庄川峡

五箇山から砺波市南部にわたって続く峡谷。山間を縫うようにして流れる庄川を遊覧しながら、四季折々で表情を変える大自然を満喫できる。

庄川は岐阜県の山間部に源を発し、富山県へと注ぐ一級河川。世界文化遺産にも登録され、日本の原風景が残る場所として知られる五箇山・相倉・菅沼合掌造り集落を通り抜け、富山湾へと流れ出す。

なかでも山間に深く刻まれて川が蛇行する庄川峡は景勝地として知られ、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、さまざまな光景を楽しむことができる。庄川峡の観光拠点となる庄川水記念公園には足湯や展望台、資料館のほか、飲食店や特産店などが点在。川沿いには遊歩道が続き、自然の景観美を堪能しながらゆったりと散策できる。

なかでも人気なのが、峡谷が織りなす絶景を水面から堪能する庄川遊覧船。小牧ダム付近の桟橋から大牧温泉までの間を往復する約1時間のコースと途中の長崎橋で引き返す約25分のコースがあり、美しい光景を楽しむことができる。