那覇空港から最も近い離島・瀬長島を遊び尽くせる観光ガイド

「瀬長島」を観光するなら、お勧めのシーズンは夏。
青空と美しい砂浜、太陽に照らされて輝く海が美しく、様々なマリンアクティビティも楽しめる。
梅雨明けの6月中旬から7月上旬は晴れる日が多いため、特にお勧めだ。

那覇空港から「瀬長島」には、直行のリムジンバスか路線バスを利用すれば約20分。
レンタカーを利用してアクセスするのもお勧めだ。
東京からは約３時間、大阪からは約２時間30分でアクセスできる。

瀬長島の東側に位置する、展望広場や遊歩道のあるサンセットパーク。
南国の雰囲気漂う園内の様々な場所で美しい景色を見られるが、展望広場は特にお勧め。
瀬長島と周囲の海を一望できるため、フォトスポットとしても人気が高い。
また、島内でも飛行機の離着陸を見やすいスポットとしても有名。

「瀬長島」の外周は道路が整備されているが、その外側には天然のビーチが広がっている。
全長100m以上と長く砂浜も広いため、ゆっくり散策するのにピッタリ。
遊泳はできないものの、遠浅で波も穏やかなため、小さな子供でも安心して水遊びや磯遊びできる。
また、飛行機が那覇空港へ離着陸する様子を見られるのも魅力のひとつだ。
夜には那覇空港の誘導灯が点る、美しい景色を見られるため、デートスポットとしても知られている。

「瀬長島」の南部に位置する「子宝岩」。
かつては海の中に立つ、上下に２つの穴が空いた大きな岩で、子宝に恵まれない人々が願掛けをしたパワースポットだった。
戦後に瀬長島が整備されていく中で壊されたが、復元を望む多くの声があり復元。
美しい海を背景に佇む子宝岩を眺めながら、沖縄の信仰に思いを馳せてみよう。
小石を投げて上の穴に入れば男の子、下の穴に入れば女の子に恵まれるとされているため、願掛けしてみるのもお勧めだ。

複合リゾート施設「瀬長島ウミカジテラス」にある「Cafe Bar SEE THE SEA」。
海と那覇空港を一望できるシーサイドテラスで、沖縄の食材を使ったヘルシーかつ美味しいフードとドリンクを味わえる。
クリーミーで濃厚な味わいが特徴のバナナスムージーや、自家製サルサソースが特徴のタコライスが人気メニューだ。
タコライスは動物性食材を一切使用しておらず、グルテンフリーなのも嬉しい。
夜には沖縄のお酒である泡盛のほか、オランダのお酒を使用したカクテルも楽しめる。

瀬長島の北西部に位置する「琉球温泉 瀬長島ホテル」の１階に店を構える「Ocean Dining 風庭（かじなぁ）」。
オーシャンビューと沖縄の素材を活かした多種多様な料理を楽しめるのが魅力。
朝・昼・夜とそれぞれの時間に相応しいメニューを提供している。
ディナーでは泡盛やワインを楽しみつつ、素材にこだわった和食の創作料理や和洋懐石コースを味わえる。

「瀬長島ウミカジテラス」にある、餃子と冷製沖縄そばの専門店「海とギョウザと沖縄そば カプリシャス食堂」。
沖縄そばとは、そば粉を使用せず小麦粉とかん水で作られた太めの麺と、豚骨とかつお節などから取った濃厚な出汁が特徴のご当地グルメ。
温かいものが一般的だが、ここでは冷たい沖縄そばを食べられる。
ざるそばのようにさっぱり食べられる「ざる沖縄そば」や、海ぶどうとキムチが載せられた沖縄そば、沖縄の野菜の天ぷらのった沖縄そばなど、様々なバリエーションの沖縄そばを味わえる。

瀬長島の北西部、瀬長島ウミカジテラスのすぐ近くに位置する「琉球温泉 瀬長島ホテル」。
那覇空港が一望できる客室や美しい海を一望できる客室、空と海に包まれるような感覚になるインフィニティプールなど、瀬長島の絶景を満喫できるリゾートホテル。
沖縄では珍しい天然温泉に浸かれる施設で、大露天風呂では瀬長島の海を見ながら、贅沢なひと時を過ごせる。
人気の飲食店として紹介した、沖縄の素材を活かした料理の数々を味わえる「Ocean Dining 風庭」もホテル内にある。

瀬長島の中北部に位置する「ストーリーライン瀬長島」は、マイアミのようなリゾート体験ができるホテル。
スタイリッシュでありながら、ラフな服装でもリラックスできる空間には、インフィニティプールや屋外温泉スパ、テラスが併設されたラウンジなど、様々な施設がある。
エメラルドグリーンの海と那覇空港を離着陸する旅客機を間近に見られる客室も魅力。
テラスに備えられたパーラーには、沖縄の食材を使用したドリンクやスイーツが取り揃えられており、オリジナルのミニパフェなどをテイクアウトできる。

瀬長島と同じく豊見城市にある「DMMかりゆし水族館」では、映像表現と空間演出を駆使した空間で、亜熱帯気候の自然の魅力を体験できる。
“多彩な生物が息づく澄み切った海”をテーマにした1階の見どころは、美しい熱帯魚や、沖縄の近海に生息する熱帯魚が展示された巨大な水槽や海中トンネル。
“亜熱帯気候が織りなす常緑の森”をテーマにした2階では、カジュマルなどの植物に囲まれたスペースの中に息づく、淡水魚や爬虫類など様々な生物を見て回れる。

瀬長島から少し南下した場所にある豊崎海浜公園内には、沖縄最大級の全長700mの人工ビーチ「豊崎美らSUNビーチ」がある。
ハブクラゲネットが設置され、監視員も常駐されているため、安心して海水浴を楽しめる。
それだけでなく、国内最大の規模を誇る海上アスレチックや様々なマリンアクティビティで遊べる施設も。
豊崎海浜公園には広々としたBBQエリアやカフェレストラン、バスケットコートもあり、１箇所で様々な体験ができる。

那覇空港のほど近い場所にある「旧海軍司令部壕」。
第二次世界大戦の際、日本の中で唯一地上戦が行われた沖縄。
その戦争で日本海軍の司令部として使用されていた防空壕だ。
日本海軍が組織的な戦闘を終えた場所であり、当時のまま残されている。
そのため、手榴弾で自決した跡や司令官が書き残した跡を今も見られる。
旧海軍司令部壕に訪れて、戦争を肌で感じ、平和について考えるきっかけになるだろう。