勝月堂

1910年創業以来、製法を変えずに名物の「湯乃花まんじゅう」を作り続ける老舗。現在、全国各地の温泉地で「温泉まんじゅう」と名の付く和菓子が販売されているが、勝月堂の「湯乃花まんじゅう」が発祥と言われている。

上品な甘みのこしあんを、伊香保の湯花の色に似せた茶褐色の黒糖入り生地で包み、ふっくらと仕上げた「湯乃花まんじゅう」。包まれているこし餡は、北海道産の小豆を使用。皮には国産の黒糖を使用するなど、素材にもこだわっている。保存料は一切使用していないため、消費期限は製造日を含む2日以内。通信販売も行っているが（時期によっては行っていない場合もあり）、現地でできたてを味わうのがおすすめだ。

まんじゅうを作る工程は、すべて昔ながらの手作業。餡を包む際に、手の温度が生地に伝わってしまうとふっくらと仕上がらないため、素早く包む高度な技術が必要だという。手作りしているため、1日に作ることができる量には限りがある。午前中で売り切れてしまうこともあるので、早めに買い求めたい。