
提供:2025年日本国際博覧会協会
どこに行くべきかわかる!大阪・関西万博で注目すべきパビリオン25選
「大阪・関西万博」の会場は約155ha、展示館であるパビリオンは180以上。
2日かけても全てのパビリオンを回れないほど、会場は広くパビリオンの数も多い。
そのため、どんなパビリオンがあり、各パビリオンでどんな体験ができるかを把握するのは難しい。
でも安心してほしい。この記事を読めば注目・お勧めのパビリオンと、各パビリオンでどんな体験ができるかがわかる。
パビリオンの魅力と合わせて入場方法と営業時間についても紹介しているが、内容は変更される可能性がある。チケット購入後や訪問前には、大阪・関西万博の公式サイトか各パビリオンの公式サイトで最新情報も必ずチェックしよう。(本記事の情報は2025年4月21日時点の情報に基づく)
大阪・関西万博を満喫するために、ぜひ記事の内容を参考にしてほしい。
事前に知っておきたいパビリオンの入場方法
まず知っておきたいのは、パビリオンには「予約が必要なタイプ」と「予約不要で入れるタイプ」があるということ。
シグネチャーパビリオンや国内パビリオン(企業パビリオン含む)は、基本的に予約が必要となる。一方で、海外パビリオンの多くは予約不要で入場できる。
また、予約が必要となるパビリオンでも、一部エリアは自由入場できる場合もある。
パビリオンの魅力や見どころだけでなく予約制かどうかも、事前に把握しておこう。
予約が必要なパビリオンの入場方法
予約制のパビリオンには、「事前予約が必要なタイプ」と「当日予約が可能なタイプ」の2種類がある。
パビリオン内の施設や体験ごとに、予約方法が異なる場合もあるため、注意してほしい。
事前予約できるパビリオンの場合
事前予約が必要なタイプは、チケットを購入し来場日時予約を行なった後、以下3つのタイミングで予約可能だ。
- 2か月前抽選
- 来場日時予約をした日の3か月前から2か月前の前日まで
- 7日前抽選
- 来場日時予約をした日の1か月前から8日前まで
- 空き枠先着予約
- 来場日時予約をした日の3日前から前日の午前9時まで
当日予約が可能なパビリオンの場合
来場当日、以下いずれかの方法で予約を行う。
- 入場から10分後に、スマートフォンでEXPO2025デジタルチケットサイトにログインして予約
- 「パビリオン/イベント当日登録センター」や6箇所の案内所に設置された当日登録端末機を使用して予約
なお、当日予約できるのは1回につき1つのパビリオンのみ。
予約したパビリオンに入場しない限り、次の予約はできない点には注意してほしい。

予約不要のパビリオンの入場方法
予約不要なパビリオンは、先着順での入場または自由入場となる。
ただし、自由入場でも、混雑時は入場制限がかかる場合がある。

日本で注目を集める大阪・関西万博の見どころ5選
お勧めのパビリオンを紹介する前に、日本で話題となっている大阪・関西万博の見どころを紹介していこう。
これから紹介する見どころを中心に、大阪・関西万博を巡るプランを立ててみてはいかがだろうか。
1. GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION「実物大ガンダム像」
株式会社バンダイナムコホールディングスのパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」に展示される、高さ約17mの実物大ガンダム像が、日本でも大きな話題となっている。
関西地方では初登場となる実物大ガンダム像は、2024年10月23日に頭部を胴体にドッキングする「上頭式」を実施。
片膝を立てて腕を大きく上げるポーズは、宇宙と未来を見据え、人類と共に新たな宇宙時代を切り開くという意味が込められている。
2. 大阪ヘルスケアパビリオン「ミライ人間洗濯機」
1970年の大阪万博で展示され、注目を浴びた「人間洗濯機」だが、製品化には至らなかった。
それから50年が経ち、2025年の大阪・関西万博では、大阪ヘルスケアパビリオンにて、さらに進化を遂げた「ミライ人間洗濯機」が展示される。
ミライ人間洗濯機は、カプセル型の機械の中に人が入り、センサーで生体データを測定。年齢層に合わせた水流で、身体を自動で洗ってくれる。

