
東京都港区の喫煙ルール(みなとタバコルール)を守って快適に観光を楽しもう
東京の中心部に位置する港区。六本木やお台場、新橋、麻布など多彩な個性と魅力を持つ街が集まり、ビジネスと観光の両方で国内外から多くの人が訪れる。
「東京タワー」や「六本木ヒルズ」といったランドマークをはじめ、商業施設や文化施設、飲食店、宿泊施設が充実しており、ショッピングやグルメ、アート、ナイトライフを楽しめる街だ。
港区では、街の美化や喫煙マナーの向上にも力を入れている。
その一環で、喫煙に関するルールとして、「みなとタバコルール」を独自に定めている。
港区で快適に観光を楽しむためにも、「みなとタバコルール」をしっかり理解しておきたい。

港区が定める「みなとタバコルール」
港区では、区独自で「みなとタバコルール」を定め、国の法律と東京都の受動喫煙防止条例に加えて運用している。
このルールは、街の美化と安全、そして周囲への配慮を目的としており、区内全域で路上喫煙が禁止されている(指定喫煙場所を除く)。
紙巻きたばこだけでなく、加熱式たばこも路上喫煙禁止の対象で、区内では全域で巡回指導員による路上喫煙に対する指導が行われている。
この取組は、観光客を含むすべての人が快適に過ごせる環境を守るためのものだ。「みなとタバコルール」のポイントは次の3点。シンプルなので訪れる前に覚えておこう。
<ルール1>たばこのポイ捨ての禁止
たばこの吸い殻を路上などに捨てるのは、当然ながらルール違反だ。
捨て方によっては、火災につながる可能性もあるので絶対にやめよう。

<ルール2>公共の場所での喫煙禁止(指定喫煙場所を除く)
港区では、屋外の公共の場所にいる人がたばこの煙を吸わされることを避けるために、屋外の公共の場所(道路、公園、児童遊園、公開空地など)で喫煙は禁止されている。
ただし、港区が設置又は指定する「港区指定喫煙場所」では、ルールを守れば喫煙が可能。
パーテーションで区切られた喫煙場所では周囲に煙が漏れないように入口付近ではなく、必ず喫煙場所の中で喫煙するよう注意しよう。



<ルール3>私有地で喫煙する場合でも、屋外の公共の場所にいる人にたばこの煙を吸わせることがないよう配慮する
公共の場所ではない「私有地」で喫煙する場合もルールがある。
それは、屋外の公共の場所にいる人がたばこの煙を吸わされることがないように配慮をすることだ。
例えば、お店の前で喫煙する場合、立っている場所はお店の敷地(私有地)であったとしても、公道に面している場合、お店の前を通りがかった人がたばこの煙を吸ってしまう可能性がある。
このようなことが起きないように、たとえ灰皿が設置されていたとしても常に周囲への配慮を怠らないようにしなければならない。

訪れる前にブックマークしてほしい港区の喫煙場所マップ
港区は喫煙者にも配慮し、各地に指定喫煙場所を整備している。
駅前や商業施設、公園の一角などに設けられ、誰でも利用できる。
一方で、喫煙場所の外やその周辺で吸うことはルール違反に当たるため、絶対にやめよう。
以下のマップでは、港区内の指定喫煙場所をまとめて掲載している。観光中や移動の合間に利用しやすい場所を探す際に役立ててほしい。港区に訪れる前に、以下のマップをブックマークしておくのがお勧めだ。
港区内での喫煙に関するよくある質問
Q
コンビニの前でたばこを吸ってもいい?
港区では屋外の公共の場所での喫煙は禁止です。必ず指定喫煙場所を利用しましょう。
Q
加熱式たばこも規制対象?
屋外での加熱式たばこの喫煙は、紙巻きたばこと同様に、みなとタバコルールの規制対象です。加熱式たばこの喫煙も指定喫煙場所を利用しましょう。
まとめ
紹介した3つのルールからなる「みなとタバコルール」は、たばこを吸う人も吸わない人も快適に過ごせる街を目指して、港区が定めたもの。
せっかくの楽しい旅行だからこそルールを守り、不要なトラブルを避け、良い思い出だけを持ち帰ってほしい。