西都原（さいとばる）古墳群

宮崎県のほぼ中央に位置する、西都市の標高50～80ｍの台地に広がる日本最大級の古墳群。南北4.2km、東西2.6kmに及ぶ広い範囲にわたって、300基以上の古墳が点在している。現在は、国の特別史跡の指定を受けて、古墳群の保存や活用を目的に整備され、古代の雰囲気を感じながらくつろげる場として多くの人に利用されている。

日本最大の帆立貝型古墳である「男狭穂塚（おさほづか）古墳」や、九州最大の前方後円墳「女狭穂塚（めさほづか）古墳」など、築造当時の姿に復元整備された古墳が、往時の雰囲気を伝えている。敷地内には、「西都原考古博物館」や「古代生活体験館」があり、西都原古墳の歴史や成り立ちをより詳しく学べる。

花の名所としても知られ、菜の花と桜の競演が楽しめる春や、無数のヒマワリが咲き競う夏、コスモスが大地を埋める秋など、四季折々の表情で訪れる人を出迎えてくれる。