3. 日本館「火星の石」
大阪・関西万博で初めて一般公開される「火星の石」。
これは2000年に日本の観測隊が南極で発見した隕石で、数万年前に火星から飛来したものとされている。
高さ17.5cm、幅29cm、重さは12.7kgとラグビーボールぐらいの大きさで、火星の隕石としては世界最大級。
日本館には、この火星の石のサンプルに触れられるコーナーも設けられる予定だ。

4. アメリカパビリオン「月の石」
「共に創出できることを想像しよう」をテーマに、アメリカが出展している「アメリカパビリオン」。
宇宙探査を体験できるコンテンツもあり、中でも注目を集めているのが「月の石」がだ。
1970年の大阪万博で展示されたものとは異なり、今回は1972年に採取された月の石が展示されている。
推定37億年前のもので、凹凸のある石の表面を見ていると、月がどんな場所なのか想像が膨らむ。
この展示は、アメリカと日本が協力して宇宙開発を進めてきた友好の証でもある。

5. PASONA NATUREVERSE「iPS心臓」
PASONA NATUREVERSE で展示される、iPS細胞から作られた「ミニ心臓」も注目を集めている。
直径約3cmの小さなサイズで、人間の心臓に似た形となっている。
実際の心臓の構造や機能は再現していないものの、鼓動する様子を観察できる予定だ。
さらに、PASONA NATUREVERSEでは、心臓病の新たな治療法として期待されている「心筋細胞シート」も展示される。

大阪・関西万博の目玉!8つのシグネチャーパビリオン
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を、各界で活躍中のプロデューサー8人が各自の視点からメッセージを発信するシグネチャーパビリオン。
会場の中央に設置されており、大阪・関西万博のテーマを具現化する、目玉とも言えるパビリオンだ。
1. Better Co-Being
慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章(みやた ひろあき)がプロデューサーを務める、「いのちを響き合わせる」をテーマにしたシグネチャーパビリオン。
会場の中心にある「静けさの森」の一角にあり、来場者はグループを組み、3つの共鳴体験を共にする。
具体的には、以下3つのセクションが設けられる予定だ。
- シークエンス1:「人と人との共鳴」をテーマに、何を通して人と人が繋がるかを再認識する体験ができる
- シークエンス2:「人と世界の共鳴」をテーマに、より良い未来のシンボルである「虹」を作り出し、世界との繋がりを感じられる体験ができる
- シークエンス3:「人と未来の共鳴」をテーマに、来場者の体験を重ねた未来のイメージを、映像アートを中心に五感体験として創出
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 45分

2. いのちの未来
ロボット工学の第一人者・石黒 浩(いしぐろ ひろし)がプロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン。テーマは「いのちを拡げる」だ。
メイン展示「50年後の未来」では、人間とアンドロイドが共存し、高度なテクノロジーを使用したプロダクトが日常に溶け込んだ社会を体験できる。
日本の心を宿す「ヤマトロイド」、日本の高度な技術・文化を愛する「アスカロイド」、石器時代や神社をイメージした「ペトラ」など、様々なアンドロイド・ロボットと触れ合える予定だ。
その他にも、日本の豊かな歴史と文化を体験できる「いのちの歩み」や、1,000年後の世界をイメージした幻想的な空間で、肉体という制約から解き放たれた人の姿と出会う「1000年後のいのち"まほろば"」など見どころが満載。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 60分

