佐渡の金山の中で最も規模が大きく、江戸時代初期から1989年まで採掘が続けられた「相川金銀山」。北沢地区にある「北沢浮遊選鉱場跡」は、戦時体制に伴う金銀の大量増産に対応するべく整備された選鉱所の遺構。昭和初期の建築物が今も残り、貴重な産業遺産として国の史跡に指定されている。
銅の製造過程に用いられていた浮遊選鉱法を日本で初めて金銀の採取に応用した施設で、当時は「東洋一の浮遊選鉱場」とうたわれた。階段状になった建物はコンクリートの骨組み部分だけが残り、その姿が古代ローマ遺跡やアニメ映画を思わせるとSNS等で話題に。選鉱場のほか、シックナー(濃縮器)やレンガ造りの発電所といった施設も見ることができる。
4月から翌1月にかけては夜間のライトアップを実施。色彩豊かなLED照明によって暗闇の中に建物が浮かび上がり、そのスケールと幻想的な雰囲気は圧倒的。敷地内には選鉱場を一望でき、自社養豚の佐渡島黒豚を使ったメニューを提供するカフェが営業。
ポイント
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国史跡に指定される産業遺産。
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佐渡金山の大量増産のために建設された施設。
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コンクリートの骨組みだけが残る外観が話題に。
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4月~翌1月には夜間のライトアップを実施。
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敷地内のカフェからも施設を一望できる。