中田島砂丘

遠州灘に面した中田島砂丘は、浜松市南区に広がる日本三大砂丘のひとつとも言われる。東西約800m、南北約600mの広さを誇り、海風が描く風紋が美しい。日の出や夕暮れには砂丘全体が黄金色に染まり、自然の造形美が際立つ。その壮大な景観は多くの映画やドラマ、写真撮影の舞台にもなっている。

春から夏にかけてはアカウミガメが産卵のため上陸し、県内でも貴重な繁殖地として保護活動が続けられている。花火やゴミの放置はウミガメの生息を脅かすため、訪れる際は自然環境への配慮を忘れずに。

5月に開催される「浜松まつり」の大凧揚げでは、砂丘に隣接する「遠州灘海浜公園・凧場公園」が会場となり、地域の伝統と風土を体感できる。周辺には浜松まつり会館や遠州灘海浜公園があり、浜松市街からのアクセスも良好。穏やかな海風と広々とした景観に包まれる、開放感あふれるスポットだ。