
【夏の奈良県観光ガイド】古都の森と清流に癒やされる、奈良の夏旅
世界遺産の寺社や趣あるまち並みが残る奈良県。夏は奈良公園や春日大社を包む原生林が木陰をつくり、また県南部の山あいには清流や渓谷が涼やかな風景を広げる。歴史ある寺社や日本庭園を巡り、渓谷や原生林など豊かな自然に触れながら、落ち着いた時間を過ごせるのも魅力だ。歴史と自然が織りなすこの季節の風景に出会いながら、奈良らしい夏旅を満喫しよう。

奈良県五條市の夏を代表する一大イベント「吉野川祭り」は、毎年8月15日に吉野川河川敷で開催される伝統ある祭り。帰省シーズンの真っただ中に行われることもあり、市内外から多くの人が訪れ、五條市で最もにぎわう夏の風物詩として親しまれている。会場には約100店もの露店が並び、河川敷一帯は活気と熱気に包まれる。
祭り最大の見どころは、約4,000発が打ち上げられる納涼花火大会。日本の花火文化の礎を築いたとされる花火師「鍵屋弥兵衛」の出身地と伝わる五條市ならではの花火演出が魅力で、音楽とシンクロした花火、レーザー光線が織り成す幻想的な光景が夏の夜空を彩る。メッセージ花火やスターマインなど多彩な演出も見応え十分で、観客を魅了してやまない。
JR「五条」駅から徒歩約10分とアクセスも良好。古くから清流として親しまれてきた吉野川を舞台に、歴史と現代的な演出が融合した、五條市ならではの夏祭りだ。

年に一度一番活気づく吉野川河川敷一帯