
【富山1泊2日モデルコース】表情の異なる水の景色と、手しごとの町を訪ねて
北アルプスの雄大な山並みと日本海に挟まれ、山・川・海の景色を身近に感じられる富山県。
山岳観光で知られる 立山黒部アルペンルートや、渓谷美で人気の黒部峡谷をはじめ、壮大な自然を目的に訪れる人も多い人気観光エリアです。
一方で、富山駅周辺の水辺空間や、職人文化が息づく町並みなど、街歩きの魅力も各地に点在。今回ご紹介するモデルコースでは、富山駅を起点に、運河沿いの公園や富山湾を望む海岸線をたどりながら氷見へ向かい、翌日は高岡で鋳物の町を歩きます。
水の景色と手しごとの文化を、列車と徒歩でつなぐ1泊2日の旅はこちら。
Day1|運河と海の絶景を楽しむ、水の景色をめぐる1日
旅の起点はJR富山駅。
ゆったりとした時間が流れる富山のまちを歩き、運河沿いに整備された公園へ向かいます。
「スターバックス コーヒー 富岩環水公園店」で、朝のカフェタイム
今回の旅で最初に訪れるのは、富岩運河環水公園内にある「スターバックス コーヒー 富岩環水公園店」。“世界一美しいスターバックス”と称される、ロケーションの素晴らしさが魅力です。
ガラス張りのデザインの建物は公園景観に溶け込むよう。木の素材を生かした明るく心地良い店内と、運河との一体感を感じられるテラス席にはどさまざまなタイプの席が用意されています。窓際に座れば、目の前には公園のシンボルである天門橋と、水辺の開放的な景色が広がります。
ゆったりとした時間の流れのなかで味わう朝のコーヒーは格別。美しい景観に包まれたカフェタイムで、旅の一日を静かにスタートさせます。


水と自然に抱かれた「富岩運河環水公園」を散策
スターバックスでのカフェタイムのあとは、そのまま「富岩運河環水公園」を散策。富岩運河の南端にあった船溜まりを利用した水辺空間を中心に整備した都市公園です。
9.8haもの広さを誇る園内には、運河沿いに遊歩道や芝生のスロープが配され、街なかにいながら開放感のある景色が楽しめます。両端に展望塔を備えた天門橋をはじめ、水の流れを感じられる空間が点在。運河沿いをのんびり歩きながら、水と緑が身近にある富山の街の表情に触れられます。


「白えび亭」でランチタイム! 富山の海の幸をいただきます
富岩運河環水公園で水辺景観に癒やされたあとは、街なかを散策しつつ、JR富山駅へ。駅構内の「きときと市場とやマルシェ」内にある「白えび亭」でお楽しみのランチタイムです。
白えび本来の甘みと食感を生かした料理を提供する、白えび料理専門店で、看板メニューの白えび天丼をいただきます。衣や味付けを控えめにし、白えびの風味を引き立てた一杯に思わず笑みがこぼれます。ほかにも富山湾の海の幸を使った丼メニューも揃い、富山らしい味わいを気軽に楽しめる一軒です。


立山連峰の絶景が楽しめる『道の駅「雨晴」』でおみやげ探し
富山名物を堪能したら、雨晴へ移動。富山駅からあいの風とやま鉄道で高岡駅へ向かい、JR氷見線に乗り換えて雨晴駅へ。富山湾沿いを走る列車からの景色を眺めながら過ごす、約40分間の列車旅です。
雨晴駅に到着後は、富山湾越しに立山連峰を望むロケーションにある、絶景スポットとして知られる『道の駅「雨晴」』に立ち寄ります。
館内には、高岡のクラフト作家作品をはじめとした富山の伝統工芸品や特産品を扱うショップもあり、旅の途中のおみやげ探しを楽しみます。
2・3階の展望デッキからは、富山湾と立山連峰が織りなす風景を一望。まずはここでの景色をしっかりと目に焼き付けて、次の散策へと向かいます。


