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旧高取邸

明治時代の炭鉱王が残した、華やかな近代和風建築。

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唐津城そばの海沿いにたたずむ「旧高取邸」は、杵島炭鉱などの炭鉱を持ち、“肥前の炭鉱王”と呼ばれた高取伊好の邸宅。明治38 (1905) 年に、自宅兼迎賓館として建てられたもので、約2300坪の広々とした敷地に、大広間棟と居室棟の2棟の大きな建物が並んでいる。

建物は、和を基調としつつも洋間を取り入れるなど、当時の近代和風建築らしい特色を備えている。その一方で、能を好んだ伊好らしく、大広間に板敷きの能舞台を設けるなど、大胆で個性あふれるつくりが印象的だ。

また京都の絵師が、約半年間滞在して描いたという、藤や山桜など29種類72枚の杉戸絵は見応え十分!植物の浮き彫りや型抜きの動物を施した欄間、七宝焼きの引き手など、細やかな意匠が至る所に散りばめられた贅を尽くした空間はまるで美術館のよう。

じっくり時間をかけて細部まで堪能しながら、栄華を極めた炭鉱王の華やかな暮らしに思いを馳せたい。平成10年に国の重要文化財に指定された。

ポイント

  • 唐津城から歩いて10分程度なのでセットで訪れたい。
  • 花や自然を描いた72枚の杉戸絵の美しさを堪能して。
  • 邸宅内の能舞台は一見の価値あり。
  • 細部まで見所が満載なのでゆっくり見てまわろう。

写真

  • 豪華絢爛な能舞台

    豪華絢爛な能舞台

  • アールヌーボー調のシャンデリアが下がる洋間

    アールヌーボー調のシャンデリアが下がる洋間

  • 大広間からの眺め

    大広間からの眺め

  • 和洋折衷の近代建築遺産として、国の重要文化財に指定

    和洋折衷の近代建築遺産として、国の重要文化財に指定

  • 大正7年当時の状態に復元された邸宅

    大正7年当時の状態に復元された邸宅

口コミ

基本情報

日本語名称
旧高取邸
郵便番号
847-0015
住所
佐賀県唐津市北城内5-40
電話
0955-75-0289
定休日
月曜(祝日の場合は翌日休)、12月29日~1月3日
営業時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
料金
大人520円、小・中学生260円、未就学児無料
アクセス
JR筑肥線・唐津線「唐津」駅から徒歩15分
クレジットカード
使用不可
公式サイト
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