
1970年代に、但馬地方を最後に野生では絶滅したとされる、国の特別天然記念物コウノトリ。しかしロシアや中国などから譲り受け、人工飼育・繁殖によって、少しずつ国内での飼育数を増やしてきた。また近年は、野生化の取り組みも続けられ、すでに250羽以上のコウノトリが自然界で暮らしている。
兵庫県立コウノトリの郷公園は、そんなコウノトリの保護と増殖、野生化を目的とする総合的な施設として、1999年に設立された。公開エリアでは観光客も観察が可能なので、散策路を歩きながら間近に飼育コウノトリを見ることができる。また近隣で暮らしている野生コウノトリが飛来することがあるので、運が良ければ見られるかもしれない。
併設されている豊岡市立コウノトリ文化館では、コウノトリの生態や自然復帰のための歴史について学ぶことができる。またコウノトリが生育できる自然環境、すなわち人と自然が共生できる環境について理解を深めるため、さまざまなイベントも随時開催されている。
ポイント
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いったんは絶滅した国の天然記念物コウノトリ。
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しかし保護・育成の努力により、ふたたび数を増やしている。
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公園では飼育されているコウノトリを間近に観察できる。
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周辺には野生化したコウノトリも飛来する。
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コウノトリが生育できる自然環境について学ぶことができる。
写真
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コウノトリが間近に観察できる
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繁殖ペアが暮らすドーム型ケージ
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見学だけでなく調査・研究のための施設もある
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豊岡市立コウノトリ文化館の展示室
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野生にもどったコウノトリが飛来することも
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 兵庫県立コウノトリの郷公園
- 郵便番号
- 668-0814
- 住所
- 兵庫県豊岡市祥雲寺128
- 電話
- 0796-23-5666
- 定休日
- 月曜日(休日の場合はその翌日)、12月28日~1月4日
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 料金
- 無料
- アクセス
- JR「豊岡」駅から全但バスで「コウノトリの郷公園」下車すぐ
- クレジットカード
- 使用不可
- 公式サイト
- 公式サイト(日本語)