【アメ横商店街の観光ガイド】活気溢れる商店街で買い物とグルメを満喫!
「アメ横商店街」、通称「アメ横」は日本でも屈指の知名度と人気を誇る商店街。
質の良い商品や料理を低価格で楽しめる、コスパの良さが魅力だ。
食品に限らず、ファッションや雑貨など、多種多様なアイテムが揃っているのも特徴のひとつ。
この記事では、「アメ横商店街」での楽しみ方や訪れるべき飲食店、ショッピングスポットなどを魅力と併せて紹介している。
記事を参考に「アメ横商店街」でグルメとショッピングを満喫しよう。
アメ横商店街ってどんなところ?
「アメ横商店街」は東京都台東区、「JR上野駅」と「JR御徒町駅」の間に位置する。
約400店舗が約500mの距離に軒を連ねる、活気あふれる商店街だ。
年末には正月に向けて食材を買い求める人々で特に賑わい、年末までの5日間で150万人〜200万人もの人々が訪れる。
通称は「アメ横」で、「アメヤ横丁」とも呼ばれる。
「アメ横商店街」では、旬の食品からお菓子や雑貨、コーヒー豆、アパレルなど、様々な商品がお得な価格で売られている。
思いがけない値段でお土産が手に入ることもあるだろう。
世界各国の食品や雑貨も揃っており、「アメ横商店街」を通るだけでも楽しいはずだ。
食べ歩きできるお店も多く、定番から流行のグルメまで盛りだくさん。
サクッと飲んで次のお店へ、とはしご酒にピッタリなお店も多い。
営業時間は店舗ごとに異なるものの、大体9〜10時にオープンして19時前後にクローズするのが一般的。
なお、一部の飲食店はこれより早くオープンするので、「アメ横商店街」で朝食を楽しむのもお勧めだ。
アメ横商店街の成り立ち
第二次世界大戦後の日本では、政府が国民に支給していた物資が尽きかけていた。
そんな中で東京の各地に闇市が成立。そのひとつが「アメ横商店街」だ。
名前の由来には2つの説があり、1つ目の説は飴屋が多かったことから飴屋横丁と呼ばれ、そこから転じて「アメ横」と呼ばれたとする説。
2つ目の説はアメリカの商品が多かったことで、アメリカ横丁から「アメ横」と呼ばれたという説だ。
アメ横商店街へのアクセス
「アメ横商店街」の最寄り駅は、JR「上野駅」とJR「御徒町駅」の2つ。
京成「上野駅」をはじめ、その他にも「アメ横商店街」周辺には駅が点在しているが、上記2つの駅を最寄り駅と覚えておけば大丈夫だ。
JR「上野駅」からアクセスする場合は「不忍口」から、JR「御徒町駅」からアクセスする場合は「北口改札」から出れば、すぐに「アメ横商店街」へ到着できる。
東京の主要駅から「アメ横商店街」の最寄り駅までの移動方法と所要時間は、下記の通りだ。
- JR東京駅から
- JR山手線でJR御徒町駅まで約5分
- JR新宿駅から
- JR山手線でJR上野駅まで約25分
- JR品川駅から
- JR山手線でJR御徒町駅まで約20分
- JR渋谷駅から
- JR山手線でJR上野駅まで約35分
アメ横商店街の魅力を満喫できる5つの楽しみ方
ここからは「アメ横商店街」の魅力を、最大限に満喫できる楽しみ方を紹介しよう。
紹介する楽しみ方を実践するだけでも、「アメ横商店街」の観光の満足度は高くなるだろう。
1. 様々なグルメを食べ歩き
「アメ横商店街」には、食べ歩きできるグルメがたくさんある。
定番であるカットフルーツ串は、イチゴやバナナなどが串に刺さっており、見た目のインパクトも充分。
メンチカツや大学芋、お饅頭といった日本のグルメだけでなく、ケバブや韓国式のホットドッグなど、様々な国のグルメを気軽に味わえるのも「アメ横商店街」ならでは。
