老舗 長榮堂「富貴豆」

明治19年（1886）創業、現在5代目が看板を守る老舗菓子舗「長榮堂」が手がける山形銘菓。

厳選した青えんどう豆の皮を丁寧にむき、芯まで柔らかく煮込むことで、素材が持つ豊かな風味を最大限に引き出している。強い火力で吹きこぼしながら極限まで柔らかく煮込んでいるのに、煮くずれせずふっくらと仕上がっているのは、さすが老舗の技。口に含めばほくほくした食感と上品な甘みが広がり、素朴な味わいで食べ飽きない。鮮やかなウグイス色も美しく、お茶請けにもぴったり。

無添加無着色なのもうれしいポイント。風呂敷に包まれた化粧箱タイプもあり、贈答用としても重宝されている。作りたてを真空パックしているので、自宅でも出来立てのおいしさが楽しめると評判。第24回全国菓子大博覧会にて最高賞の「名誉総裁賞」を受賞した、山形を代表する逸品をぜひ。