっかけに一時的な認知は得られても、その後に施設の魅力を体系的に伝える多言語サイトや、それに代わる情報の受け皿がなければ、理解は深まらない。
最終的に「行ってみよう」という判断材料が不足し、来訪につながりにくくなってしまう。
つまり、SNSやKOL施策はあくまで入口にすぎない。
認知した外国人の受け皿として、施設全体の魅力や体験内容、アクセス情報を分かりやすく伝える多言語コンテンツを用意しておくことが、来訪につなげるうえで欠かせない。

SNSは認知獲得の手段であり、来訪に繋げるには受け皿の用意も必要だ
SNSは認知獲得の手段であり、来訪に繋げるには受け皿の用意も必要だ

『GOOD LUCK TRIP』が実践するレジャー施設のインバウンドWEB集客方法

ここからは、レジャー施設のインバウンドWEB集客で数多くの成果を上げてきた、『GOOD LUCK TRIP』が実際に実践している施策を紹介する。
いずれも「OMAKASEプラン」に含まれる内容のため、これからインバウンドWEB集客に取り組む方は、ぜひ参考にしてほしい。

来訪に繋がりやすいユーザーに認知される導線を作る

外国人に来訪してもらうために、最初に取り組むべきなのは、施設を知ってもらうための導線を設計することだ。
いくら魅力的なレジャー施設であっても、存在を知られなければ、旅行の選択肢に入ることはない。
『GOOD LUCK TRIP』では、施設のある地域への旅行を「検討している段階」または「すでに旅行中」のユーザーに読まれている記事から、レジャー施設紹介記事への導線を設計・設置している。
具体的には、以下のようなキーワードで検索結果の上位に表示している記事内に、レジャー施設を紹介する記事への導線を組み込む。

流入キーワード(日本語訳) 上位表示している記事の内容 記事を読むユーザー
地域名/地域名+観光 地域の人気観光スポットを厳選して紹介 その地域へ旅行する予定がある、
もしくは旅行中のユーザー
地域名+親子+観光 地域の親子で楽しめる人気観光スポットを厳選して紹介 その地域へ子供連れ旅行する予定がある、
もしくは子供連れ旅行しているユーザー
地域名+デート 地域の人気デートスポットを厳選して紹介 その地域へ旅行する予定がある、
もしくは旅行中のカップル
地域名+イルミネーション 地域の人気イルミネーションイベントを厳選して紹介 その地域へ旅行する予定がある、
もしくは旅行中でイルミネーションイベントへ行きたいユーザー
地域名+プール 地域のプールがある施設を厳選して紹介 その地域へ旅行する予定がある、
もしくは旅行中でプールへ行きたいユーザー

このような導線設計により、

  • その地域に行く可能性が高く、かつ観光プランを具体的に組み立てている層
  • レジャー施設を利用する可能性が高い層

のユーザーに対して、レジャー施設を自然な流れで認知してもらうことができる。
単に施設の情報を発信するのではなく、旅行者の検索行動と検討フェーズに合わせて接点を作る。
これが、『GOOD LUCK TRIP』がインバウンド集客で成果を出してきた導線設計の考え方だ。

検索からアクセスを集めている記事からの導線で自然に認知を獲得
検索からアクセスを集めている記事からの導線で自然に認知を獲得

外国人に必要な情報を網羅した公式GLTページを制作

レジャー施設ごとに専用で用意する「公式GLTページ」は、外国人が施設について調べる際に必要となる基本情報を過不足なく網羅している。
施設概要や見どころ、アクセス方法などを1ページで把握できるため、初めて施設を知る外国人にも分かりやすい。
さらに、「公式GLTページ」には外国人旅行者からのクチコミを集められる仕組みがあり、実際の来訪者の声を可視化できる。
これらのクチコミは、施設やサービス改善のヒントとして活用することも可能だ。
その充実度から、「公式GLTページがあれば、自社で多言語サイトを用意する必要はない」という声も多く、多言語サイト制作・運用にかかるコスト削減につながる点も大きなメリットといえる。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの公式GLTページ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの公式GLTページ