人通りが多いので周囲の迷惑にならないよう、近くの飲食スペースなどでゆっくり食べよう。
2. コスパが良い飲食店で「はしご酒」を楽しむ
「アメ横商店街」とその周辺にはコスパが良く、気軽にサクッと飲めるお店が多い。
立ち飲みのお店も多いので、気張らずにお酒を楽しめるのも嬉しい。
昼はもちろん、朝から営業しているお店も多く、夜とは違った雰囲気でお酒を味わえるのも魅力だ。
「アメ横商店街」の居酒屋ではビールやハイボールのほか、多種多様な日本酒を提供しているお店も多い。
焼き鳥やもつ煮込みなどの日本らしい料理を食べられるのも魅力のひとつで、お酒に合うおつまみも盛りだくさん。ぜひ、お酒と併せて楽しんでほしい。
また、「アメ横商店街」の居酒屋の魅力は、お客さん同士や店員さんとの距離感の近さにある。
お酒も入ることでフランクな交流ができ、日本や海外の友人を作るきっかけにもなるだろう。
3. 日本のお菓子を大量に購入する
「アメ横商店街」には、お菓子好きにとってたまらないお店が盛りだくさん。
日本で定番のお菓子はもちろん、珍しいものまで幅広く手に入る。
大量のお菓子を安く購入できるのも「アメ横商店街」の大きな魅力。
コスパの高さと種類の豊富さに驚くはずだ。
「アメ横商店街」の名物ともなっている、チョコレートのたたき売りにはぜひ参加してほしい。
テンポの良い掛け声とともに、袋の中に大量のチョコレートが放り込まれていく光景は「アメ横商店街」ならでは。
価格は1,000円なので、ぜひ挑戦してみてほしい。
4. アパレルショップ・雑貨屋巡りを楽しむ
「アメ横商店街」には、アパレルショップや雑貨屋も多く、様々なアイテムが手に入る。
良質なアイテムを割安価格で販売しているのも、「アメ横商店街」ならでは。
今でもアメリカの輸入雑貨やアメリカの文化を取り入れたアイテムを販売しているお店は多く、特にジーンズとの縁は深い。
諸説あるが、日本でジーンズが最初に販売されたのは1950年頃の「アメ横商店街」で、当時はアメリカから輸入した中古品が主流だった。
「アメ横商店街」はジーンズが日本に流通した起点であり、こうした経緯からデニム製品を扱うお店が豊富だ
この機会に、お気に入りの1点を購入してみるのも良いだろう。
5. ドラッグストア巡り
「アメ横商店街」にはマツモトキヨシやダイコクドラッグをはじめ、多くのドラッグストアがある。
日本のドラッグストアでは薬品や健康関連の商品だけでなく、化粧品や日用品なども販売されている。加えて、一般的な販売店よりも化粧品や日用品は安価な場合が多い。
もし日本旅行中にドラッグストアへ行こうと考えている場合は、「アメ横商店街」の観光と併せて、ドラッグストアでの買い物も楽しんでみてはいかがだろうか。
絶品グルメをお手頃価格で味わえる!アメ横商店街の人気飲食店5選
ここからは、「アメ横商店街」で訪れるべき飲食店を紹介しよう。
食べ歩きを楽しめるお店だけでなく、はしご酒にもピッタリなお店も。
もちろん、ランチに最適なお店もあるため、「アメ横商店街」で何を食べるか迷ったら、紹介する5つのお店から選んでほしい。
全体的にコスパが良いのも嬉しいポイントだ。
1. 肉の大山 上野店
昭和7年(1932)創業の老舗食肉卸が上野のアメ横商店街で営む料理店。
食肉卸ならではの質の高いお肉を使ったメニューをリーズナブルな価格で提供し、ランチ&ディナータイムのどちらも満席&行列必至の人気店だ。