目の前に広がる絶景に感動! 「雨晴海岸」を散策
続いて訪れるのは「雨晴海岸」。海越しに立山連峰を望む景色で知られ、白い砂浜と青松が続く、日本海沿岸有数の景勝地です。
穏やかな波が打ち寄せる遠浅の砂浜の先には、3,000メートル級の立山連峰や能登半島の姿が重なります。海と山が同時に視界に入る風景は、この場所ならではのもの。
沖合にたたずむ小さな孤島「女岩」も、雨晴海岸を象徴する風景のひとつ。波音を聞きながら海岸線を散策し、富山を代表する絶景にしばし心を奪われます。

「氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり」で絶景露天風呂と旬の海鮮料理を満喫!
雨晴海岸の壮大な景色に感動したあとは、余韻に浸りつつ雨晴駅へ戻ります。JR氷見線で氷見駅へ、駅からタクシーで約10分、今回の宿、富山湾を望む高台に建つ「氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり」に到着します。
富山湾越しに立山連峰を望む展望大浴場と、別館「潮の香亭」に設けられた岩風呂があり、泉質の異なる二つの源泉をかけ流しで楽しめます。露天風呂からは、時間帯によって表情を変える海の景色が広がり、旅の疲れをゆっくりと癒やします。夕食は、北陸の旬の素材を生かした会席料理に舌鼓。
表情の異なる水の景色を振り返りつつ、旅の1日目を締めくくります。


Day2|鋳物の町・高岡で手しごとの文化にふれる
旅の2日目は、宿からタクシーで移動。「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」へ向かいます。
「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」で海鮮みやげをゲット
海沿いにある道の駅「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」は、氷見ならではの味や名物が集まる市場エリア。漁師の作業小屋である番屋をモチーフにした約30店舗が軒を連ね、港町らしい雰囲気の中で買い物を楽しめます。
鮮魚の直売所や干物の専門店などが並び、氷見漁港で水揚げされた魚介を使った加工品も豊富。旅のおみやげにしたい海の幸を探しながら、氷見らしい食文化に触れます。



高岡鋳物の技術が光る、日本三大仏のひとつ「高岡大仏」を見学
ひみ番屋街から20分ほど歩いて氷見駅へ向かい、JR氷見線で高岡駅へ。駅から歩いて10分ほどで、街なかにたたずむ「高岡大仏」に到着します。
銅器日本一として知られる高岡を象徴する存在の高さ約16mの阿弥陀如来坐像は、地元の鋳物技術の粋を集めて建立されたもの。日本三大仏のひとつに数えられ、その端正な顔立ちから“日本一の美男”とも呼ばれています。
大佛寺の境内に鎮座する青銅製の大仏を間近で拝観し、台座下には阿弥陀三尊と諸仏にも手を合わせます。
鋳物の町・高岡ならではの技術と信仰が結びついた姿にふれ、町の歴史と文化を実感します。

高岡鋳物発祥の地「金屋町」を散策
続いて訪れるのは、高岡大仏から徒歩約20分、高岡鋳物発祥の地として知られる「金屋町」です。
約500mにわたって続く石畳の道沿いには、千本格子と呼ばれる格子造りの家々が軒を連ね、落ち着いた町並みが広がります。慶長16年(1611)、前田利長が鋳物造りを奨励したことに始まる町並みは、今も高岡のものづくりの歴史を感じさせます。
町を歩けば、歴史的建造物を活用したギャラリーや工房、商店が点在。鋳物の町として栄えてきた金屋町ならではの空気を感じながら、ゆっくりと散策を楽しみます。

高岡銅器の老舗「大寺幸八郎商店」のギャラリー&ショップでおみやげ探し
金屋町で訪れるのは、高岡銅器の老舗「大寺幸八郎商店」。1860年創業の鋳物工場をルーツに持ち、伝統的な高岡銅器の技術を継承しながら、オリジナル商品や特注品、記念品などを幅広く取り扱っています。
店舗では小売販売も行うほか、カフェ&ギャラリーとしても開放されています。錫を使ったアクセサリー制作体験や、漆職人による金継ぎ教室などのワークショップも開催されており、ものづくりの町・高岡らしい体験の場にもなっています。
店内には地元作家や職人による作品が展示・販売されており、高岡のものづくりの背景にふれながら、おみやげ選びを楽しみます。


