魚梁瀬森林鉄道

林業で栄えた高知県東部の中芸地域（奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村）で活躍した、運搬用の列車を復元。丸山公園の周りに一周約400mのコースが設けられており、日曜・祝日を中心に乗車体験を行っている。

明治40（1907）年には軌道による運材がはじまり、機関車による木材の搬出は大正10（1921）年に開始。昭和38（1963）年に森林鉄道は廃線となり、軌道の一部は車道となって運材の役割をトラックに譲ることになった。

文化庁認定の日本遺産「森林鉄道から日本一のゆずロードへ－ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化－」の構成文化財にもなっている、野村式機関車も動態展示されている。

乗車体験だけでなく、運転体験も可能。春は桜、秋は紅葉が美しい400mのコースをゆっくり2周する。思い出に残ること間違いなしの貴重な体験だ。