
三大八幡宮のひとつ、福岡の筥崎宮で約500年前の室町時代から始まったとされ、毎年1月3日に行われる「玉取祭(玉せせり)」は九州三大祭として有名な新春の恒例行事。
神職によって清められた陰陽2つの木製の宝珠のうち、8kgある陽玉を陸側と浜側の二手に分かれた競り子たちが奪い合うのが祭りのハイライト。触れると幸運を呼び、悪事や災難から逃れられるといわれる宝珠を巡って上半身裸の競り子たちが激しく争奪戦を繰り広げる光景は迫力満点。神職が待つ楼門まで取り合いを続け、陽玉を渡された神職が陰玉と合わせて本宮に奉納することで祭りが締めくくられる。
その年の吉凶を占う意味も込められたこの祭り。陸側が勝てば豊作に、浜側が勝てば豊漁になるといわれている。当日は子どもたちによる玉せせりも開催。参道には数多くの露店も立ち、毎年約5万人もの人出で賑わう。
ポイント
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九州三大祭として有名な筥崎宮の神事。
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毎年1月3日に行われ、室町時代から続くと伝わる。
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2組に分かれた集団が木製の玉を取り合う。
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陸側が勝つと豊作、浜側が勝つと豊漁になるといわれる。
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筥崎宮は三大八幡宮のひとつに数えられる。
写真
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激しい玉の争奪戦に観衆も盛り上がる
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祭で使われる陽玉と陰玉
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本殿や楼門が国の重要文化財に指定される筥崎宮
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 筥崎宮「玉せせり」
- 郵便番号
- 812-0053
- 開催場所
- 筥崎宮(福岡県福岡市東区箱崎1-22-1)
- 電話
- 092-641-7431
- 開催日
- 1月3日
- アクセス
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1)福岡市営地下鉄箱崎線「箱崎宮前」駅から徒歩3分
2)JR鹿児島本線「箱崎」駅から徒歩8分
3)福岡高速・東浜ICから車で6分 - 公式サイト
- 公式サイト