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神島

「恋人の聖地」にも選ばれた、三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台となった島。

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更新 :

鳥羽港から北東約14km、愛知県の伊良湖岬から西に3.5kmほどに位置する島。周囲3.9kmの小さな島で、その名のとおり、神が支配する島と信じられてきた。三島由紀夫の純愛小説『潮騒』の舞台になったことで知られ、映画のロケ地にもなっている。

『潮騒』は漁師の新治と海女の初江の純愛を描いた小説で、幅広い人気があり、5回も映画化された。1953年には、三島自身が神島を2回に渡って訪れ、執筆のための取材をした。

戦時中に伊良湖水道から放たれる大砲の着弾状況を確認したという、監的哨の跡は、『潮騒』のクライマックスで使われている。古墳時代からの数百という神宝を秘蔵する八代神社は、新治と初江がお参りした場所で、100年の歴史をもつ神島灯台も物語の舞台となった。

島全体が山になっているため、港から階段状に家が立ち並び、島独特の景観を作り上げている。もうひとつの地形的特徴は、島南端部のカルスト地形。石灰石が風化してできたもので、白くゴツゴツとした岩肌の「ニワの浜」も『潮騒』に登場する。

自然にも恵まれており、10月初旬には小型の鷹サシバや気流に乗って移動する蝶アサギマダラが見られ、冬には断崖に数多くの海鵜が巣作りをする。

ポイント

  • 『潮騒』の舞台を巡るウォーキングルートもある。
  • 小さな島なので日帰りで楽しめる。
  • 伊良湖水道を見渡す灯台など、眺望がいい高台もある。

写真

  • 八代神社の鳥居(鳥羽市提供)

    八代神社の鳥居(鳥羽市提供)

  • 神島灯台(鳥羽市提供)

    神島灯台(鳥羽市提供)

  • 時計台跡(鳥羽市提供)

    時計台跡(鳥羽市提供)

  • 監的哨跡(鳥羽市提供)

    監的哨跡(鳥羽市提供)

  • カルスト地形(鳥羽市提供)

    カルスト地形(鳥羽市提供)

口コミ

1
  • 陳榆

    神津島有沙灘、還有岩地步道、最重要的就是是浮潛的最理想地點,是適合旅人同遊的島嶼哦🏝️

基本情報

日本語名称
神島
郵便番号
517-0001
住所
三重県鳥羽市神島
電話
0599-25-1157(鳥羽市観光課)
営業時間
散策自由
アクセス
JR・近鉄線「鳥羽」駅から徒歩約7分の「鳥羽マリンターミナル」から市営定期船で約40分
公式サイト
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