その場で商談が成立し、予約をもらえたことにはさすがに驚きを隠せませんでした。

世代交代をした2003年のことです。それまでJR白石駅前にあった私たちの支店「一條支店」の解体に携わった工務店の社長が、玄関の扉4枚を持って鎌先温泉の「時音の宿　湯主一條」に来てくれました。「これは歴史の詰まった大切なものだと思う。若いあなたたちなら（私と女将）この価値をわかってくれるだろう。」と言って置いていきました。女将は感激し、いずれ新館を作り、玄関にこれを飾る。と言っていたことがありました。

既存の湯主一條は客室のリノベーションを繰り返し（総リニューアルは2008年）、お客様の要望に応えてきました。国登録有形文化財に指定された木造本館を、湯治場から個室料亭に仕様を変えるなどの変化もありました。文化財はこれからも価値のあるものとして残すことができますが、客室のある別館は階段や段差があり、高齢化が進む日本においては限界がある、このまま次の世代に引き継ぐには厳しいと思っていました。

東日本大震災やコロナ禍などの外部要因に加え、私たちが思い描くイメージと設計とのギャップなどいくつもの障壁があり長い年月が経過しましたが、そのような苦労を乗り越えてついに2025年オープンするに至りました。

これまで家族で海外へ出かけることが度々あり、テラスで食事を楽しむことが多くありました。開放感はもちろんのこと、特別感そして自然と一体になっている感覚が心地よかったことを覚えています。そのような体験をお客様にも提供したいと考え、「THE YUKAWA一條支店」の個室ダイニングにテラスを設けました。実際にテラスで食事をすると唯一無二の体験だと感じることができ嬉しく思っています。

これまでにない新しい宿泊施設ですので、認知度を上げていく必要があると考えます。テレビや紙媒体はもちろんのこと、SNSや動画プラットフォームを活用した宣伝活動が不可欠であると思います。海外の展開としては、ご縁のある旅行エージェントに直接足を運び、海外現地でのセールスコールを実施しています。人間関係のあるところと協力関係を構築していく予定です。

旅行者のことを知り尽くしているというのが一番の強みだと思っています。
そして弊社の強みを理解してくれているというのがありがたいことです。
媒体選定はどれでもいいわけではありません。インフルエンサーを例にしても、フォロワー数が多いからといって良いわけではないと思います。どの年代にそしてどんな情報を提供しているのかを調べないといけません。
その点「GOOD LUCK TRIP」は旅の専門。お客様がどのような情報を必要としているのか、求めているのかを熟知しているので、お願いすることにしました。安心感と安定感も決め手になっています。

素直に「ありがとうございます」というひと言につきます。「THE YUKAWA一條支店」というのは全く知られていないという認識からスタートしていますので、どの媒体で掲載され、検索結果に表示されるかによって、信憑性が問われます。信頼あるところで掲載されていますので、営業活動でも早速使わせてもらっています。

今月上旬に台湾でセールスをしてきました。自社で撮影した写真と動画に加えて、「GOOD LUCK TRIP」の掲載記事をお見せしました。ここに掲載されているのであれば安心という言葉をもらえたのは嬉しかったですね。
実際にその場で商談が成立し、予約確定をもらえたことにはさすがに驚きを隠せませんでした。台湾現地旅行会社の日本担当者には日本語が堪能な方が多いですが、やはり母国語で書かれている文章の方が得意に決まっています。わかりやすい記事の翻訳にも感謝しています。

連泊をしていただけるなら、1泊目は「THE YUKAWA一條支店」でのダイニングを楽しみ、2泊目は「湯主一條」の個室料亭でのお食事を味わっていただくというスタイルをおすすめします。ぜひとも新旧のタイムスリップを体験していただきたいです。
また、中尊寺まで片道約１時間40分、松島までは１時間ほどでアクセスできますので、「THE YUKAWA一條支店」を起点にして観光を楽しむのはいかがでしょうか。四季折々のアクティビティも充実しています。夏には、乗馬やゴルフ、いちご狩りなどができるスポットがあり、冬にはウィンターアクティビティにも挑戦できます。車で約20分のところに白石スキー場があり、すべてレンタルできますので思い立ったら気軽に楽しんでいただけます。
地域ならではの文化体験として「こけしの絵付体験」ができるスポットもございます。

お部屋で過ごす贅沢な時間と合せてこのような心に残る体験をしていただければと考えております。