かま栄「パンロール」

小樽に本社を構える明治創業のかまぼこメーカー「かま栄」。魚のすり身をパンで巻いて揚げたパンロールは、地元で愛される老舗のロングセラー商品。

昭和37年（1962）に当時の「かま栄」社長が「スナック感覚で食べられるかまぼこを作れないか」と考え、開発したのが始まり。揚げたパンのサクサク具合、フワッとしたかまぼこの食感など作りたてならではの味わいは絶品。すり身には豚ミンチと玉ねぎが練り込まれ食べ応えも抜群。パンロールにウインナーを加えた「ウインナーロール」、すり身にチーズやベーコンを淹れた「パンドーム」などの姉妹品もあり。

パンロールは地方発送を行っておらず、購入できるのは本社工場直売店をはじめとする一部直営店舗のみ。保存料などを使わないため消費期限も製造から3日間と短い。常に行列のできる人気店だが、並んでも食べておきたい名物だ。