元力士と取組ができる! 臨場感ある 相撲ショー体験は「浅草相撲部屋」へ

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筆者 : GOOD LUCK TRIP
監修 : 浅草相撲部屋

雷門や浅草寺などの観光名所として有名な浅草。そんな浅草に、日本の伝統的なスポーツである“相撲”を生で体験できる場所があるのをご存知でしょうか? 相撲に興味はあるけれど、両国国技館まで観に行くのはハードルが高い……。そんな方にぜひ訪れて欲しい場所が「浅草相撲部屋」です。

目次

本場のちゃんこ鍋を味わいながら、相撲ショーを体験!

浅草駅から徒歩1分にある「浅草相撲部屋」
浅草駅から徒歩1分にある「浅草相撲部屋」

つくばエクスプレス浅草駅から徒歩1分にある「浅草相撲部屋」では、1日に3回、元力士による相撲ショーを開催しています。レストラン営業では盛岡名物であるわんこ蕎麦も楽しむことができ、店内にはわんこ蕎麦の記録保持者たちの写真が杯数とともに額装され、壁一面に大きく飾られていました。「横綱」「大関」など相撲の番付にちなんだ順位付けがされています。

上が女性、下が男性の記録。最高記録はなんと284杯!
上が女性、下が男性の記録。最高記録はなんと284杯!
店内入り口にはお土産コーナーも。スタッフも浅草相撲部屋パーカーを着用。
店内入り口にはお土産コーナーも。スタッフも浅草相撲部屋パーカーを着用。

相撲ショーの会場に入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、大きな土俵。中央で圧倒的な存在感を放っていて、これから始まる相撲ショーへの期待を高めてくれます。両サイドに観客席、正面にはVIP席であるソファー席があり、臨場感たっぷりの相撲ショーを観戦できるつくりになっています。

土俵は両国国技館でも使用されている「荒木田土」を採用した“本物”の土俵。土俵の俵は大相撲東京場所などと同じ素材と形状だそう。
土俵は両国国技館でも使用されている「荒木田土」を採用した“本物”の土俵。土俵の俵は大相撲東京場所などと同じ素材と形状だそう。

ショーのはじめは相撲部屋にちなんだ、元力士のちゃんこ番が監修した「特製醤油ちゃんこ鍋」が提供されます。地鶏・鰹・昆布・椎茸の出汁を合わせた本格的なレシピで、力士が実際に食べている「ちゃんこ鍋」の味を堪能できます。ドリンクは1杯目が無料で、唐揚げといなり寿司はなんとおかわりが自由。たくさん食べる人にうれしいシステムです。

ちゃんこ鍋はおひとり様でも楽しめるようにお膳スタイルで提供。
唐揚げはカリッとしていて、いなり寿司はジューシー。キャベツの漬物は箸休めにピッタリ。
ちゃんこ鍋はおひとり様でも楽しめるようにお膳スタイルで提供。
唐揚げはカリッとしていて、いなり寿司はジューシー。キャベツの漬物は箸休めにピッタリ。
ちゃんこ鍋の具材は、どれも味が染みていてすごくおいしかった! 相撲部屋ごとにちゃんこ鍋のシークレットレシピがあるそう。
ちゃんこ鍋の具材は、どれも味が染みていてすごくおいしかった! 相撲部屋ごとにちゃんこ鍋のシークレットレシピがあるそう。
ドリンクのおかわりはQRコードから注文することができます。Wi-Fiも完備されているから安心!
ドリンクのおかわりはQRコードから注文することができます。Wi-Fiも完備されているから安心!

相撲のルールがわからなくても心配無用! 誰でも楽しめる相撲ショー

食事に舌鼓をうっていると司会者が登場。いよいよ相撲ショーが始まります。司会者は日本語と英語を織り交ぜながら話してくれます。まずは提供された「ちゃんこ鍋」の説明から。

「ちゃんこ鍋」は肉や野菜、魚介類など、さまざまな食材をバランスよく取り入れられる栄養価の高い食事のため、一度に大量の食事を取る力士たちにピッタリな食事だそう。さらに「鶏の唐揚げ」には相撲ならではの由来が。相撲では土俵に手をついてしまうと負けというルールがあるのですが、鶏は二本足で立っていて両手を地面につかないことから縁起がいいとされ、力士たちは験担ぎとして好んで食べるそうです。

「いなり寿司」は、商売繁盛の神として有名な稲荷神社が五穀豊穣の神を祀る田の神信仰に由来していることから、お米を入れた俵に見立てた食べ物で、縁起がいいとされているんだとか。厳選された食事メニューから、日本の伝統文化や相撲のことをより深く知ることができます。

前座としてファニーダイア・夢乃真稀さんによる舞が披露されたあとに、元力士のふたりが登場。

演歌『願わくば桜の下で』に合わせて踊る優美な舞にうっとり。
演歌『願わくば桜の下で』に合わせて踊る優美な舞にうっとり。
スモークがたかれる派手な演出とともに、元力士が登場! 東(左)が「浅喜一」西(右)が「浅櫻」です。
スモークがたかれる派手な演出とともに、元力士が登場! 東(左)が「浅喜一」西(右)が「浅櫻」です。

