熊本屈指のパワースポットを満喫!阿蘇神社の観光ガイド

熊本屈指のパワースポットを満喫!阿蘇神社の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

12柱もの神様を祀り、火山信仰が残る「阿蘇神社」。
様々なご利益を授けてもらえる、パワースポットとしても有名だ。
熊本でも屈指のパワースポットを満喫するために、知っておくべき見どころや周辺観光スポットをご紹介。
「阿蘇神社」の境内はもちろん、周辺の魅力的なスポットも合わせて散策しよう。

阿蘇神社ってどんなところ?

熊本県阿蘇市、阿蘇山の北麓に位置する「阿蘇神社」は、全国に約500ある分社の総本社だ。
2,000年以上の歴史を誇り、ご祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、12神を祀っている。
ご利益は厄払いや家内安全、学業成就や商売繁盛、五穀豊穣や良縁成就、不老長寿など多岐に渡る。
境内には国の重要文化財に指定された、6棟の神殿や楼門があり、見どころ満載だ。
「日本三大楼門」と呼ばれる、高さ18mの楼門は必見。
神社に対して平行に続く、全国的にも珍しい横参道も見どころのひとつだ。
「厄除開運守」や「金運守」、「心と体の御守」、「交通安全の御守」など様々なお守りがあるので、パワースポットとしても有名な「阿蘇神社」のご利益を授かろう。
熊本地震の影響でいくつかの建物が被害を受けており、復旧工事が進行中。
時期によっては見られない建造物もあるだろう。

国の重要文化財に指定された複数の建造物を見逃さないように
国の重要文化財に指定された複数の建造物を見逃さないように

阿蘇神社へのアクセス

国際線がある「熊本空港」を起点に、「阿蘇神社」へのアクセスを紹介しよう。
電車でもアクセスできるが、より簡単にアクセスできるバスの利用をお勧めする。

経路
高速バス「特急やまびこ号(大分県庁正門前行)へ乗車、「宮地駅前」下車。バス停から徒歩15分
所要時間
約1時間15分

阿蘇神社の参拝時間と拝観料

阿蘇神社の参拝時間と料金は、下記の表を参考にしてほしい。

参拝時間
6:00〜18:00
拝観料
無料

阿蘇神社のお勧め観光シーズンは?

「阿蘇神社」は、春の観光がお勧めだ。
毎年3月中旬に行われる「火振り神事」は、神様の結婚式を意味し、姫神の御神体が到着すると、松明に火をつけて振り回してお祝いするという神事。
重要無形民俗文化財にも指定されている。
ダイナミックに振り回される松明が作り出す炎の輪が、夜の明かりを灯し、幽玄な世界が生み出される。

時期を調整できるなら、ぜひ「火振り神事」を見てほしい
時期を調整できるなら、ぜひ「火振り神事」を見てほしい

阿蘇神社で絶対に外せない見どころ4選

熊本でも屈指のパワースポットである「阿蘇神社」。
その長い歴史をしっかり感じ、ご利益を授かるために外せない見どころを紹介しよう。

震災からの復興のシンボルとなった「拝殿」

「阿蘇神社」のご祭神を拝むための「拝殿」は、2016年の熊本地震で倒壊。2021年に再建された。
地域の人々からの寄付金、使用された木材のうち50%が阿蘇地域の木材であることから、今では熊本地震からの復興のシンボルとされている。
再建されたばかりの「拝殿」はまだ真新しく、美しい木の色と周囲に漂うヒノキの香りを楽しめる。
正面に飾られた、長さ7.5m、重さ160kgの巨大な注連縄も必見だ。

美しい木の色やヒノキの香りが漂う拝殿を、時間が経つ前に見に行こう
美しい木の色やヒノキの香りが漂う拝殿を、時間が経つ前に見に行こう

国の重要文化財に指定される6つの建造物

「阿蘇神社」では3つの神殿と、楼門を含む3つの門が重要文化財に指定されている。
3つの神殿と門はそれぞれ左右対称に構成され、拝殿を守るようなレイアウトになっている。
「日本三大楼門」のひとつである楼門は、九州最大級の二重門。「阿蘇神社」のシンボルとして荘厳な雰囲気を漂わせる。
熊本地震で倒壊したが、現在は復旧工事の作業中となっており、2023年12月の完了予定だ。
以下の表に重要文化財をまとめて紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

国重要文化財 竣工
一の神殿 1840年
二の神殿 1842年
三の神殿 1843年
楼門 1850年
神幸門 1849年
還御門 1849年
「日本三大楼門」のひとつである楼門の倒壊前の姿
「日本三大楼門」のひとつである楼門の倒壊前の姿

