能作工場見学

400年余にわたり鋳物の街として発展してきた高岡市にある、大正5（1916）年創業の鋳物メーカー。当初は茶道具、仏具、花器などを製造していたが、現在はインテリア用品などにも幅を広げ、錫100%製のテーブルウェアを世界で初めて開発するなど技術力とデザイン性の高さから国内外で注目を浴びている。

ガイドの案内で伝統を受け継ぐ職人技を観察できる工場見学のほか、錫製品を型作りから体験できる鉱物製作体験も人気。鋳物製作体験では、生型鋳造法という砂を押し固めて鋳型を製造する方法で、ぐい呑やトレー、小皿などの錫製品を製作。鋳型製作から研磨、刻印打ちまで、職人と同じ工程で本格的な鋳物作りに挑戦できる。小学生以上対象の30分コースと中学生以上対象の90分コースがあり、いずれも高温の錫を流し込む作業はスタッフが行うので安心。できあがった作品はそのまま持って帰ることができる。

また、能作の錫の器で食事が楽しめるカフェがあり、スイーツや軽食のほか、ランチ、アフタヌーンティーなども楽しめる。