志布志麓庭園 福山氏庭園

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

志布志麓庭園 福山氏庭園

江戸時代の薩摩の武家文化をいまに伝える歴史庭園。

更新 :
監修 : 志布志市

江戸時代末期、志布志麓の武家の中でも最も高い地位にあった福山氏。その格式を今に伝えるのが福山氏庭園だ。薩摩藩の防衛拠点として各地に置かれた武家屋敷群(麓)の一つである志布志麓。その中でもひときわ広く、風格ある屋敷と庭園が残る貴重な文化財で、国指定名勝「志布志麓庭園」を構成する庭園のひとつとなっている。

主屋前には築山を巡らせた枯山水の庭が広がり、サツキやモミジ、イヌマキなどの植栽が四季折々に彩りを添える。築山越しには宝満寺の山並みが借景として組み込まれ、自然と一体化した美しい眺望を楽しむことができる。老朽化により2017年から始まった本格的な主屋の修復工事は2024年3月に完了。古写真や記録をもとに往時の姿が丁寧に復元され、同年7月から一般公開されている。

敷地内には蔵をはじめとする主屋以外の建物も残され、当時の武家の暮らしを想像させる。さらに、戦国時代の武士が嗜んだ弓術遊戯「四半的(しはんまと)」も体験可能。座ったまま矢を放つスタイルで、子どもや高齢者も気軽に楽しめる。春の新緑や秋の紅葉も見応え十分。歴史と自然が息づくこの庭園は、志布志麓の町並みとともにじっくりと味わいたい。

ポイント

  • 薩摩藩の武家集落、志布志麓の中で最も高い地位にあった福山氏の屋敷と庭園を公開。
  • 国指定名勝「志布志麓庭園」を構成する庭園のひとつ。
  • 築山枯山水の庭園にはサツキや紅葉などが植栽され、四季折々の景観も見事。
  • 2024年3月に主屋の修復工事が完了、一般公開がスタートした。
  • 武家屋敷の建物配置なども見られ、当時の暮らしぶりが伺える。

写真

  • 庭に面した主人の部屋。刀傷などが残り、当時の様子が伺える

    庭に面した主人の部屋。刀傷などが残り、当時の様子が伺える

  • 修復時に使用した木の色をそのままにすることで江戸時代の木と見比べることができる

    修復時に使用した木の色をそのままにすることで江戸時代の木と見比べることができる

  • 修復の際に発見された大工の覚書など、貴重な資料を展示

    修復の際に発見された大工の覚書など、貴重な資料を展示

  • 釘隠しの細工にも注目

    釘隠しの細工にも注目

  • 当時のままの植栽で再現された庭園は、武士の鍛錬の場所でもあったと伝わる

    当時のままの植栽で再現された庭園は、武士の鍛錬の場所でもあったと伝わる

  • 座ったまま弓を射る四半的体験(1回300円)も可能

    座ったまま弓を射る四半的体験(1回300円)も可能

公式FAQ

よくある質問に対する掲載施設の回答です。

Q

エリア内で利用可能な無料Wi-Fiはありますか?

A

なし。

Q

トイレはありますか?

A

あり。

Q

駐車場はありますか?

A

あり。

口コミ

基本情報

日本語名称
福山氏庭園
郵便番号
899-7102
住所
鹿児島県志布志市志布志町帖6413番地
電話
099-401-4849
定休日
月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
時間
9:00〜17:00
料金
入園無料、四半的体験1回300円
アクセス
JR日南線「志布志」駅から車で約5分
公式サイト
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