
【ムーミンバレーパークガイド】ムーミンの物語の世界を追体験できるテーマパーク
フィンランドの人気キャラクター・ムーミンの物語の世界に入り込める「ムーミンバレーパーク」は、東京から約1時間で行けるテーマパーク。
実は、ムーミンのテーマパークがあるのは、フィンランド以外では日本だけ。
物語に出てくる建物が忠実に再現されており、写真を撮るのはもちろん、物語を追体験するアクティビティが満載で、子どもから大人まで楽しめる人気スポットだ。
本記事では、物語を知らない人でも満喫できる「ムーミンバレーパーク」の魅力をたっぷりとご紹介しよう。
「ムーミンバレーパーク」とは?
特徴
森林文化都市として知られる埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」は、東京ドーム4個分の広さを誇る複合施設メッツァ内に位置し、ムーミンの物語の世界を再現したテーマパークだ。
原作に登場するムーミン屋敷、水浴び小屋、灯台などが再現されており、物語の世界を追体験できる。
大人から子どもまで楽しめる人気の施設となっており、5月の新緑や11月の紅葉など、季節ごとの景色も魅力。
木立に囲まれた小道や湖畔をのんびりと歩く時間は、きっと心を癒してくれるだろう。

アクセス
東京から約1時間で、アクセスしやすいのもうれしいポイントだ。
東京からの代表的なアクセス方法を紹介しよう。
電車の場合
「池袋駅」から「飯能駅」まで西武池袋線急行で約47分。
「飯能駅」北口の1番線より「メッツァ」行きバスに乗り換え約13分で到着する。
直行バスの場合
東京駅から土日祝日限定でムーミンバレーパークのラッピングバスが運行中。
1時間半ほどで行き来できるので、タイミングがあえば東京からの移動に活用したい。
なぜ日本に?
実は、ムーミンと日本には深い縁がある。
パークと同じ飯能市には「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」があり、原作者トーベ・ヤンソンとの文通を通じてそのデザインコンセプトが考案された。
フィンランドに似た自然に囲まれた飯能は、ムーミンの物語の世界を再現するのに理想的な場所だったのだ。

はじめてでも安心!ムーミンバレーパークを楽しみ尽くす5つのコツ
パークに一歩足を踏み入れると、そこには小説のようなムーミンの物語の世界が広がっている。
ここからは、ムーミンバレーパークをより楽しむためのポイントをご紹介しよう。

1. 午前中を狙ってムーミンたちとの記念撮影
パーク内では、ムーミントロールやリトルミイ、スナフキンなどのキャラクターたちがお散歩を楽しんでいる。
しかし、何時にどこにキャラクターが現れるのかは、その日のお楽しみ。

キャラクターと確実に会いたいなら、パークオープン直後の時間帯がおすすめ。
朝の時間帯には、ムーミン谷の仲間たちがお出迎えしてくれるそうだ。
※季節やイベントによっては、ムーミン谷の仲間たちのお出迎えのない場合があります

スナフキンは日によってハーモニカを奏でながら歩いており、リクエストすると誕生日ソングを演奏してくれることも。
キャラクターとの会話を楽しめるのもここならではの魅力といえる。

2. 踊って楽しめる「エンマの劇場」を鑑賞
ムーミン谷の仲間たちが登場する「エンマの劇場」では、大人から子どもまでが楽しめる、歌とダンスのライブエンターテイメントショーが行われる。
プログラムの内容は季節や曜日によって異なるため、事前に公式サイトで確認しよう。

3. 訪れるたびに新しい景色に出会えるフォトスポット巡り
パーク内には多数のフォトスポットがあり、シーズンイベントごとの装飾も見どころのひとつ。
訪れるたびに新しい景色に出会うことができる。
また、ムーミンの作者トーベの生まれたフィンランドにある旧市街と呼ばれる街並みの色使いを参考にした建物も必見だ。



4. 物語を深掘りできる「音声ガイド」
パークへ着いたらまずアクセス。
物語の世界をより深く楽しめる「音声ガイド」は、歩きながら物語を追体験できるおすすめのコンテンツだ。
日本語・英語・中国語・韓国語に対応した音声ガイドを無料で利用できる。
各展示スポットの物語を聞くことができ、より深くムーミンバレーパークを楽しむことができる。

