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真壁の町並み

時代の異なる建築物が、江戸時代の町割りに残る、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された町並み。

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更新 :

筑波山の北麓に位置する桜川市真壁町は、江戸時代の城下町の町割(区画)がほとんど変わらずに残っている。真壁町を中心に、江戸時代から昭和初期にかけての歴史的建造物がよく保存されており、102棟の建築物が国の登録文化財に指定されている。

真壁の町並みは、戦国時代末期の領主・真壁氏が居城の真壁城を中心に整備した城下町にはじまる。江戸時代には、関西から仕入れた木綿を東北地方へ売る、木綿流通の拠点として繁栄し、その後、明治期に興った製糸業で、町はさらに発展していった。

現在は、商家の見世蔵、土蔵、門が300余棟残るほか、大正時代から昭和初期の町屋や洋風建築も現存している。町の中心に建つ「旧真壁郵便局」は、修飾的要素のほとんどない外観で、昭和初期の意匠を示すもの。戦前から現在に至る、町のランドマークとなっている。

また、毎年2月初旬から3月初旬には「真壁のひなまつり」が行われ、早春の風物詩となっている。寒い時期に町を訪れる人へのおもてなしとして、町なかの約160軒が参加して、各家々に雛人形を飾り、歴史ある町並みに華やかさを添えている。

ポイント

  • 真壁陣屋跡に建つ「真壁伝承館」では、地区の歴史を詳しく紹介。町あるき前に訪れると参考になる。
  • 登録文化財の前には、真壁産「御影石」でつくった目印が立っている。町あるきの参考にするとよい。
  • 外観のみの見学で、敷地内、建物内部見学不可の登録文化財が多いため注意すること。
  • 町の中心部から約1km東に、真壁氏の居城であった真壁城跡(国史跡)が残る。

写真

  • 旧真壁郵便局

    旧真壁郵便局

  • 伊勢屋旅館は明治中期の建物。現在も営業している

    伊勢屋旅館は明治中期の建物。現在も営業している

  • 高久家は明治時代の店舗兼住宅。東日本大震災で被災したが、建造当時の姿を復元している

    高久家は明治時代の店舗兼住宅。東日本大震災で被災したが、建造当時の姿を復元している

  • 江戸時代から続く旧家・谷口家

    江戸時代から続く旧家・谷口家

  • かつては呉服太物商を営んでいた潮田家。太物とは綿織物や麻織物のこと

    かつては呉服太物商を営んでいた潮田家。太物とは綿織物や麻織物のこと

口コミ

1
  • 瑞蓉蓉

    有的建築物無法進去參觀,但走在外面觀看,也不得不佩服日本人能這麼用心維持歷史古蹟的房子,真的可以感受那江戶時代感覺。

基本情報

日本語名称
真壁の町並み
郵便番号
300-4408
住所
茨城県桜川市真壁町真壁
電話
0296-55-1111(桜川市商工観光課)
営業時間
散策自由
アクセス
JR水戸線「岩瀬」駅から桜川市バスで20分、「下宿」下車すぐ