親子で1日中楽しめる!名古屋港水族館の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

約500種を超える海の生き物と出会える「名古屋港水族館」。
図鑑でしか見られなかった、多くの魚を観察できる。
「イルカパフォーマンス」や「マイワシのトルネード」など、大迫力のイベントも盛り沢山。
水族館は広く見どころが盛りだくさんのため、事前に魅力と見どころを把握しておこう。
この記事で「名古屋港水族館」の魅力と絶対に外せない見どころを把握して、親子で館内を遊び尽くそう。

目次

名古屋港水族館ってどんなところ?

愛知県名古屋市港区、名古屋港ガーデンふ頭にある「名古屋港水族館」。
日本最大級の面積を誇り、日本最大の水量を誇るプールもある、大きな水族館だ。
日本で初めてシロイルカの繁殖に成功したことでも有名だ。
テーマごとに北館と南館に分かれており、約500種50,000匹の魚や動物に出会える。
日本の海を再現した水槽では、シャチやバンドウイルカ、カマイルカを展示。
アカウミガメやチンアナゴ、タカアシガニやエンペラーペンギンにも出会える。
イルカのパフォーマンスやシャチの公開トレーニング、飼育員のカメラ目線で魚の様子を見られるダイバーコミュニケーションなど、イベントも盛りだくさん。
南館にあるレストランでは、「シャークステーキ」や「クロコダイルのコンフィ」といった珍メニューが味わえる。
お土産を買えるミュージアムショップ、プロのカメラマンに撮影してもらえるシャチスタジオにも足を運んでみよう。

日本最大級の水族館で展示やイベントを遊び尽くそう
日本最大級の水族館で展示やイベントを遊び尽くそう

名古屋港水族館へのアクセス

名古屋観光の移動拠点となる、「JR名古屋駅」からのアクセスを案内しよう。
バスは時間がかかるため、電車でのアクセスがお勧めだ。
電車の乗り換えは1回。JRと地下鉄を乗り継いでも行ける。
電車での経路と所要時間は下記の通りだ。所要時間には待ち時間や移動も含めている。

経路
1. 「JR名古屋駅」の改札を出て、徒歩で約3分の地下鉄・東山線「名古屋駅」へ
2. 地下鉄・東山線へ乗車、「栄駅」にて下車
3. 地下鉄・名城線へ乗り換え、「名古屋港」駅下車
4. 駅から徒歩5分。
所要時間
約33分

名古屋港水族館の営業時間と料金

名古屋港水族館の営業時間と料金は、以下の表を参考にしてほしい。
時期によって営業時間が異なるため、注意しよう。

営業時間
通常 9:30〜17:30
GW・夏休み期間 9:30〜20:00
冬期 9:30〜17:00
料金
・大人/高校生:2,030円
・小中学生:1,010円
・幼児(4歳以上):500円

把握しておくべき名古屋港水族館の北館と南館の魅力

「名古屋港水族館」は、北館と南館の2つに分かれている。
北館のテーマは、「35億年はるかなる旅〜ふたたび海へ戻った動物たち〜」。
南館のテーマ「南極への旅〜地球を縦断する旅で出会う、5つの海のさまざまな生命〜」と、それぞれのテーマに合わせた展示やイベントが行われている。
効率よく巡れるよう、各館の特徴や見どころを紹介しよう。

日本最大級のメインプールでイベントが行われる「北館」

北館には「名古屋港水族館」のメインインベントとも言える、イルカパフォーマンスが行われるメインプールがある。
「日本の海」や「オーロラの海」では、イベントでも見られるシャチやイルカ、ベルーガをゆっくり眺められる。
「進化の海」には化石のレプリカやクジラの骨格標本などが展示されており、陸地に生息していた哺乳類がどのように鯨へと進化していったかがわかる。

イベントよりも自然体のイルカをゆっくり眺められる
イベントよりも自然体のイルカをゆっくり眺められる

各コーナーで多種多様な生き物を観察できる「南館」

南館は水域ごとにコーナーが分けて作られており、様々な種類の生き物を観察できる。
「日本の海」では日本周辺の海を再現しており、日本人の食卓に並ぶ魚の自然な姿が見られる。
タマシダやリュウビンタイが暮らす「オーストラリアの水辺」、グレートバリアリーフをモチーフとする「赤道の海」も必見だ。
アカザエビやトラザメが生息する「深海ギャラリー」や、ヒトデやヤドカリと触れ合える「タッチタンク」も興味深い。
南館も見どころが多く、歩いているだけで興味深い発見がたくさんあるはずだ。