店の奥はテーブルとカウンターが並ぶレストランスペース。昼はステーキやハンバーグ、揚げ物などの定食メニューが中心で、その大半が1,000円前後と実にお値打ち。夜はピザやパスタを含む豊富なアラカルトメニューが揃う。
2. 百果園 上野第一店
アメ横商店街のシンボル的存在である「アメ横センタービル」のすぐ近くにある「百果園」は、「より上質でより安く」をモットーに新鮮な旬の果物を手頃な価格で販売する老舗のフルーツパーラー。
イチゴやメロン、パイナップル、スイカなどバラエティ豊かな果物を気軽に味わえるカットフルーツはアメ横でも特に人気のテイクアウトメニューだ。
3. まぐろ人 御徒町出張所
江戸時代に屋台から発祥したとされている「にぎり寿司」屋台は、立ち食いスタイルが主であり、当時のファストフードというべき存在だった。
そのにぎり寿司本来の食べ方をそのままに、スタンディングスタイルで楽しむことができる店。
店名にもなっているマグロは天然の本マグロを使用しておりネタの新鮮さは申し分ない。
4. 立飲みカドクラ
昼飲みOKの店がひしめき合う上野駅近くのエリアで抜群の人気を誇る立ち飲み居酒屋。
種類豊富な料理とドリンクをリーズナブルな価格で楽しめると評判で、店内のテーブルとカウンターはもちろん、店外のテーブル席まで満席になることもしばしば。
薄切りのハムを重ねて揚げたミルフィーユハムカツや鉄板で焼き上げる豚平焼といった名物を筆頭に、料理はどれもこだわりのメニューばかり。
5. 茶の君野園
大正7年(1918)創業の老舗の茶問屋。昭和21年(1946)に開店した上野の店舗は、アメ横と上野中通商店街の間に建つアメ横センタービルのすぐそばにありアクセスしやすい。
1階では静岡や鹿児島、宇治など全国各地から厳選し、自社工場で製造した日本茶を販売。
アメ横散策のお供には、お茶会にも使われる上質な宇治抹茶を使ったソフトクリームをテイクアウト。抹茶ソフトはもちろん、濃厚な北海道ソフトとのミックスもおすすめ。
アメ横商店街で訪れるべきショッピングスポット5選
「アメ横商店街」に数あるお店の中から、必ず観光プランに入れてほしいショッピングスポットを5つに絞ってご紹介。
紹介するお店に訪れれば、「アメ横商店街」の特徴であるコスパの高さと、豊富な品揃えを体感できるだろう。
1. 志村商店
個性的な店が多く常に活気あふれる通りの一角で、40年前から商いを続ける志村商店は、チョコレートのたたき売りが名物の人気店だ。
国内外から仕入れた有名ブランドのチョコレートが、「入れちゃえ!入れちゃえ!これも入れちゃえ!」という威勢のいい掛け声とともに次々と袋詰めされていく様子は圧巻。
最後には、「もう一つおまけ!」のうれしいサービスも付いてくる。
2. 二木の菓子 第一営業所・ビック館
『良い品が安く何でも揃う二木の菓子』のキャッチコピーで知られる、アメ横の菓子専門店。
上野アメ横に、第一営業所、ビック館の2店舗が道を挟んで営業している。
1階、2階とフロアの別れた第一営業所には、食玩(おまけ付き菓子)、駄菓子、アメ、ガム、チョコレート、スナック菓子、豆菓子、米菓子、珍味、輸入菓子などお菓子中心の品揃え。
3. アメ横センタービル
「アメ横センタービル」は「アメ横商店街」の中心部にある、シンボル的な存在。
ファッションや化粧品などが総合的に揃う商業施設だが、特筆すべきは「アメ横地下食品街」。
アジア系の調味料や野菜、スパイスなどを幅広く扱うお店が多く、珍しい商品が並ぶ。
いわゆるデパ地下のような雰囲気とは異なり、アジアの市場のような空気感が漂っている。
