讃岐おもちゃ美術館

2022年4月にオープンした、木のおもちゃや遊びを通して香川の文化に触れられる体験型ミュージアム。館内には約5,000点の木製おもちゃや伝統工芸をモチーフにした遊具が並び、木の温もりにあふれている。

エントランスでは、香川県の伝統工芸である組み手障子の技術を生かした「木組みのゲート」がお出迎え。足元には香川県産の庵治石や由良石、讃岐装飾瓦のオリジナル瓦が配され、ショーケースには奉公さんなどの張り子人形が並ぶ。入った瞬間から香川の伝統文化に触れられるつくりだ。

0歳から2歳の赤ちゃん専用の木育広場は、讃岐富士や屋島、讃岐のおむすび山など、県内の自然をテーマにしたやさしい空間。木のおままごとキッチンにも、「ほねつきどり」や「うどん」といった香川らしいメニューがそろう。人気の「さぬきごっこひろば」では、うどんを伸ばして茹でて切って、木の天ぷらを盛り付ける本格的な遊びが楽しめる。手まりで作られた高松盆栽、醤油桶を使ったお茶室もあり、ここにも香川の伝統が満載。

讃岐の伝統工芸を販売するショップ、地元食材を使ったメニューが味わえるカフェも併設されているので、ぜひ立ち寄ろう。