ウミガメの海遊水路も見どころのひとつ
ウミガメの海遊水路も見どころのひとつ

絶対に見逃せない名古屋港水族館の見どころ5選

とにかく広く、見どころが多い「名古屋港水族館」。
「見たいところが多くて迷う」という方へ、「これだけは外さないでほしい」という見どころを紹介しよう。

1. 世界最大級のプールを活かした大迫力の「イルカパフォーマンス」

北館3階スタジアムで開催されるイルカパフォーマンスは、世界最大級のプールで行われる。
プールサイズは幅60m、奥行き30m、最大水深12mと大迫力。
大きなプールを活かした、力強い泳ぎと連続ジャンプは必見。
イルカの高い知能と運動能力で、仲間とタイミングを合わせてパフォーマンスする姿
は、驚きと感動を運んでくれる。
正面の大型スクリーンでリプレイ映像を流すため、ジャンプを見逃しても問題なし。
スタジアムの下にある水中観覧席では、パフォーマンスしているイルカの水中での様子を見られる。
イベントが1日に開催される回数と1回あたりの所要時間は、下記の通りだ。
イベントが開催される回数は、時期によって異なるため、あくまで目安だと考えてほしい。

1日の回数
5回
1回の所要時間
約15分
世界最大級のメインプールで行われる大迫力のイルカパフォーマンスを見てみよう
世界最大級のメインプールで行われる大迫力のイルカパフォーマンスを見てみよう

2. 展示では見られない姿が見られる「シャチとベルーガの公開トレーニング」

シャチの公開トレーニングは、イルカパフォーマンスと同じく、メインプールで行われる。
「海のギャング」とも呼ばれるシャチの泳ぐ速さは、時速50㎞。
シャチが力強く泳ぐ姿に圧倒されるはずだ。
日本でシャチが見られるのは、「名古屋港水族館」を含めてわずか2館だ。

「オーロラの海」で行われる、ベルーガの公開トレーニングも見逃せない。
シャチとベルーガは毎日、健康管理として体重測定を欠かさない。
その間じっとしている姿は、トレーナーへの信頼の証。
普段は見られないトレーニングの様子を眺めよう。
イベントが1日に開催される回数と1回あたりの所要時間は、下記の通りだ。
イベントが開催される回数は、時期によって異なるため、あくまで目安だと考えてほしい。

1日の回数 1回の所要時間
シャチ 3回 約15分
ベルーガ 2回 約10分
日本では滅多に見られないシャチは必見だ
日本では滅多に見られないシャチは必見だ
愛らしい姿のベルーガが測定している様子はなんとも可愛らしい
愛らしい姿のベルーガが測定している様子はなんとも可愛らしい

3. 癒しと驚きの空間「くらげなごりうむ」

約11種500点のクラゲを展示した「くらげなごりうむ」は、南館の1階にある。
鏡や照明を使った空間は、異次元の優美さ。
涼しげに舞い踊るクラゲの姿を眺めて、疲れた心を癒してほしい。
併設されたコーナーでは、クラゲが子供から大人へと成長する過程を観察できる。

他のコーナーとは全く違う空間の「くらげなごりうむ」
他のコーナーとは全く違う空間の「くらげなごりうむ」

4. 小さな魚が生み出す迫力ある光景「マイワシのトルネード」

南館2階「黒潮大水槽」で見られる「マイワシのトルネード」では、水槽の中に演出された幻想的な世界を楽しめる。
エサを与えられて興奮したイワシが、いつもより速いスピードで駆け巡る。
その様子はまるで竜巻で、小さな魚から生み出される芸術と言っても良いほど美しく、エネルギーに満ち溢れている。
「マイワシのトルネード」が1日に開催される回数と1回あたりの所要時間は、下記の通りだ。
イベントが開催される回数は、時期によって異なるため、あくまで目安だと考えてほしい。