3. いのちの遊び場 クラゲ館
音楽家・数学研究者・STEAM教育家の中島さち子がプロデュースする、「いのちを高める」をテーマにしたシグネチャーパビリオン。
命や創造性を象徴する”揺らぎのある遊び”を持つクラゲをコンセプトにしており、建物の屋根はクラゲをモチーフにした特徴的な外観となる。
施設内には、植物と遊具が点在する「プレイマウンテン」や、感覚と創造性が溢れ出す「五感の遊び場」など、子どもから大人まで全身と五感で遊べる様々なスポットが点在。
多彩な音楽や踊りを楽しめるシグネチャーイベントや、大阪・関西万博のテーマに合わせたワークショップも開催される予定だ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・一部自由入場エリアあり - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 37分
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いのちの遊び場 クラゲ館の完成イメージ (ⒸsteAm Inc. & Tetsuo Kobori Architects All Rights Reserved)
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いのちの遊び場 クラゲ館の展示イメージ (ⒸsteAm Inc. & Tetsuo Kobori Architects All Rights Reserved)
4. null²
「いのちを磨く」がテーマのシグネチャーパビリオン。プロデューサーはメディアアーティストの落合陽一(おちあい よういち)が務める。
その外壁は鏡面状の外装膜で覆われており、周囲の風景を映し出すだけでなく、ところどころが揺らぎ、これまでにない物質感と出会える。
施設内は鏡となったLEDモニターに囲まれており、来場者のアバターを映すことで自分自身と対話する、不思議な体験を楽しめるだろう。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 30分

5. いのち動的平衡館
生物学者・作家の福岡伸一(ふくおか しんいち)がプロデュースする、「いのちを知る」をテーマにしたシグネチャーパビリオン。
施設内には、互いに補いながら分解と合成を繰り返す、生命の「動的平衡」を体験できる空間が広がる。
大規模なシアターシステムと32万個のLED電球による、光の粒子が創り出す芸術的空間では、自らも動的平衡の中にあることを感じられるだろう。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 15分

6. いのちめぐる冒険
「いのちを育む」をテーマにした、アニメーション監督「河森 正治」がプロデュースするシグネチャーパビリオン。
このパビリオンでは、最先端のテクノロジーを用いた4つの展示を楽しめる。
最新のMR・VRを使用して、30人が同時に体験する現実世界と仮想空間が融合した映像を楽しめる「超時空シアター」、音楽・映像・振動がシンクロする没入型空間で遊べる「ANIMA!」、4m四方の巨大なスクリーンに映し出す超高精細映像を見られる「宇宙の窓」、普段は目に見えない物質循環のプロセスを感じられる「無限メタモルフォーゼ」はいずれも魅力的だ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・一部自由入場エリアあり - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 50分

7. EARTH MART
放送作家・京都芸術大学副学長「小山薫堂」がプロデューサーを務める、「いのちをつむぐ」をテーマにしたシグネチャーパビリオン。
食を通じていのちを考える、空想のスーパーマーケットをコンセプトに、「いのちの売り場」と「みらいの売り場」の2つのセクションから成る。
新しい食べ方と向き合う体験や次の時代に残したい「食べ方」を発見できる展示となる予定だ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 40分
-
EARTH MARTの完成イメージ
-
EARTH MARTの展示イメージ
8. Dialogue Theater –いのちのあかし–
映画作家「河瀨直美」がプロデュースする「いのちを守る」をテーマにした、シグネチャーパビリオン。
対話を通じて世界のあらゆる場所で起こる分断を明らかにし、解決を試みる実験場だ。
シンボルとなるイチョウの木を中心に、京都や奈良の里山を再現した憩いの空間にある2つの廃校がその会場となる。
会場ではスクリーンに映し出された人と来場者が2人で、テーマだけが設定された脚本のない対話を試みる。開催期間中に行われる対話は1,840回。
対話者は募集中なので、参加してみてはいかがだろうか。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順
・一部自由入場エリアあり - 営業時間
- 9:30 〜 20:55
- 所要時間
- 55分

