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戸畑祇園大山笠

ピラミッド型に提灯が取り付けられた「幟山笠」が華麗な競演を見せる。

更新 :
監修 : 戸畑区役所

福岡県夏の三大祭りの一つとして「提灯山」の愛称で親しまれ、220年余りの歴史を誇る伝統行事。2016年には「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

特に圧巻なのが、全8基の幟山笠(のぼりやまがさ)が揃い踏みする競演会。一斉に提灯山笠へ姿を変える「五段上げ」では、幟や幕類などの飾りを取り払い、山笠台の上に四角の櫓を組み、四角錘型の5段の提灯を一挙に上げ、次いで木枠についた提灯を次々と組み上げる。次々と正確に提灯を組み上げてゆく手さばきの速さにも、ぜひ注目を。

提灯山笠の高さは約10m、重さが2.5tあり、約80人の担ぎ手が鉦や太鼓の囃子にあわせて「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声とともに勇ましく担ぐ。山笠の動きに合わせて揺れる提灯のロウソクの炎は幻想的で情緒たっぷり。山笠から奏上される居神楽も祭りの非日常感を盛りたててくれる。

ポイント

  • 戸畑区内を幟山笠が練り歩く、活気と情緒にあふれた祭り。
  • 全8基の幟山笠が集結する競演会が最大のみどころ。
  • 幟山笠に提灯が付けられ、夜の姿へと変化する「五段上げ」は必見。

写真

  • 夜になると幟山笠の飾り物が外され、12段309個の提灯に彩られた光のピラミッドへとその姿を変える

    夜になると幟山笠の飾り物が外され、12段309個の提灯に彩られた光のピラミッドへとその姿を変える

  • 昼の幟山笠は金糸銀糸の刺繍を施した格調高く華麗な姿を見せる

    昼の幟山笠は金糸銀糸の刺繍を施した格調高く華麗な姿を見せる

  • 幟山笠が昼の姿から夜の姿へと変化する「五段上げ」はとくに見応えがある

    幟山笠が昼の姿から夜の姿へと変化する「五段上げ」はとくに見応えがある

口コミ

基本情報

日本語名称
戸畑祇園大山笠
開催場所
福岡県北九州市戸畑区一帯(競演会は戸畑区役所周辺)
電話
093-871-2316(戸畑祇園大山笠振興会事務局)
開催日
毎年7月第4土曜日を挟む金土日(競演会は第4土曜日18:30~21:00)
アクセス
競演会会場へはJR鹿児島本線「戸畑」駅より徒歩10分
公式サイト
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