バリエーション豊かな景観が魅力!札幌の人気お花見スポット7選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

旅行先として人気の北海道の中でも、観光に訪れる方が多い「札幌」。
北海道の中心地でもあり、都市と自然が調和した美しい景観が魅力のひとつだ。
少し離れると、北海道ならではの雄大な自然景観を見られるスポットも。
そんな魅力を持つ札幌だからこそ、オフィス街の中に咲き誇る桜や、広大な敷地に広がる桜など、桜の名所ごとに全く異なる風景を楽しめる。
桜の見頃に訪れてほしい、札幌で人気の花見スポットを紹介するので、この記事を参考に札幌を巡ってみよう。

目次

札幌の桜開花予想

札幌の桜の見頃は、以下の表を参考にしてほしい。
過去30年間の平均値の開花日と満開日であるため、ある程度前後すると考えておこう。
その他の地域と比べると札幌は開花が遅いため、注意してほしい。
また、花見スポットによっても見頃は変わるため、詳しくはこれから紹介する各スポットの例年の見頃を参考にしてほしい。

開花日
5月1日
満開日
5月6日

【2024年】札幌の桜開花予想

2024年4月10日に気象情報会社が「ウェザーマップ」で発表した、2024年の開花・満開予想日は以下の通り。
札幌の桜の見頃は4月26日〜4月30日ごろ。

開花日
4月23日
満開日
4月26日
見頃
4月26日〜4月30日
桜と豊平館(札幌中島公園)
桜と豊平館(札幌中島公園)

北海道ならではの桜と様々な景観を堪能できる!札幌の花見・桜の名所7選

ここからは、「札幌」の桜の名所と例年の見頃を紹介しよう。
北海道にしか咲かない「エゾヤマザクラ」や「チシマサクラ」を見られるスポットもあるので、春の札幌に訪れる際には参考にしてほしい。
桜の名所によって、景観も雰囲気も全く異なるため、気になるスポットが複数見つかったら、桜の名所巡りをしてみよう。

1. 豊かな緑の中に桜が映える「円山公園」

円山原始林の北側に位置しており、古くからの桜の名所として親しまれている円山公園。
園内にはエゾヤマザクラ、ソメイヨシノなど約120本の桜が植えられており、春には多くの花見客で賑わう。
「円山公園」は桜以外の樹木が多く、緑に囲まれることで、桜の白やピンクの色彩がより鮮やかに浮かび上がる。
園内で見られるエゾヤマザクラは花の色が濃いのが特徴で、他の木々との相性は抜群。
開放感のある開けた空間なので、気持ちの良い花見が楽しめるはずだ。
ベンチなども備わっているので、散歩にも最適。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
豊かな緑の中にあることで、一層美しさを感じられる円山公園の桜
豊かな緑の中にあることで、一層美しさを感じられる円山公園の桜

2. 桜とアートが調和する「モエレ沼公園」

札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
桜を含む自然とアートの調和が最大の魅力であり、約1,600本のエゾヤマザクラなどが植えられている。
優美な自然を感じられる桜と、人工物である独創的な遊具との対比が趣深い。
広大な芝生など緑の自然に溶け込む桜も見られるので、様々な桜の姿を楽しめるのが「モエレ沼公園」の魅力だ。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
様々な桜の姿を楽しもう
様々な桜の姿を楽しもう

3. 歴史と風情を感じる桜並木が見どころの「北海道神宮」

札幌市中央区に位置しており、北海道を代表する神社である北海道神宮
その歴史は古く、1869年、明治天皇の詔により、開拓民たちの心のよりどころとして「開拓三神」を祀ったのがはじまりである。
年間を通して多くの参拝客が訪れ、特に正月の初詣の時期には毎年70万人以上が訪れる。また、桜と梅の名所としても知られており、シーズンになると約1,100本の桜と約120本の梅を楽しめる。
表参道に広がる桜並木が見どころのひとつで、トンネル状に覆うような桜の姿は圧巻。
歴史を感じられる建造物の数々と桜の調和が素晴らしく、風情のある雰囲気も魅力だ。