開催国・地域が出展する「国内パビリオン」4選
開催国である日本、開催地である関西・大阪、そして大学や企業などが一体となって出展する4つの国内パビリオンを紹介しよう。
まだ知らない日本の文化や歴史、関西地方の魅力を体験できるはずだ。
1. 日本館
日本の経済産業省が出展する、「循環」をテーマに誕生したパビリオン。
建物自体も入り口と出口、内と外を分けずに融合しており、テーマを体現している。
以下3つのエリアから成り、ごみが水や素材など利用可能なものへと循環していく様子を楽しめる。
- プラントエリア:会場が出たごみが分解され、水へと姿を変える様子を体験できるエリア
- ファームエリア:日本のカーボンリサイクル技術で、水から素材が生まれるエリア
- ファクトリーエリア:日本の伝統的なものづくりの心と技術を受け継ぐプロダクトと出会えるエリア
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
※9:30 〜 10:30、19:30 〜 20:30については予約なしで入場可 - 営業時間
- 9:30 〜 21:00
- 所要時間
- 40分

2. ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
内閣府・経済産業省・リシュモン ジャパン株式会社 カルティエ・博覧会協会が出展するパビリオンで、コンセプトは「When women thrive, humanity thrives ~ともに生き、ともに輝く未来へ~」。
パビリオンを通して、世界と日本における女性の活躍状況、女性が活躍するための取り組みを発信。
舞台美術家「エズ・デブリン」が手掛けるメインコンテンツは、女性たちの体験や視点を通して、持続可能な未来を志すことを来場者に呼びかける。
さらに、パビリオンの2階では対話型イベントを開催する予定だ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 30分

3. 大阪ヘルスケアパビリオン
開催地である大阪の産学官が出展する「REBORN」をテーマにしたパビリオン。
25年後の自分の姿のアバターを作り、そのアバターと一緒に次の世代の技術や食品などを体験できる。
バーチャル空間で人生ゲームを遊べたり、360度シアターでモンスターハンターの世界を体験できたり、宇宙ステーションのシャワーを体験できたりと、子供から大人まで楽しめる展示だ。
その他にも、大阪の食と文化の魅力を発信する展示などもあり、見どころが多い。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順
・一部自由入場エリアあり - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 60分
-
大阪ヘルスケアパビリオンの完成イメージ(提供:<公社> 大阪パビリオン)
-
25年後の自分の姿をしたアバターに出会える(提供:<公社> 大阪パビリオン)
4. 関西パビリオン
主に関西地方に属する滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島・福井・三重の9府県が、「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに出展。
関西地方の豊かな自然・文化・技術を紹介する、まだ見ぬ関西の魅力に出会えるパビリオンだ。
灯籠をイメージした六角形の外観で、中央に関西全体を、周辺に参加府県のブースを配置。それぞれのブースで、各府県の魅力を体験してみよう。
- 入場方法
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・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:15 〜 21:00
- 所要時間
- 60分
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関西パビリオンの完成イメージ (提供:関西広域連合)
-
関西の各府県の魅力を体験してみよう (提供:関西広域連合)
民間パビリオン・未来社会ショーケースで注目のパビリオン5選
企業が出展するパビリオン、最先端の技術・システムと、新しい社会・未来の社会を体感できる「未来社会ショーケース」の中でも、特に注目度が高いパビリオンを5つに絞って紹介しよう。
1. GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION
話題の実物大ガンダム像がある、株式会社バンダイナムコホールディングスが出展するパビリオン。
ガンダムを通して、世界中の人々と繋がり、共に未来を考えるきっかけの場となることを目指している。
ガンダムシリーズを通して描く「宇宙の暮らし」や「実現していない科学技術」を、8つの空間を通して表現する。臨場感のある新規映像も見どころのひとつだ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 50分

2. 未来の都市
長さ約150mと広大なパビリオンでは、様々な課題を解決した未来の都市を体験できる。
施設内には15つのアトラクションがあり、施設を入ってすぐの場所には、地球の誕生から未来へと繋がる物語を大規模なスクリーンで表現するテーマ展示がある。
テーマ展示のエリアを進むと、3D空間が見える4つの「3D CUBE」が並ぶ空間へ。ここでは、未来のエンターテインメントやアートを想像するきっかけに出会える。
その他にも未来の都市や社会を想像・体験できる、アトラクションが待ち受けている。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:20 〜 21:00
- 所要時間
- 35分

