【伊勢神宮の観光ガイド】日本の文化と信仰を感じる神秘的な体験を
日本の神社の中でも、屈指の人気と格式を誇る「伊勢神宮」。 数多くの参拝客で賑わう「伊勢神宮」は日本人だけでなく、外国人観光客からも訪れたい場所として高く評価されている。 この記事では、そんな「伊勢神宮」の見どころや基本的な知識などを紹介する。 参拝前に知っておきたい作法とマナーも紹介するので、「伊勢神宮」観光の前に参考にしてほしい。
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「女性の願いならひとつは叶えてくれる」という石神さんのご利益を授かりたい。
参道を抜けた奥、閑静な森の中にたたずむ「神明神社」は、相差の氏神様で、天照御大神を祀っている。神社の隣には、楠の枯れた古木があり、「長寿を守る」神木として崇められている。中は洞穴になっており、戦いに敗れた源氏の兵士がこの楠の洞穴に身をおいたとも伝えられる。
神明神社の支社にあたるのが、女性の願いならひとつは叶えてくれるという石神社で、通称「石神さん」。ここに祀られている玉依姫命は、海の守護神である大海神を父にもち、神武天皇の母でもあった。縁結びや安産など女性関連のご利益も多いとされ、海女さんが多いこの地では、古くから女性たちがお参りしてきたという。
お守りには、独特の格子と星印が描かれている。これは、相差の海女さんたちが、海の魔物や災難から身を守るために、おまじないとして磯着に描いていたもの。ドーマンといわれる格子は、たくさんの目で魔物を怯ませるための柄。星印はセーマンと呼ばれ、星は一筆書きで必ず最初に戻ってくることから、潜っても戻ってこられるという願掛けになっていた。