ナレーションを務めるのは、日本の人気声優。
本物のムーミン谷にいるような臨場感を味わえる。
また、位置連動で自動再生されるため、スマホ操作も不要で快適に楽しめる。
5. 「コケムス」で物語や原作者について学ぶ
屋内施設「コケムス」では、ムーミンのストーリーや原作者であるトーベ・ヤンソンに関する展示が充実している。
子どもでも楽しみながら学べるよう、工夫が施されているのもうれしいポイント。
物語を知れば、よりパーク内を楽しめること間違いなしだ。
まずは、リトルミイを探す冒険をテーマにした体験型展示へ。

展示は日本語表記だが、QRコードを読み取れば英語版のストーリーも閲覧可能。
英語版では、絵本の原作を英語版で読むことができるため、ぜひチェックしたい。


次にムーミンのストーリーやキャラクターについて知ることができる「ムーミン谷のギャラリー」へ。
見るだけではなく、触って確かめる仕掛けやクイズなどもあり、子どもも飽きずに楽しめる。


子どもから大人まで夢中!ムーミンの世界を体感できるアクティビティ3選
パーク内には、物語の世界を追体験できるアクティビティが充実している。
1. スリル満点!「飛行おにのジップラインアドベンチャー」
湖上を約400m滑走するジップライン。
土日祝日限定かつ別料金だが、物語の冒険気分が味わえる人気のアクティビティだ。


2. 五感で楽しむ「海のオーケストラ号」
若き日のムーミンパパを描いた体感モーフィングシアター。
風や水しぶきの演出と映像で、まるで物語の中に入り込んだような臨場感が味わえる。

3. 子どもが夢中になれる魅力が満載!「ヘムレンさんの遊園地」
「おさびし山エリア」にあるヘムレンさんのストーリーをモチーフにしたアスレチック施設。
物語のエピソードに登場するツリーハウスでは、はしごを登ったり滑り台で遊んだりと、子どもたちが体を思い切り動かせるアクティブなエリアだ。

“夜のパーティー”がモチーフの「ムーミン谷の食堂」でお腹を満たして
パーク内には、テイクアウト専門店やレストラン、カフェも点在している。
中でも「ムーミン谷の食堂」では、キャラクターをモチーフにしたユニークなメニューが味わえる。
まるでムーミン一家の夜のパーティーに招かれたような、幻想的な空間が広がっている。

スナフキンの帽子カレーやヤーコブさんの空飛ぶシチューなど、写真映えも抜群。
日本ではあまり見かけない味も多く、北欧らしい雰囲気を楽しめる。


世界最大級のムーミングッズ専門店で限定品を手に入れよう!
展示施設「コケムス」内のショップは、売り場面積・商品数ともに世界最大級。
フィンランド直輸入のアイテムやムーミンバレーパーク限定グッズなど、豊富なラインナップで、見ているだけでも楽しいエリアだ。

中でも人気なのがぬいぐるみ。
フィンランド版と日本版では表情が異なるため、ぜひ見比べてみて欲しい。


交通と入園パスがセットになったお得な2つのプラン
都内からのバスと入園料がセットになったお得なプランもある。
1. 【土日限定】東京駅からの高速バス
東京駅発着で、ムーミンのイラストが描かれたオリジナルバスが利用できる。
入場料も含まれた、一番お得なプランだ。

2. 西武線全線が一日乗り放題のデジタル乗車券(おでかけパス)
スマートフォン1つで購入・利用ができる便利な乗車券で、1デーパス付き。
西武線全線が乗り放題のため、川越や西武園ゆうえんちなど、他の観光地と組み合わせた旅も楽しめる。
まとめ
本記事で紹介したのは、ムーミンバレーパークのほんの一部。
ほかにも子どもが遊べる全天候型のムーミン谷のあそびのひろばやムーミン谷の映画館、アーケードゲームなど魅力は尽きない。
ムーミンを知っている人も知らない人も、このパークを訪れれば、きっともっとムーミンが好きになるはず。
癒しと冒険が詰まったムーミンバレーパークを、次の旅先に加えてみてはいかがだろうか。