3. PASONA NATUREVERSE
株式会社パソナグループが出展する、「からだ」「こころ」「きずな」の3つをテーマにした展示を楽しめるパビリオン。
施設内は「いのちの歴史ゾーン」「からだゾーン」「こころ・きずなゾーン」の3つから成る。
見どころは、iPS細胞で作られた「ミニ心臓」や「iPS心筋シート」などの最新医療技術の展示だ。
ナビゲーションは、アニメのキャラクターである「鉄腕アトム」と「ブラックジャック」が務める。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 30分
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PASONA NATUREVERSEの完成イメージ
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パビリオン内の「未来の医療 ~リモート操作による空飛ぶ手術室~」のイメージ
4. 三菱未来館
三菱グループが出展する、「いのち輝く地球を未来に繋ぐ」をコンセプトにするパビリオン。
建物は地下1階から地上2階の3階建てとなっており、地下1階が入り口となっている。
2階に設置されたシアターの大画面に流れる没入感溢れる映像で、深海から宇宙までの旅を体験。
地上に浮かんでいるかのような浮遊感溢れる外観も見どころのひとつだ。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 60分

5. NTT Pavilion
NTTグループが手掛けるパビリオンのテーマは「PARALLEL TRAVEL」。
2030年に社会実装を目指す、次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」。
IOWNとは、光技術を用いて、大容量・低遅延・低消費減力のネットワークを実現する基盤のことだ。
この新しい情報通信基盤によって、離れた空間に存在する人やものの感覚を共有する体験ができる。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・自由入場 - 営業時間
-
9:00 〜 21:00
※要予約エリアは10:00 〜 21:00 - 所要時間
- 30分

話題を集めている海外パビリオン7選
大阪・関西万博では、海外パビリオンにもぜひ足を運んでほしい。
数ある海外パビリオンの中でも、開幕から行列ができるほど人気が高いパビリオンを紹介しよう。
1. アメリカパビリオン
この記事でも紹介した「月の石」が展示されているアメリカパビリオンには、他にも見どころが盛り沢山。
パビリオンの中心には、空中に浮かぶように見える「キューブ」と呼ばれる施設があり、内部は正方形の空間となっている。
壁3面と天井一面がスクリーンとなっており、ロケットの打ち上げ映像が映し出される。
最新技術を駆使した映像や音により、まるで自分がロケットへ搭乗して宇宙へ飛び立つような臨場感を味わえる。
このような宇宙探査をテーマにした体験型展示が、アメリカパビリオンの大きな魅力だ。
- 入場方法
- 先着順
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 25分

2. 北欧館(フィンランド共和国)
「北欧と共に、より良い明日へ」をテーマに掲げる北欧館は、デンマーク・アイスランド・ノルウェーなど5カ国が共同で出展されている。
北欧のデザインとサスティナビリティを体現した木造建築が特徴で、使用する資材には日本産の木材を採用。
主に展示エリアとショップ、レストランから成る。展示エリアは高さ6m以上の開放的な空間に、廃棄予定の米から作られた紙のスクリーンが吊るされている。
スクリーンに北欧の自然や日常が映し出されるだけでなく、香りや湿度での演出もあり、五感で北欧を体験できる。
また、北欧の伝統的料理が味わえるレストラン「The Nordic Food Bar」も見逃せない。
- 入場方法
- 自由入場
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 20分

