雲仙普賢岳

島原半島中央にある活火山。1990年に大きな噴火が発生したものの、20年ほど前に火山の終息宣言が出され、現在は登山・観光目的のユーザーたちが四季を通じて大勢訪れる。登山は麓の「池の原園地」駐車場などから出発する、トレッキングコースを利用するのがおすすめ。ゴールまで3〜4時間のコースは、ハイカー初心者でも参加しやすいと評判だ。

ロープウェイは「仁田峠」駐車場のそばに始発駅がある。標高1,359mの頂上からの景色は息をのむほどの美しさで、有明海や天草諸島の絶景が広がるだけでなく、はるか向こうに霧島まで見渡せる大パノラマが待っている。また噴出した溶岩が固まってできた、迫力のある平成新山も目にすることができる。春のミツバツツジ、夏のヤマボウシ、秋の紅葉、冬の霧氷（花ぼうろう）と時期によって移りゆく花風景のすばらしさも格別。

なお登山の際は、登山靴・レインウェアといった一般的な装備のほか、コース上に一部険しいルートがあるのでトレッキングポールを用意しておくと便利。