まずは朝稽古の実演を披露。強く大地を踏むことで地中の邪気を払う言い伝えがある「四股」。取組の体制を崩れにくくするためのトレーニング「すり足」。柔軟性を高めて怪我を防止する役割である「股割り」。力士の稽古をみる機会は滅多にないので、観客のみなさんから歓声が上がります。

「四股」実演。地に足がつく時には、観客も一緒に「ヨイショ!」という掛け声をかけます。
「四股」実演。地に足がつく時には、観客も一緒に「ヨイショ!」という掛け声をかけます。
「すり足」実演。土俵を足で擦りながら前に進みます。力士によって様々なやり方があるそう。
「すり足」実演。土俵を足で擦りながら前に進みます。力士によって様々なやり方があるそう。
2人1組になって「股割り」実演。さすがの柔軟性!
2人1組になって「股割り」実演。さすがの柔軟性!

続いてお待ちかねの取組実演が行われました。相撲のルールを知らなくても大丈夫。力士の実演と共に、司会者が丁寧に基本ルールと反則や禁じ手を説明してくれます。

取組前は、土俵を清めるために塩まきをします。塩は上に投げることを意識すると、綺麗な弧を描けるそう。
取組前は、土俵を清めるために塩まきをします。塩は上に投げることを意識すると、綺麗な弧を描けるそう。

「はっけよーい のこった!」という掛け声とともに、ぶつかり合う力士たち。パン!という体と体がぶつかる音が会場に響きわたります。自然と東側の観客は浅喜一(あさきいち)を、西側の観客は浅櫻(あさざくら)を応援することに。もちろん、大きな声を出してもOK! むしろ、掛け声が大きければ大きいほど、力士たちにも熱が入ります。

こんな目の前で相撲を観戦できるなんて! すごい迫力で観客たちも大興奮。
こんな目の前で相撲を観戦できるなんて! すごい迫力で観客たちも大興奮。

元力士と取組ができる相撲体験!

大迫力の取組を観戦した後は、いよいよ相撲にチャレンジ! 実際に元力士と相撲をとることができます。チャレンジは挙手制で、8~10人くらいまで参加可能です。チャレンジャーの着替えなどの準備の合間は質問タイムに。元力士さんに気になることを聞けるチャンスです。この日は「得意な技はなんですか?」という、質問が飛び出していました。

相撲チャレンジが始まる前に、提供された〆のデザート。
相撲チャレンジが始まる前に、提供された〆のデザート。

相撲の着ぐるみを着たチャレンジャーが1人ずつ元力士に挑戦をします。勝負を挑みたい力士を指名して、「はっけよーい のこった!」の掛け声とともに取組スタート。観客の皆さんはチャレンジャーたちを勢いよく応援します。土俵にあがれる機会は貴重なので、チャレンジャーたちもノリノリ! どれだけ強くぶつかっても、力士の人たちがしっかり受け止めてくれるから安心です。参加者の皆さんは本当に楽しそう。

まずは自己紹介から!さまざまな国からやってきた旅行者たちが元力士に挑戦!
まずは自己紹介から!さまざまな国からやってきた旅行者たちが元力士に挑戦!
相撲の着ぐるみを貸してもらえるので服が汚れる心配はなし! どれだけ押してもビクともしない力士はさすが。
相撲の着ぐるみを貸してもらえるので服が汚れる心配はなし! どれだけ押してもビクともしない力士はさすが。
土俵際に追い詰められて、大ピンチ!?
土俵際に追い詰められて、大ピンチ!?
勝負が決まったら、力士たちと一緒に記念撮影もできます!
勝負が決まったら、力士たちと一緒に記念撮影もできます!

イベントの最後は、ひとグループごとに元力士たちと一緒に記念撮影ができます。記念撮影の写真はすぐにプリントされて、帰り際に手土産と一緒にプレゼントしてくれる、素敵なおもてなしが。帰りは出口まで力士たちがお見送りをしてくれ、大満足の2時間。

記念写真はカーペットを敷いた土俵の上で!
記念写真はカーペットを敷いた土俵の上で!
スタッフさんから手渡しで手土産をプレゼント。
スタッフさんから手渡しで手土産をプレゼント。
手土産として渡されたトートバッグには、酒升、シール、記念写真、手拭い、パンフレットが!
すべて浅草相撲部屋のオリジナル仕様。
手土産として渡されたトートバッグには、酒升、シール、記念写真、手拭い、パンフレットが!
すべて浅草相撲部屋のオリジナル仕様。
手拭いには浅草相撲部屋のロゴがドーンと印刷されています。可愛い!
手拭いには浅草相撲部屋のロゴがドーンと印刷されています。可愛い!

まとめ

日本の伝統的スポーツである相撲を間近で観戦できて、さらに取組体験もできる「浅草相撲部屋」。日本の伝統文化に気軽に触れたい方にピッタリ。浅草にお越しの際はぜひ予約して、圧巻の相撲ショーをぜひ楽しんでみてください。