女木島（めぎじま）

香川県高松市の高松港からフェリーで約20分にある、瀬戸内海に浮かぶ離島「女木島」。島の中央にそびえる鷲ヶ峰山頂には、巨大な洞窟が残されており、その昔鬼が住んでいたという伝説から「鬼ヶ島」とも呼ばれている。

「鬼ヶ島大洞窟」いう名のその洞窟は、島の人気観光スポット。紀元前100年頃に造られたとされる人工の洞窟で、広さ約4,000平方メートル、奥行き約400メートルにも及ぶ。内部には鬼のオブジェが点在し、桃太郎伝説の世界観を追体験できる。

ほかにも、瀬戸内海を一望できる鷲ヶ峰展望台、強風から集落を守る石垣「オーテ」が連なる迷路のような街並み、鬼にまつわる展示を行うおにの館、海の神様を祀る住吉神社など見どころ満載。春には島内に植えられた約2,300本の桜が一斉に咲き誇り、島が華やかな色に包まれる。さらに、3年に一度開催される瀬戸内国際芸術際の会場にもなっていて、島内には常設アート作品が点在。散歩をしながらアート観賞も楽しめる。