3. フランスパビリオン
「愛の讃歌」がテーマのフランスパビリオンは、劇場をモチーフにしたゴージャスな外観が一際目を引く。館内では日本とフランス、様々な”愛”を感じられる多彩な展示を楽しめる。
入場してすぐの場所には、スタジオジブリの名作「もののけ姫」のワンシーンを再現した、高さ5mの巨大なタペストリーが展示されており、来場者を圧倒する。
LOUIS VUITTONの展示室には、ブランドの象徴であるモノグラムのトランクが135個も並べられ、開かれたトランクの内部には、アトリエで作業する職人たちが映し出されている。
その他にも「DIOR」「CELINE」の展示など、フランスを代表するブランドの展示も充実。
- 入場方法
- 先着順
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 25分

4. UAEパビリオン
UAE(アラブ首長国連邦)パビリオンのテーマは「大地から天空へ」。
文化的遺産やUAEの国々の砂、ソーラーパネルを模したモニター、伝統工芸、ヤシの木で造られたロケットのオブジェなど、様々な展示を通じてUAEの伝統・文化・精神性・環境を知ることができる。
UAEが歴史や伝統と革新的な技術を繋ぎ、未来を築こうとしている姿を映像が映し出される空間も。
他にもUAEの伝統文化を感じられるグッズが揃うショップや、UAEの伝統料理を楽しめるレストランもあり、見どころは尽きない。
- 入場方法
-
・事前予約
・先着順
・自由入場 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 15分

5. ペルーパビリオン
マチュピチュやナスカの地上絵など、ユネスコ世界遺産に登録された数々の名跡で知られるペルー。
その魅力を体感できるのが、「無限の可能性」をテーマに掲げるペルーパビリオンだ。
館内には、5,000年にわたる古代文明の遺物や資料を展示している。
4月13日~7月12日の期間は、モチェ文化の栄華と芸術性を感じられる「シパン王の宝飾展」を開催。
そして、7月13日~10月13日には、神秘的な地上絵や独特の土器を通してナスカ文化の神秘的な魅力に触れる「ナスカ文化展」へと内容が切り替わる。
さらに、ワールドトラベルアワードで何度も「世界有数の美食デスティネーション」に選ばれたペルー料理やドリンクの試食・試飲も可能だ。
- 入場方法
- 自由入場
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 15分

6. イタリアンパビリオン
イタリアパビリオンでは、他のパビリオンでは見られない実物の芸術作品や歴史遺産が展示されている。
中でも注目は、日本初公開となる古代ローマ時代の大理石彫刻「ファルネーゼ・アトラス像」だ。
さらに、バロック期の巨匠「カラヴァッジョ」の名画「キリストの埋葬」や、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の直筆スケッチ「アトランティック・コード」も登場。
その他にも、歴史・芸術・科学など、多彩なジャンルの展示が来場者を魅了している。
- 入場方法
-
・事前予約
・当日予約
・先着順 - 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 30分

7. サウジアラビアパビリオン
日本館に次いで、会場内で2番目の広さを誇る「サウジアラビアパビリオン」。
サウジアラビアの石材を使った建物がいくつも立ち並び、文化・自然・都市開発など多彩なテーマで展示が行われている。
なかでも注目は、巨大な未来都市プロジェクト「NEOM」の紹介や、映像やインタラクティブ技術を駆使した体験型展示だ。
パビリオンの中央には中庭が広がり、音楽やダンスなどのライブパフォーマンスを随時開催。
さらに、本場のサウジアラビア料理を味わえるレストランや、アラビアンコーヒーを体験できるカフェも併設されており、五感でサウジアラビアの魅力を体験できるパビリオンとなっている。
- 入場方法
- 自由入場
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00
- 所要時間
- 25分