1日の回数
4回
1回の所要時間
約5分
小さな魚が作り出す迫力ある光景は必見
小さな魚が作り出す迫力ある光景は必見

5. 愛らしい姿を近くで見られる「でら近っ!ごまちゃんデッキ」

ゴマフアザラシやケープペンギンと出会える「でら近っ!ごまちゃんデッキ」は、北館1階の外「しおかぜ広場」にある。
「でら近っ」とは、名古屋弁で「とても近い」という意味。
その名前のとおり、すぐ目の前で休憩する姿を眺められる。
1日に2回のフィーディングタイムでは、ご飯を食べる愛らしい姿も楽しめる。

ゴマフアザラシの愛らしい姿を間近で見られる
ゴマフアザラシの愛らしい姿を間近で見られる

親子で楽しめる名古屋の観光スポット3選

「名古屋港水族館」周辺には、親子で楽しめる観光スポットもいっぱい。
家族みんなが笑顔になれるスポットを紹介しよう。
「名古屋港水族館」を楽しんだ後に、ぜひ訪れてみてほしい。

1. 名古屋市東山動植物園

約60万㎡の敷地内に動物園や植物園、遊園地などがある、一日では回りきれないほどスケールの大きい動植物園。
特に約450種の動物を展示する動物園には園のシンボル的存在のコアラをはじめ、人気者がたくさん。
展示方法にも趣向を凝らしており、楽しく見学できる。
例えば、アジアゾウ舎「ゾージアム」はゾウのふるさとであるスリランカをイメージした建築になっており、異国情緒も感じられる。
さらには絶滅危惧種であるゾウと人間との関りや取り巻く生息環境などを知る学習展示もあり、学ぶ楽しみを感じられる。

趣向を凝らした展示が魅力の動物園と、季節の美しい風景が楽しめる植物園
趣向を凝らした展示が魅力の動物園と、季節の美しい風景が楽しめる植物園

2. レゴランド®・ジャパン

レゴ®ブロックの世界観に浸れるテーマパーク。
レゴ®ニンジャゴーが大活躍する「レゴ®ニンジャゴー・ワールド」や、冒険の旅をテーマにした「アドベンチャー」など、8つのエリアに分かれている。
スリル満点のジェットコースターや、本物の魚たちが泳ぐ海の中を潜水艦型ライドで探検できるアトラクションなど、レゴ®ブロックをモチーフにしたアトラクションが目白押し。

レゴ®ブロックの魅力が凝縮した、広大なテーマパーク
レゴ®ブロックの魅力が凝縮した、広大なテーマパーク

3. とだがわこどもランド

約1.7haの広大な敷地を誇る名古屋市唯一の大型児童センター。
「こどもたち自身があそびを発見し、創造をする空間」をテーマとしており、子どもたちが工夫しながら楽しく遊べる遊具や施設などがそろっている。
ターザンロープやボルダリングなど約30種類の遊びを楽しめる大型木製遊具に、子どもたちはおおはしゃぎ。夏は水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」が人気だ。
砂場を中心に小さな子どもでも楽しめる遊具が揃った幼児遊具広場も備えるなど、年齢に合わせて利用可能。

楽しい遊びが凝縮した大型児童センター
楽しい遊びが凝縮した大型児童センター

名古屋港水族館に関するよくある質問

Q

名古屋港水族館を満喫するためには、どれくらいの時間が必要?

A

館内の施設を一通り巡り、イルカパフォーマンスを見ると2〜3時間です。

Q

名古屋港水族館の入場料は?

A

大人~高校生は2,030円、小中学生は1,010円、幼児500円です。

Q

名古屋港水族館は撮影可能?

A

混み合わなければ大丈夫ですが、フラッシュを使えない場所もあります。

まとめ

広くて見どころも盛りだくさんの「名古屋港水族館」は、家族みんなで楽しめるスポットだ。
約500種50,000匹の生き物の様々な姿を見られたり、完成度の高いイルカパフォーマンスで感動を覚えたりと、色んな楽しみ方ができる。
それだけでなく、趣向を凝らした展示で新しい発見に出会えるだろう。
「名古屋港水族館」以外にも、名古屋市にはたくさんの観光スポットがある。
名古屋のどこへ行くか迷ったら、こちらの記事にも目を通してほしい。