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    岩手県の猊鼻渓に来て一番楽しみにしていたのは、伝統的な舟に乗り、この天然の渓谷の壮大な景色を間近で感じること。小舟は渓流に沿ってゆっくり進み、両岸には高い岩壁がそびえ立っています。岩は長年の風雨と渓流に削られ、さまざまな不思議な形を作り出しています。船頭が慣れた手つきで櫂を操る中、周囲はとても静かで、聞こえるのはせせらぎと櫂が水面をかく音だけ。

    道中、船頭が沿道の景色や伝説も紹介してくれるので、静かな谷にちょっとした楽しさが加わります。小舟が渓谷の奥へ進み、両側にそびえる断崖を見上げると、大自然の雄大さと自分の小ささを感じます。特に晴れた日は、谷間に日差しが降り注ぎ、緑と岩壁が水面に映る光景が美しく、目を離せないほどです。

    この猊鼻渓の舟下りは慌ただしさがなく、むしろ本当に歩みを緩め、目の前の山水を静かに眺めることができます。短い船旅ですが、とても心に残る旅の思い出となり、日本の東北地方ならではの自然景観の魅力を感じられました。

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    猊鼻渓の舟下りは伝統的な平底舟で、船頭さんが1本の櫂を操って舟を進め、渓流沿いを進みながら両岸の壮麗な峡谷を楽しめます。

    風光明媚で、涼しい風が暑さを和らげてくれます。奇岩を眺めながら船頭さんの歌声に耳を傾ける時間は、とても心地よく、のびのびと過ごせました。

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    猊鼻渓では、両側にそびえる岩壁が天然の壁みたいで、視線が自然と真ん中に寄せられる。川は静かに流れていて、水面にはかすかなさざ波。濃い色の水面が空の青をぐっと低く押さえ込んで、落ち着いた冷たさになる。右岸の雪はまだ溶け切っていなくて、ガレ場は荒々しくて生々しい。

    でもいちばん惹かれたのは、遠くのあのひとすじの金色。ちょうど山頂の木々の先にだけ陽が当たっていて、舞台の照明が最後列だけを照らしてるみたい。谷底はまだ影の中で、「冷たさと暖かさの境目」みたいな感じがして、時間が止まったようだった。静かに待っているような感覚。

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    猊鼻渓の遊覧船では、船頭さんが船を漕ぎながら歌を歌ってくれます。両側の渓谷と山いっぱいの紅葉の景色が本当に美しかったです🍁

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