予約不要・自由入場可能な穴場!コモンズA〜D
複数の国や地域が同じ建物内でパビリオンを出展している共同館「コモンズ」。
コモンズはA〜Fの6棟あり、約90の国・地域のパビリオンを楽しめる。
※2025年4月時点では、コモンズEの展示内容は未発表。
各パビリオンの規模は小さいが、その国・地域の産業や技術、文化などを展示や体験を通じて知ることができる。
コモンズの数あるパビリオンの中でも、特に以下2つのパビリオンは話題を集めている。
- ジャマイカ(コモンズB)
-
・ボブ・マーリーとウサイン・ボルトの等身大レプリカのフォトスポットで記念撮影
・名物料理「ジャークチキン」を味わえる - イエメン(コモンズD)
- 現地の市場を再現した空間で、アクセサリーなどの購入やキーホルダーに古代アラビア語で名前を書いてもらう体験ができる
各コモンズで出展しているパビリオンは以下の通りだ。
- コモンズA
- 北マケドニア共和国/ルワンダ共和国/モーリシャス共和国/マラウイ共和国/ボリビア多民族国/ブルンジ共和国/バルバドス/パラオ/パプアニューギニア独立国/バヌアツ/トンガ/トリニダード・トバゴ共和国/ソロモン/セントルシア/セントクリストファー・ネービス/セーシェル共和国/スリランカ/スリナム共和国/サモア/コモロ連合/コソボ共和国/ケニア共和国/グレナダ/キルギス/ギニアビサウ共和国/ガーナ共和国/エスワティニ王国/ウガンダ共和国/イエメン
- コモンズB
- 東ティモール民主共和国/中央アフリカ共和国/レソト王国/モーリタニア・イスラム共和国/ミクロネシア連邦/ベナン共和国/フィジー共和国/パラグアイ共和国 ハイチ共和国/ナウル共和国/ドミニカ共和国/ツバル/チャド共和国/タンザニア連合共和国/ソマリア連邦共和国/セントビンセント及びグレナディーン諸島/ジンバブエ共和国/ジャマイカ/ジブチ共和国/シエラレオネ/ザンビア共和国/コートジボワール共和国/ガンビア共和国/ガイアナ協同共和国/カーボベルデ共和国/エチオピア連邦民主共和国
- コモンズC
- モンテネグロパビリオン/パナマパビリオン/スロベニアパビリオン/スロバキアパビリオン/サンマリノパビリオン/クロアチアパビリオン/グアテマラ/ガボンパビリオン/ウルグアイパビリオン/ウクライナ/イスラエルパビリオン
- コモンズD
- 南スーダン共和国/赤道ギニア共和国/リベリア共和国/ラオス人民民主共和国/モンゴル国/モルドバ共和国/マリ共和国/マダガスカル共和国/マーシャル諸島共和国/ホンジュラス共和国/ベリーズ/ブルキナファソ/ブータン王国/パレスチナ パキスタン・イスラム共和国/ナイジェリア連邦共和国/トーゴ共和国/タジキスタン共和国/スーダン共和国/サントメ・プリンシペ民主共和国/コンゴ民主共和国/キューバ共和国/ギニア共和国/カメルーン共和国/アンティグア・バーブーダ
- コモンズF
- ブルネイ・ダルサラーム国/カザフスタン館/アルメニアパビリオン
コモンズはいずれも予約不要かつ自由入場。広い会場を自分のペースで自由に見て回れるのが魅力だ。
まだ訪れたことがない国や地域の文化を楽しめるため、まるで”世界旅行”しているような気分になれるだろう。
- 入場方法
- 自由入場
- 営業時間
- 9:00 〜 21:00

大阪・関西万博のパビリオンに関するよくある質問
Q
パビリオンって何?
万博の展示館のことです。パビリオン内で様々な展示や体験を楽しめます。
Q
シグネチャーパビリオンって何?
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を、日本の各業界で活躍する8人のプロデューサーが、それぞれの視点からメッセージを発信するパビリオンです。
まとめ
日本で話題になっている大阪・関西万博の見どころ、注目・お勧めのパビリオンと各パビリオンでどんな体験ができるかを紹介してきた。
記事を参考に、気になるパビリオンをピックアップして大阪・関西万博を巡れば、きっと満足行く体験ができるだろう。
大阪・関西万博の基本情報をはじめとする、様々な情報をまとめた、こちらの記事も併せてチェックしてみよう。