鹿児島 世界文化遺産オリエンテーションセンター

「仙巌園」の敷地内、世界遺産の「反射炉跡」が窓越しに一望できるところに立地。薩摩（現在の鹿児島）から始まった日本の近代化のストーリーや世界遺産の概要、集成館事業に関して展示模型や資料で学ぶことができる。

館内中央には反射炉を10分の1のスケールで再現した大型の模型を設置。高い煙突のほか、使用された耐火煉瓦も精巧に再現されており、実際の反射炉跡と見比べながら往時の息吹に触れられると評判だ。また模型の一部は断面になっていて、構造の中身を目にすることが可能。さらに反射炉の詳細をCGで解説した映像コーナーも用意され、なぜ世界遺産に登録されることになったのか、という疑問への答えが見つかるはず。

学習スペースには、世界遺産にちなんだ書籍を所蔵していて閲覧自由。2021年度のグッドデザイン賞を獲得した落ち着いた空間で、学びの時間を過ごそう。