桜の見頃(例年)
5月上旬
桜並木だけではなく、境内の様々な場所で桜を楽しめるのも魅力
桜並木だけではなく、境内の様々な場所で桜を楽しめるのも魅力

4. 様々な景観の中に桜が溶け込む「中島公園」

札幌中心部に位置しながら、豊かな緑に囲まれた「中島公園」。
年間を通して四季折々の景色に出会えるため、多くの観光客が集まる札幌市内でも人気の公園である。
日本庭園や異国風の建物である「豊平館」など、バラエティに富んだ景観と一緒に桜を見られるのが中島公園の魅力。
なお、豊平館は国の重要文化財にも指定されている。
日本庭園ではシダレザクラが見られ、日本情緒と儚い雰囲気を感じられる。
豊平館の白い外壁と桜のコントラストも美しく、フォトスポットとしても人気がある。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
日本情緒を感じられるシダレザクラ
日本情緒を感じられるシダレザクラ
豊平館の白い外壁と桜の美しいコントラスト
豊平館の白い外壁と桜の美しいコントラスト

5. ビルやランドマーク、花々と桜の共演が見どころの「大通公園」

札幌市の中心部に位置する「大通公園」。ライラックやハルニレなど92種、約4,700本の木々に囲まれているほか、寛ぎの場として芝生や噴水なども用意されており、オフィス街の憩いの場として観光客や市民に愛されている。
そんな憩いの場に、春には7種類、約50本の桜が咲き誇る。
なかでも数が多いのがエゾヤマザクラで、濃い花の色が特徴。
ビルが立ち並ぶオフィス街の中で咲く桜は、ギャップがあって趣深い。
周囲に咲き誇る、桜以外の花々との共演も見どころのひとつだ。
電車でのアクセスがしやすい点も魅力的だろう。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
札幌のランドマークを背景に桜を楽しめる
札幌のランドマークを背景に桜を楽しめる

6. 日本の美しさと異国情緒が調和する景観が魅力の「北海道庁旧本庁舎」

現在の北海道庁本庁舎の完成まで約80年に渡って道政の拠点、中枢としての役割を果たした庁舎。
通称「赤れんが庁舎」の愛称で知られる旧庁舎は、約250万個のレンガが使用された建築物で、ひずみのあるガラスやアメリカ風ネオ・バロック様式の建築などからは、歴史と情緒を感じられる。
カスミザクラとヤエザクラが植えられており、日本情緒を感じられる桜と異国感が漂う旧本庁舎との対比が大きな見どころ。
周囲には桜以外の木々も植えられており、桜と近い時期に見頃を迎えるチューリップも併せて楽しんでもらいたい。
レンガ造りの旧本庁舎は写真映えも良いので、ぜひ桜と一緒に写してほしい。

桜の見頃(例年)
5月上旬〜5月下旬
桜と旧本庁舎との共演を写真に収めてみよう
桜と旧本庁舎との共演を写真に収めてみよう

7. 開放感溢れる場所で桜をゆっくり鑑賞できる「北海道立真駒内公園」

「北海道立真駒内公園」は「札幌市南区」にある。
85haに及ぶ敷地には約13,200本の樹木が植えられており、50,000本ほどの自然木が残されている。
園内にはエゾヤマザクラやヤエザクラが1,000本ほど植えられており、広大で開けた空間の中で咲き誇る桜は絶好の被写体になる。
点在するように桜が咲いているので人が集まることも少なく、ゆったりと落ち着いて鑑賞できるのも魅力のひとつ。
北海道らしい広大な自然を感じながら桜を見たい方にとってはぴったりの場所だ。

桜の見頃(例年)
4月下旬~5月下旬
桜を見ながらピクニックするのもお勧めだ
桜を見ながらピクニックするのもお勧めだ

札幌の桜の名所に関するよくある質問

Q

札幌の桜の見頃は?

A

場所や気候によって異なりますが、4月下旬から5月上旬です。

Q

札幌で花見スポットが多いエリアは?

A

中央区や南区に多いです。

まとめ

豊かな自然や都市の中に咲き誇る桜など、バリエーション豊かな春の景色を見られるのは札幌ならでは。
そんな札幌の桜の名所と見頃を、この記事では紹介してきた。
北海道にしか咲かない、濃い花の色が特徴のエゾヤマザクラも大きな見どころだ。
ぜひ、桜の見頃を迎える春に「札幌」を訪れてほしい。日本ならではの美しい景観が見られるはずだ。
「札幌」で桜以外の観光スポットを巡るなら、以下の記事で厳選して紹介しているので参考にしてほしい。