
古くから海外貿易港として発展した堺旧港の突端に立つ高さ約12m、六角錐型の燈台。築造は明治10年(1877)で、明治政府が燈台の有効性を認めて、船が安全に航海できるように、全国各地に燈台が造られた時期のもの。
堺の大工や備前国(岡山県)出身の石工が建築に携わり、レンズの取り付けはイギリス人技師が担当。石油ランプが放つ緑色の光は10海里まで届き、約1世紀にわたって港に出入りする船の安全を守り続けた。その後臨海部の埋め立てが進んだため、昭和43年(1968)に役目を終えた。洋式木造灯台の中では国内最古のものの一つとして、昭和47年(1972)には国の史跡に指定されている。
平成13~18年度には保存修理工事を実施。文化財調査を踏まえて、往時の姿を取り戻し、堺のシンボルとして人気の撮影スポットになっている。夜間はイベントなどに合わせてライトアップされることも。
ポイント
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堺旧港の突端に立つ灯台。
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洋式木造燈台の中では国内最古のものの一つ。
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国史跡に指定されている。
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周辺の埋め立てが進んだため、現在は使用されていない。
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平成の保存修理によって往時の姿を取り戻している。
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内部非公開(年に1回程度特別公開あり)。
写真
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現存する洋式木造灯台としては最古のものの一つ
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堺旧港の突端に立つ
公式FAQ
よくある質問に対する掲載施設の回答です。
Q
周辺にコインロッカーはありますか?
なし
Q
周辺にトイレはありますか?
なし
Q
駐車場はありますか?
なし
Q
ライトアップはいつ行われていますか?
HPのライトアップ情報をご覧ください。
Q
内部の公開はいつ行われますか?
堺市広報、HPをご覧ください。
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 史跡旧堺燈台
- 郵便番号
- 590-0974
- 住所
- 大阪府堺市堺区大浜北町5丁地先
- 電話
- 072-228-7198(堺市文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課)
- 定休日
- なし
- 時間
- 見学自由 ※外観のみ見学可、内部非公開(年に1回程度特別公開あり)
- 料金
- 無料
- アクセス
- 南海本線「堺」駅から徒歩15分
- 公式サイト
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