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一乗谷朝倉氏遺跡

戦国時代に栄華を極めた城下町で、当時の繁栄の様子を偲ぶ。

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戦国時代、5代103年にわたり越前を支配した朝倉氏。戦国大名としてだけでなく、文化人としても優れていた5代目義景の時代、一乗谷文化は花開いた。ところが、天下統一の戦いの中で浅井氏と同盟を組み織田・徳川軍と激突するも大敗。義景は自害、町は織田信長に焼き払われ、朝倉家の栄華は天正元(1573)年に幕を閉じた。

朝倉氏の栄華は語り継がれるものの実態が把握できずにいるなか、1967年に本格的な発掘調査が始まり、城下町の跡が保存状態のよいまま埋まっていることが判明。278ヘクタールにも及ぶ山間に次々と館跡や庭園が発掘され、当時の姿がよみがえった。

一乗谷周辺には、多数の石仏石塔が残る西山光照寺跡や宮本武蔵のライバル・佐々木小次郎も修業した場所として知られる一乗滝をはじめ、当時の様子を物語る数々の史跡が点在。4つの庭園が特別名勝に、遺跡出土品170万点のうち2343点が重要文化財に指定されている。また、遺跡内の「復原町並」では、栄華を極めた城下町の町並みをほぼ完全な姿で再現。武家屋敷や庶民の町家などが軒を連ね、戦国時代にタイプトリップした気分が味わえる。

ポイント

  • 遺跡内の主要スポットを巡る無料シャトルバスが4~11月の土・日曜、祝日に運行。
  • レンタサイクル、車イスの無料貸し出しサービスあり。詳細は復原町南入場口の窓口へ。
  • 4~11月の土・日・祝にボランティアによる無料案内ガイドあり。
  • 復原町並の敷地内では抹茶や菓子が楽しめる。
  • タブレットをレンタルし、戦国時代にバーチャルでタイムトリップできる。

写真

  • 最盛期には1万人以上が住んでいた城下町跡

    最盛期には1万人以上が住んでいた城下町跡

  • 江戸時代に再建された朝倉氏のシンボル・唐門

    江戸時代に再建された朝倉氏のシンボル・唐門

  • 出土品を用いて当時の町並みを復原した通り

    出土品を用いて当時の町並みを復原した通り

  • 特別名勝に指定されている諏訪館跡庭園

    特別名勝に指定されている諏訪館跡庭園

  • 復原町並では当時の暮らしの様子も再現

    復原町並では当時の暮らしの様子も再現

口コミ

基本情報

日本語名称
一乗谷朝倉氏遺跡
郵便番号
910-2153
住所
福井県福井市城戸ノ内町28-37
電話
0776-41-2330
定休日
無休(復原町並は12/28~1/4)
営業時間
入場自由(復原町並は9:00~17:00、入館は16:30まで)
料金
復原町並は330円
アクセス
JR「福井」駅から市内バスで「復原町並」下車、徒歩すぐ
公式サイト
公式サイト(日本語・英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語)