肉や魚などの生鮮食品もあり、一般的なスーパーでは見られない部位や種類の食材も盛りだくさん。
刺激的で日本にいることを忘れてしまいそうになるほど。
普段では見られない光景や商品に巡り合えるので、ぜひ訪れてほしい。
4. ドン・キホーテ 御徒町店
全国に店舗を構え、圧巻の品揃えと驚きの価格で人気のディスカウントストア「ドン・キホーテ」の御徒町店。
地上5階・地下1階の5フロアからなる売り場には、食品や日用品をはじめ家電や化粧品、さらにはブランド品まで種類豊富にラインアップ。
空間いっぱいに商品が陳列された様子や、こだわり満載で開発されたオリジナル商品ブランド「情熱価格」など、ドン・キホーテの魅力はそのままにアメ横らしさも加わる。
専門性の高い嗜好品に特化した品揃え、ブランド品が当たるブランドプレミアムカプセル、スタッフとの掛け合いが楽しめる対面販売など、アメ横らしさを体験できるドン・キホーテだ。
5. ドライフルーツとナッツの専門店 上野アメ横 小島屋
日本屈指の知名度を誇る「アメ横商店街」に店を構え、60年以上営業しているナッツとドライフルーツ専業の卸問屋。
複数の専門商社と取引する専門問屋だからこその豊富な品ぞろえを誇る。ナッツは71種類、ドライフルーツは82種類を用意。品質の高い商品を求めて、業者はもちろんのこと、個人客や観光客も多く訪れる。
この店の特徴は、スーパーでもよく見かけるような一般的なものではなく、さまざまな品種や産地のナッツやドライフルーツが購入できるということ。
アメ横商店街の周辺観光スポット3選
「アメ横商店街」の周辺には、豊かな自然や文化と触れ合え、動物にも出会える観光スポットがある。
「アメ横商店街」から徒歩でアクセスできるので、ぜひ併せて観光してほしい。
1. 上野恩賜公園(上野公園)
東京都台東区にある上野公園で、正式名称は「上野恩賜公園」。広大な面積を誇り、歴史もある公園だ。
春には桜の名所として国内外から観光客が訪れるなど、東京を代表する観光スポットの一つ。
上野の山と不忍池からなり、多様な種類の緑や水辺景観が形成されており、都会のオアシスとなっている。
2. 上野動物園
1882年に日本で初めて誕生した動物園。東京都心部にありながら、自然を維持する都市型動物園で、約300種、3,000点の動物が飼育されている。
敷地は、東園と西園に大きくエリア分けされており、人気のジャイアントパンダは、西園の「パンダのもり」の2箇所で見られる。
3. 東京都美術館
上野の森に佇むレンガ色のタイル貼りの建物が特徴的で、1926年に開館以来、美術の殿堂としての役割を担ってきた美術館。
日本国内外の名品を楽しめる特別展や自主企画展、公募展など多くの展覧会を開催する。
レストランやカフェ、ミュージアムショップも併設されている。
アメ横商店街に関するよくある質問
Q
アメ横商店街のお店は何時から何時まで営業しているの?
お店によって異なるものの、基本的には10時〜19時です。
Q
アメ横商店街に最も近い駅は?
JR上野駅と御徒町駅はどちらも、駅を出てすぐアメ横商店街にアクセスできます。
まとめ
この記事では「アメ横商店街」の楽しみ方や人気の飲食店、ショッピングスポットなどを紹介してきた。
低価格で良質な商品を購入できるコスパの良さと、多種多様なアイテムが揃う、活気あふれる商店街へ、ぜひ足を運んでほしい。
「アメ横商店街」のある上野には、この記事では紹介しきれなかった魅力的な観光スポットがたくさんある。
上野へ訪れるなら、人気観光スポットを厳選して紹介している、以下の記事も参考にしてもらいたい。