
真言宗の大野寺は、堺出身で奈良時代に活躍した高僧・行基によって建立された四十九院の一つ。道路を挟んで寺の南東には大野寺の仏塔である土塔が遺っている。
土塔は一辺が53.1m、高さが8.6m以上にも及ぶ13段のピラミッド形。僧侶や豪族など建立に関わったと思われる人名が記されたおびただしい数の瓦が出土しており、風雨などによる崩壊を防ぐために塔の表面を瓦葺きしていたと考えられている。瓦葺きされたピラミッド形の仏塔の遺跡は全国でもここだけという珍しいもので、昭和28年(1953)には国の史跡に指定。瓦など出土品の一部も国の重要文化財に指定されている。土塔は発掘調査を経て2008年に復元整備された。
土塔のそばには当時の様子を再現した立体模型や解説板などを展示。周辺は公園として整備されており、公園建設の際に見つかった古墳時代の窯跡の表示板がある。
ポイント
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国の史跡に指定される仏塔。
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奈良時代の高僧・行基が建立した大野寺の仏塔。
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ピラミッド形をした十三重の塔。
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2008年に復元整備された。
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土塔の周辺は公園になっている。
写真
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平成の史跡整備によって奈良時代の姿を復元
公式FAQ
よくある質問に対する掲載施設の回答です。
Q
周辺にコインロッカーはありますか?
A
なし。
Q
周辺にトイレはありますか?
A
あり。
Q
駐車場はありますか?
A
なし。
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 史跡土塔
- 郵便番号
- 599-8234
- 住所
- 大阪府堺市中区土塔町2143-1(土塔町公園内)
- 電話
- 072-228-7198(堺市文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課)
- 定休日
- 無休
- 時間
- 見学自由 ※外観のみ見学可、内部非公開(年に1回程度特別公開あり)
- 料金
- 無料
- アクセス
- 南海泉北線「深井」駅から徒歩15分
- 公式サイト
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