公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

池田屋安兵衛商店

“座売り”を今も受け継ぐ商店で、富山の薬の魅力と歴史に迫る。

3.95 1

更新 :

1936年に和漢薬種問屋として創業して以来、江戸時代に一世を風靡した胃腸薬「越中反魂丹」をはじめ、日本の伝統薬を中心に和漢薬や薬草を製造販売。専門の薬剤師が一人ひとりの話を聞き、それぞれの症状や体質、体力に応じて漢方薬を調剤する“座売り”を今も行っている。

店内には珍しい金看板や、かつて実際に使っていた薬製造用の道具なども展示してあり、富山の薬の歴史を垣間見ることができる。また、昔ながらの方法での丸薬製造を無料で体験できるほか、併設レストランでは体にやさしい薬膳料理が食べられる。

富山の薬売りの歴史は、江戸時代に遡る。薬草の研究家でもあった第2代富山藩主・前田正甫は、常に「反魂丹」を携帯していたが、あるとき腹痛で苦しむ大名に与えると、たちまち回復。その様子を目にした人から人へと噂が広まり、以降、歴代藩主は「富山のくすり」の保護育成に努めるようになった。富山の薬売りは置き薬と呼ばれる独特の販売方法で全国各地へと薬を届け、現在の“薬の富山”としての地位を築き上げていった。

ポイント

  • 薬剤師が各人にあわせて漢方薬を調剤する“座売り”を受け継いでいる。
  • レストランでの健康膳は前日までに電話で予約を(予約不要のランチあり)。
  • 昔ながらの道具を使った丸薬作りを体験できる。

写真

  • 昭和11(1936)年に和漢薬種問屋として創業

    昭和11(1936)年に和漢薬種問屋として創業

  • かつての生薬倉庫や移住空間を吹き抜けにした店内

    かつての生薬倉庫や移住空間を吹き抜けにした店内

  • 昔ながらの方法で丸薬造りに挑戦

    昔ながらの方法で丸薬造りに挑戦

  • 併設のレストランで食べられる薬膳料理

    併設のレストランで食べられる薬膳料理

  • レトロなパッケージが人気の漢方薬や薬草も(写真提供:富山市観光協会)

    レトロなパッケージが人気の漢方薬や薬草も(写真提供:富山市観光協会)

口コミ

1
  • 雪兒

    這兒比較特別的是~有以古法做藥丸的機器,能夠給旅客們動手體驗哦推哦

基本情報

日本語名称
池田屋安兵衛商店
郵便番号
930-0046
住所
富山県富山市堤町通り1-3-5
電話
076-425-1871
料金
無料
定休日
年末年始(レストランは火・水曜休)
営業時間
9:00~18:00(レストランは11:30~14:00)
アクセス
JR「富山」駅から市電「西町」下車、徒歩2分
公式サイト
公式サイト(日本語・英語・中国語)