公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

女人高野 室生寺

真言宗室生寺派の大本山。女人禁制だった高野山に対して、女人の参詣を許可したことから「女人高野」として親しまれ、現在も多くの女性が参拝する。

3.95 1

更新 :

山々に囲まれ、清流が流れる室生の地。古くから水神信仰・龍神信仰の霊地といわれ、奈良時代末期に興福寺の僧・賢憬がのちに桓武天皇となる東宮の病気平癒を願って創建した。女人禁制だった高野山に対して、同じ真言宗でありながら女性の参詣を受け入れ、鎌倉時代より「女人高野」と呼ばれるように。一時は衰退したが、江戸時代に5代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院の庇護を受けて再興され、全国的にも「女人高野」として広く信仰さるようになった。

かつての都から距離が離れていたため独自の仏教文化が成熟。室生寺様と呼ばれる彫法を用いた衣文の仏像をはじめ、平安前期を代表する仏像の数々は国宝や重要文化財にも指定され、周囲の自然と調和するような神秘的な美しさが漂っている。2020年には仏像などを所蔵する「寳物殿」が開館した。

高さ約16mの「五重塔」は屋外に建つものでは国内最小。奈良時代後期に建てられた境内最古の歴史的建造物は国宝にも指定されており、端正な佇まいと風情が人気を集めている。4月中旬から5月上旬には石段沿いに約3,000株のシャクナゲが可憐に咲き、「五重塔」の魅了を一層引き立てる。「五重塔」から続く700段の石段を登って辿り着くのが「奥之院」。毎月21には弘法大師を祀る「御影堂」が開扉され、風情ある自然に包まれながらお像が拝観できる。

ポイント

  • 鎌倉時代より「女人高野」として女性の信仰を集める寺院。
  • 独自の仏教美術が成熟し、自然と調和した美しい仏像が鑑賞できる。
  • 五重塔は屋外にあるものでは国内最小規模で、端正な美しさが人気。
  • シャクナゲの名所。4月中旬から5月上旬に約3,000株のシャクナゲが境内を包む。

写真

  • 表門

    表門

  • 寺院の中心となる「本堂」

    寺院の中心となる「本堂」

  • 奥之院 御影堂

    奥之院 御影堂

口コミ

1
  • Peter Wang

    早期高野山是禁止女人進入,唯有室生寺特別允許,才有女人高野的名稱。

基本情報

日本語名称
女人高野 室生寺
郵便番号
633-0421
住所
奈良県宇陀市室生78
電話
0745-93-2003
定休日
無休
時間
9:00~16:00
※寳物殿9:30~15:30(最終受付15:00)
料金
入山料:大人(中学生以上)600円、小学生400円
アクセス
近鉄大阪線「室生口大野」駅から奈良交通バスで約14分
クレジットカード
不可
公式サイト
公式サイト