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瑠璃光院

春と秋の年2回のみ特別拝観が行われ、自然が織りなす絶景が楽しめる寺院。

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平安時代から貴族や武士たちに愛されてきた八瀬大原にひっそりと佇む寺院。通常は非公開で、春と秋の年2回特別拝観が行われる。境内には百種を超えるモミジが植えられる京都随一の紅葉スポットだ。辺り一面真っ赤に染め上がる秋の景色は格別。また新緑に包まれる青モミジも見応えがある。

元は明治時代の公卿・三条実美の庵。大正時代の終わりから昭和初期にかけて大改築が行われ、約1万2000坪の敷地に延べ240坪の数寄屋造りの建物と自然を借景とした3つの庭園が誕生した。瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわした主庭「瑠璃の庭」、深緑の苔が生える「山露路の庭」、天にかけのぼる龍を水と石で表した池泉庭園の「臥竜(がりょう)の庭」とそれぞれ趣の異なる風景が楽しめる。

特に書院から眺める「瑠璃の庭」の景色が評判。2階の部屋からは、春には新緑、秋には紅葉が窓いっぱいに広がる景色は正に絶景。机の天板にモミジが映り込み、モミジに包まれるような幻想空間を作り出している。「床もみじ」と呼ばれる、綺麗に磨かれた漆塗りの廊下に風景が映り込む景色も必見。

日本式蒸し風呂の原型である「八瀬のかま風呂」も一見の価値あり。672年の壬申の乱の際、大海人皇子が流矢で傷ついた背中をこのかま風呂で癒やしたという逸話が残る。
室町時代の阿弥陀三尊来迎図、江戸時代の草花屏風といった寺宝も多く所蔵し、特別拝観の際に数点ずつ公開される。建物、庭とあわせてゆっくり鑑賞したい。

ポイント

  • 見学できるのは、年に2回の特別拝観のみ。
  • 京都随一の紅葉スポットで春の青モミジも美しい。
  • 書院から望む「瑠璃の庭」の景色が特におすすめ。
  • 机や床に映り込もモミジが幻想空間を作り出す。
  • 日本式蒸し風呂の原型のかま風呂も必見。

写真

  • 書院から眺める「瑠璃の庭」

    書院から眺める「瑠璃の庭」

  • 多くのモミジが植わる

    多くのモミジが植わる

  • 三条実美公命名の茶室「喜鶴亭(きかくてい)」

    三条実美公命名の茶室「喜鶴亭(きかくてい)」

口コミ

2
  • 李麟

    不是每一天都有開放,在賞楓的時段人潮特別洶湧,可以坐著喝茶慢慢欣賞田園風景。

  • Stan Lee

    楓葉紅的季節人潮多到排隊進場,寺廟內都擦拭的一塵不染也能拍到倒影。

基本情報

日本語名称
瑠璃光院
郵便番号
606-0067
住所
京都府京都市左京区上高野東山55
電話
075-781-4001
定休日
春・秋の特別拝観時のみ拝観可能
時間
10:00~17:00 ※拝観時には公式ウェブサイトを要確認
料金
一般2000円、学生1000円(学生証の提示要)
アクセス
1)叡山電鉄叡山本線「八瀬比叡山口」駅から徒歩5分
2)叡山ケーブル「ケーブル八瀬」駅から徒歩5分
3)各線京都駅から京都バス八瀬駅前下車、徒歩7分
公式サイト
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