来訪につながるポイントを押さえた取材記事を制作

「OMAKASEプラン」では、取材・撮影を行った上で、レジャー施設を紹介する長編記事を制作する。
記事制作において重視しているのは、「その施設がどんな場所で、何があり、どんな体験ができるのか」を初見でもすぐに理解できることだ。
長編記事は日本語原稿をベースに、各言語のネイティブが翻訳・チェックを担当。
単なる直訳ではなく、各言語圏の読者にとって自然で分かりやすい表現になるよう調整している。
外国人旅行者の多くは、「施設名を聞いたことはあるが、中身はよく知らない」という状態で記事を読む。
だからこそ、パッと読んだだけで魅力や楽しみ方が伝わる”おもてなし”が記事構成・文章が非常に重要になる。
また、外国人に興味を持ってもらう上で欠かせないのが臨場感だ。
文章だけでは、施設の空気感やスケール、楽しそうな雰囲気までは伝わりにくい。
そのため「OMAKASEプラン」では、必ず取材・撮影を行い、写真と文章をセットで「体験」を疑似的に感じてもらえる記事に仕上げている。
このようにして制作された長編記事は、

  • 施設の魅力を正しく、深く伝えられる
  • 外国人が「行ってみたい」と具体的にイメージできる
  • 施設名検索でも上位表示を狙える

といった複数の効果を同時に生み出す。

臨場感と施設の魅力が伝わる取材記事
臨場感と施設の魅力が伝わる取材記事

実用性の高いモデルコース記事の制作

レジャー施設を紹介する長編記事に加え、施設のある地域の超定番スポットと組み合わせたモデルコース記事の制作も可能だ。
モデルコースでは、外国人観光客の多くが訪問候補に挙げる超定番スポットを軸にルートを設計し、その流れの中にレジャー施設を自然に組み込む。
これにより、単体で施設を探していないユーザーにも、「この流れなら立ち寄れそう」「観光プランに組み込みやすい」と具体的にイメージしてもらいやすくなる。
特に、

  • 地域全体の観光プランを探しているユーザー
  • 初めてその地域を訪れるユーザー

に対して、モデルコースという形で提示される情報は実用性が高く、認知だけでなく来訪に繋がりやすい。
「超定番スポット+レジャー施設」という設計で、比較検討の土俵に確実に載せること。それが、モデルコース記事を制作する大きな価値だ。

レジャー施設への来訪を比較検討の土台に載せられるモデルコース記事
レジャー施設への来訪を比較検討の土台に載せられるモデルコース記事

『GOOD LUCK TRIP』を活用したレジャー施設の成功事例

ここからは、『GOOD LUCK TRIP』に出稿し、実際にインバウンド集客の成果を実感しているレジャー施設の事例を紹介する。

株式会社名護パイン園(ナゴパイナップルパーク)様の成功事例

沖縄のレジャー施設「ナゴパイナップルパーク」を運営する株式会社名護パイン園様の成功事例を紹介する。
同社にはOMAKASEプランに参画いただき、ナゴパイナップルパークの魅力や楽しみ方を網羅したガイド記事を制作した。
記事は中国語(繁体字・簡体字)および英語で展開し、指名検索において上位表示を獲得。
その結果、PV数は年間目標を約3か月足らずで達成する高い成果につながった。
また、パークに興味を持ちやすいユーザーが閲覧する関連観光記事からの導線設計により、効率的な認知拡大を実現。
これまで充分にリーチできていなかった海外の潜在顧客層に対して認知を獲得できた点を、高く評価いただいている。

島田電機製作所(OSEBA)様の成功事例

OSEBAは国内では一定の知名度を獲得していたものの、外国人旅行者への認知拡大には課題を感じていた。
海外向けの情報発信の必要性を認識しつつも、自社サイトへ充分なアクセスを集めることが難しい状況だったという。
そうした背景から、インバウンド領域において高いネームバリューと安定した集客力を持つメディアとして『GOOD LUCK TRIP』に信頼を寄せ、出稿を決定いただいた。
掲載後は、海外からの来場者が目に見えて増加していることを実感されており、外国人旅行者にもOSEBAならではの体験価値がしっかり伝わっている手応えを得られている。
国内で評価されてきた独自性の高いコンテンツを、適切な導線と発信手法によって海外市場へ届けることで、インバウンド集客につなげた好例といえるだろう。

まとめ

これからインバウンドのWEB集客を始めるのであれば、ぜひ『GOOD LUCK TRIP』を活用してほしい。
認知獲得から施設の魅力訴求、そして実際の来訪につなげるまで、一連の施策をまとめて任せられる点が大きな強みだ。
記事広告は永久掲載され、施設に興味を持つユーザーが読む関連性の高い記事からの導線も1年間継続されるため、短期的な露出に終わらず、長期的な集客効果が期待できる。
また、日本文化や日本旅行に関心を持つ外国人から信頼されているメディアであることから、「信頼できるメディアが紹介している施設」という安心感が、来訪を後押しする要因にもなる。
レジャー施設のインバウンドWEB集客で「何から始めればいいかわからない」と感じているなら、まずは気軽に相談してみてほしい。