行く前に、日本で最も積雪量が多い場所をネットで調べた。そして最も寒い2月を選び、一人で「肘折温泉」にやって来た。
幼い頃から温暖な国で育った私にとって、真っ白な雪は幻想的で奥ゆかしく、詩や絵のような存在だ!
ここに来ても温泉には入りたいと思わず、ただひたすら雪の中を歩いた。まったくスキーができない私は、スキー客について歩きながら「今からスキーに行くんだ!」と想像していた。あの凍てつく空気、あの純白の清らかさ、あのきめ細かく柔らかでありながら硬くもある雪に、南国から来た私は我を忘れた。雪国のすべてが忘れられない!




