駅から小倉城へ歩いて向かう途中、庶民の暮らしが感じられる魚町銀天街を通る。ここは日本で最も早く造られたアーケード商店街の一つであるだけでなく、地域の濃厚な歴史的特色も受け継いでいる。
夏に訪れた際、ちょうど年に一度の貴重な催し、毎年7月に行われる小倉祇園祭に出会った。その夜は、地元名物の鉄鍋餃子の老舗「小倉鉄なべ 総本店」を選んで食事をした。窓際の席では、皮がパリパリでジューシーな看板餃子を味わえるだけでなく、ガラス越しに外のにぎやかな祭りの行列が目の前を通り過ぎるのを眺めることもでき、臨場感たっぷりだった。
ゆっくりした旅が好きで、小さな街の地元文化を深く探訪したい旅行者には、ここを歩いて、北九州のありのままの日常と祭りの人情味を感じてみることを強くおすすめする。祭りの熱気に満ちたあの夜を、今でも覚えている。