山町筋の大型商家を利用した複合施設「山町ヴァレー」へ
高岡銅器の老舗をあとに、歩いて約10分。土蔵造りのまち並みが続く山町筋へ。明治期の大型商家をリノベーションした複合商業施設「山町ヴァレー」に立ち寄ります。
施設内には、土蔵造りの蔵を活用した飲食店やショップが集まり、町歩きの立ち寄りスポットとして親しまれています。観光案内や手荷物預かりを行うコンシェルジュもあり、散策途中の拠点としても便利。
今回の旅のランチタイムは施設内の飲食店でいただきます。

「CRAFTAN」で、地元食材を使った創作ランチを堪能
山町ヴァレー内にある「CRAFTAN」は、富山の郷土料理・昆布締めを現代的にアレンジして提供する昆布締め料理専門店。魚だけでなく、肉や野菜にも応用しているのが特徴です。
ランチタイムには、「昆布締め野菜と鳥もも肉のせいろ蒸し定食」など、地元食材を生かしたメニューが揃います。昆布をモチーフにしたデザインの内装や器が使われ、クラフト作家や各産地の食器などにも目を奪われます。町家をリノベーションした落ち着いた空間で、高岡らしい味わいを堪能、富山の食文化を体験します。


壮大な伽藍配置が圧巻! 「瑞龍寺」の禅宗寺院建築を見学
昆布締め料理を堪能したら、山町筋からタクシーで移動、高岡を代表する禅宗寺院「瑞龍寺」へ。加賀藩2代藩主・前田利長の菩提寺として建立され、江戸初期の禅宗寺院建築を今に伝える名刹です。
総門から山門、仏殿、法堂が一直線に並び、左右に回廊を巡らせた壮大な伽藍配置が特徴。国宝に指定された山門・仏殿・法堂を中心に、整然とした構成美を体感できます。境内を巡りながら、高岡の歴史と、当時の高度な建築技術にふれ、1泊2日の旅を締めくくります。

富山県1泊2日モデルコースのスケジュール
Day1
- 10:00
- 富山駅
- …
- 徒歩約10分
- 10:15
- スターバックス コーヒー 富岩環水公園店
- …
- 富山富岩環水公園
- …
- 徒歩約10分
- 11:50
- 白えび亭
- …
- 富山駅→あいの風とやま鉄道で約18分→高岡駅でJR氷見線に乗り換え、約19分→雨晴駅→徒歩約5分
- 14:15
- 道の駅「雨晴」
- …
- 徒歩約5分
- 15:30
- 雨晴海岸
- …
- 徒歩5分→雨晴駅→氷見線で約8分→氷見駅→タクシーで約10分
- 17:00
- 氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり
Day2
- 8:30
- 宿を出発
- …
- タクシーで約10分
- 8:50
- 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
- …
- 徒歩約20分→氷見駅→氷見線で約30分→高岡駅→徒歩約10分
- 11:00
- 高岡大仏
- …
- 徒歩約20分
- 11:40
- 金屋町
- 12:00
- 大寺幸八郎商店
- …
- 徒歩約10分
- 13:00
- 山町ヴァレー
- 13:10
- CRAFTAN
- …
- タクシーで約10分
- 14:30
- 瑞龍寺
まとめ
水辺の景色と手しごとの文化をたどる、富山1泊2日の旅はいかがでしたか?
1日目は富山駅周辺の運河や富山湾を望む海岸線を巡り、氷見で温泉と海の幸を味わいました。2日目は高岡の町へ移動し、鋳物の歴史が息づく町並みや禅宗寺院建築にふれながら、ものづくりの背景を体感。自然と暮らし、文化が重なり合う富山の奥行きを感じられるモデルコースです。
このほかにも、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷など、雄大な自然を楽しめるエリアや、港町ならではの食文化が息づく地域など、富山には多彩な魅力が広がっています。
旅の計画を立てる際は、雄大な自然景観と日本の原風景に出会える!富山の旅行ガイドもあわせてチェックしてみてくださいね。
