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白山平泉寺(平泉寺白山神社)

杉木立と苔に包まれた、静寂の空間が広がる。

3.58 1

更新 :

霊峰白山への参拝拠点として、養老元(717)年に泰澄によって開かれた霊場。
最盛期の戦国時代には48社36堂、8000もの坊院が存在した。ところが天正2(1574)年に越前で一向一揆が勃発し、全山を焼失。その後、天正11(1583)年に顕海が復興させようと試みるが、全盛期の規模に比べるとはるかに小規模なものだった。

明治時代になると平泉寺は神仏分離令により寺号を廃止し、寺院関係の建物は解体されて白山神社に。平成元年に本格的な発掘調査が始まると、数々の石畳や石垣、坊院跡が発見され、当時の日本では最大規模ともいわれる宗教都市の全容が少しずつ明らかになってきた。かつては現在の境内の十倍以上もの広さであったことが判明し、今も発掘調査が進められている。

旧境内には約1.2㎞にわたって続く石畳の旧参道や全山焼失に耐えて残ったといわれる大杉などの見どころが点在。出土品は旧参道脇の「白山平泉寺歴史探遊館まほろば」に展示されている。

ポイント

  • 公式サイトからマップやスポットガイドを搭載したアプリ「白山平泉寺お散歩ナビ」を無料でダウンロードできる。
  • 旧境内をすべて巡るのであれば所要2時間は見ておこう。
  • 総合観光案内所「白山平泉寺歴史探遊館まほろば」でさまざまな情報収集が可能。

写真

  • 初夏になると一面苔で覆われることから「苔寺」としても知られる白山神社

    初夏になると一面苔で覆われることから「苔寺」としても知られる白山神社

  • 杉の大木に囲まれて石畳の旧参道が続く

    杉の大木に囲まれて石畳の旧参道が続く

  • 発掘整備地では、全盛期の姿を復元した土塀なども見られる

    発掘整備地では、全盛期の姿を復元した土塀なども見られる

  • 天正2年に全山焼失した際にも生き残った大杉

    天正2年に全山焼失した際にも生き残った大杉

  • 「まほろば」内で出土品を展示している

    「まほろば」内で出土品を展示している

口コミ

1
  • Valiant Wang

    院內青苔鋪滿像個綠色地毯,是座幽靜美麗的神社。

基本情報

日本語名称
白山平泉寺(平泉寺白山神社)
郵便番号
911-0822
住所
福井県勝山市平泉寺町平泉寺
電話
0779-88-8117(勝山市商工観光・ふるさと創生課)
定休日
無休
参拝時間
境内自由
料金
無料(旧玄成院庭園は50円)
アクセス
えちぜん鉄道「勝山」駅から市内バスで「平泉寺白山神社前」下車、徒歩すぐ
公式サイト
公式サイト