良縁成就のご利益があるパワースポット「高砂の松」

「縁結びの松」と呼ばれる「高砂の松」は、約1,000年前に26代宮司・阿蘇友成(あそともなり)が、兵庫県にある高砂の松の実を持ち帰ったもの。
松の周囲を女性は右回り、男性は左回りに2周することで、良縁に恵まれると伝わっている。

良縁成就を願う人はチャレンジしてみよう
良縁成就を願う人はチャレンジしてみよう

不老長寿のご利益がある「神の泉」

楼門正面の参道沿いにある「神の泉」には、飲めば不老長寿のご利益を授かると伝わる「神の水」が流れている。
「阿蘇神社」のある「一の宮」は、良質の地下水が湧き出る場所としても有名。
周辺には「水基」と呼ばれる水飲み場があり、全部で14カ所設置されている。
「神の泉」の他にも、ご利益を授かれる水基があり、水基を巡る「水基巡り」をする人も多い。
せっかく「阿蘇神社」に訪れたなら、「水基巡り」にもぜひチャレンジしてほしい。

様々なご利益を授かれるように「水基巡り」にチャレンジしよう
様々なご利益を授かれるように「水基巡り」にチャレンジしよう

阿蘇ならではのグルメを食べ歩き!門前町商店街

「阿蘇神社」の横参道の延長にある「門前町商店街」。
参拝客や観光客で賑わい、歴史を感じさせる建物や緑にあふれている。
「馬ロッケ」や「あか牛の串焼き」、「阿蘇とうきびソフトクリーム」や「阿蘇どら」など、阿蘇ならではのグルメを食べ歩きできる。
参拝のあとは、食べ歩きと水基巡りを楽しもう。

門前町商店街で食べ歩きと水基巡りを楽しもう
門前町商店街で食べ歩きと水基巡りを楽しもう

阿蘇神社と合わせて訪れたい観光スポット3選

「阿蘇神社」周辺には、火山のエネルギーや自然の豊さを感じられる観光スポットが集まっている。
「阿蘇神社」の参拝が終わったら、紹介するスポットにも足を運んでみよう。

1. 大観峰

阿蘇山は、約27~9万年前にかけて4回の巨大噴火で陥没した凹地(カルデラ)の中に、阿蘇五岳などの火山が発達した火山群の総称。
カルデラ内部には鉄道が走り、阿蘇市、高森町、南阿蘇村の3つの自治体に約5万人が生活する世界最大級の火山地域だ。
大観峰は、カルデラの縁(外輪山)のうち北側に位置し、大規模な陥没地形を展望できる。標高936mの高みにあり、田畑が広がる阿蘇のまちと阿蘇五岳、くじゅう連山までが一望できる。

阿蘇360度のパノラマが楽しめる
阿蘇360度のパノラマが楽しめる

2. 阿蘇中岳火口

阿蘇山の中央にある中岳(1506m)は現在も活発な活動を続ける火山で、激しく噴煙を上げる火口の様子を間近に見れる。
7つ並ぶ中岳の火口のうち、現在活動中で見ることができるのは第1火口で、周囲約4kmの巨大な噴火口の近くまで行ける。
ガスが晴れたときなどに火口の底に見えるのはエメラルドグリーンの火口湖で、温度50~60℃の強酸性の湯がたまっている。

地球の息吹が感じられる大迫力の噴火口
地球の息吹が感じられる大迫力の噴火口

3. 青井阿蘇神社

熊本県人吉市にある歴史ある神社で、創建は大同元年(806)。
人吉球磨地方の総鎮守として信仰され、地元では親しみを込めて「青井さん」と呼ばれている。
本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門は慶長15〜18年(1610~1613)にかけて造営されたもので、国宝に指定。

806年創建の神社で、本殿など5棟が国宝に指定
806年創建の神社で、本殿など5棟が国宝に指定

阿蘇神社に関するよくある質問

Q

阿蘇神社に祀られている神様は?

A

健磐龍命をはじめとする12神が祀られています。

Q

阿蘇神社のご利益は?

A

厄払い、家内安全、学業成就、商売繁盛、五穀豊穣、良縁成就、不老長寿などです。

Q

阿蘇神社の周辺にある宮門前町商店街では何ができる?

A

食べ歩きと水基巡りができます。

まとめ

熊本を代表するパワースポットの「阿蘇神社」。
再建された拝殿や重要文化財の楼門、縁結びのご利益がある「高砂の松」など、見どころが満載だ。
時間に余裕があれば、阿蘇ならではのグルメや水基巡りも楽しもう。
熊本には他にも自然や文化、グルメや歴史を感じられるスポットがたくさんある。
熊本の観光スポット選びに迷ったら、ぜひこちらの記事も読んでほしい。