茨城北西部の大子町は、茨城の最高峰・八溝山(1022m)の麓の町。町の中心を流れる久慈川の上流域は奥久慈と呼ばれ、鮎の釣り場として人気が高い。この山岳美と渓谷美が織りなす自然豊かなエリアに、袋田温泉、月居(おり)温泉、大子温泉といったいで湯が点在し、奥久慈温泉郷と呼ばれている。
袋田温泉は、久慈川支流の滝川沿いにあり、少し上流には日本三名瀑の「袋田の滝」が飛沫を上げている。温泉はアルカリ性単純泉で、神経痛、筋肉痛などに効能があるとされている。安政7(1860)年の桜田門外の変で、首謀者となった水戸藩士・関鉄之助は袋田の名士・櫻岡家にかくまわれ、病を癒やしたという。
袋田温泉の上流に位置する月居温泉には、地元の人々が管理する素朴な温泉浴場がある。アルカリ性単純温泉で、神経痛、腰痛などに効能があるとされる。大子温泉は、大子町の中心や、久慈川沿いに温泉宿が点在している。泉質はナトリウム硫酸塩泉で、美肌効果が高いとされることから「美人をつくる湯」として知られている。胃腸病、神経痛などの効能を求めて訪れる女性も多い。
ポイント
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温泉宿は、日帰り入浴できる施設が多く、リーズナブルな料金で温泉を楽しめる。
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各温泉地へは、温泉&鉄道旅を楽しめるJR水郡線でのアクセスもおすすめ。水郡線は、奥久慈清流ラインの愛称をもつ、奥久慈川沿いを走るローカル線。車窓を流れる大自然の景観が人気。
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奥久慈しゃも、奥久慈りんご、奥久慈茶など、奥久慈の大自然にはぐくまれた特産品も多い。秋冬になると、奥久慈りんごを湯船に浮かべ、香りを楽しむ「りんご風呂」が温泉客を楽しませている。
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「奥久慈だいご」は、入浴施設併設の道の駅。野菜や特産物の直売所や、奥久慈の名産を用いた料理を楽しめる。しゃも鍋やしゃも焼きのおいしさに舌鼓を打つことまちがいなし。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 奥久慈温泉郷(袋田温泉、月居温泉、大子温泉)
- 郵便番号
- 319-3526
- 住所
- 茨城県久慈郡大子町大子722-1(大子町観光協会)
- 電話
- 0295-72-0285(大子町観光協会)
- 営業時間
- 各施設による
- 定休日
- 各施設による
- 料金
- 各施設による
- アクセス
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各施設による
※袋田温泉、月居温泉: JR水郡線「袋田」駅下車後、タクシーで5〜10分が目安
※大子温泉: JR水郡線「常陸大子」駅下車後、タクシーで5〜10分が目安 - クレジットカード
- 各施設による
- 公式サイト
- 公式サイト