北畠神社

1643年に「北畠八幡宮」として創建した山間部にある神社で、杉の巨木が立ち並ぶ厳かな雰囲気が印象的。14世紀に成立した軍記物語「太平記」に記されている北畠顕能を主祭神として北畠親房・北畠顕家という、3人の武将をご祭神に祀ることから、歴史マニアらも数多く参拝に訪れる。

境内には、国の史跡に指定されている「北畠氏館跡庭園」があり、枯山水と池泉回遊式を組み合わせた様式美は、三重県屈指の名園との呼び声が高い。モミジなどの木々が随所に植生されていて、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の美しい花風景も楽しむことができる。

授与品は、霧山城跡の御城印のほか、季節限定で提供されるミツマタ和紙を用いた特別朱印「春もうで」（春）・「もみじもうで」（秋）もチェック。

また徒歩でアプローチできる「美杉ふるさと資料館」にも立ち寄って、北畠氏の歴史や庭園の成り立ち、南朝文化についての知識を学ぼう。