青い海と南国の自然を家族で満喫!夏の琉球親子旅【沖縄3泊4日モデルコース】

青い海と南国の自然を家族で満喫!夏の琉球親子旅【沖縄3泊4日モデルコース】

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

透き通る青い海、ゆったりと流れる島時間、大自然の神秘と独自の歴史が息づく地、沖縄。
家族の大切なひとときを過ごす旅先として沖縄を選んでみたものの、子供と一緒にどのようにまわれば最適かわからない方も多いだろう。
今回は、沖縄の中心地である那覇からスタートし、北は恩納村、南は瀬長島など、有名観光スポットや地元住民に人気のエリアをぐるりと周遊。
子供は思い切り遊び、大人はリフレッシュできる、そんな一挙両得な3泊4日のモデルプランをご紹介しよう。

DAY1|沖縄の中心地、牧志・おもろまち・美栄橋で沖縄の定番を満喫

今回の旅は那覇空港からスタート。
お昼前に空港に降り立ったら、レンタカーを借りて、まずは那覇市内へ向かう。

沖縄の空の玄関口「那覇空港」
沖縄の空の玄関口「那覇空港」

13:00 ご当地グルメ、ポーたま 牧志市場店で遅めのランチタイム

移動の疲れを癒すとともに、まずは腹ごしらえ。
沖縄に降り立ったらぜひ味わってほしいのが、沖縄発祥のローカルフード「ポーたま」だ。
ポーたまとは、ポークたまごおにぎりの略で、ポークランチョンミートと卵をパンの代わりにご飯と海苔で挟んだ、和風サンドイッチのようなもの。
一口食べると、ポークランチョンミートの塩気と卵のやさしい甘さ、パリッとした海苔の風味が絶妙にマッチして美味、まさにおにぎりとサンドイッチのいいとこ取りといった感じだ。
定番のポーたまをはじめ、あぐー豚の味噌炒め、海ぶどう、グルクン揚げなど沖縄の特産品をトッピングした店舗限定のメニューもあり、ぜひ色々な味にチャレンジしてほしい。

ほかほかの作りたてを味わって
ほかほかの作りたてを味わって

14:00 「那覇市国際通り商店街」を歩いて、沖縄時間を満喫

お腹を満たした後は、那覇市のメインストリート「那覇市国際通り商店街」を散策。
600もの店舗が軒を連ねる沖縄随一の繁華街で、観光、商業の中心地だ。
日曜日は歩行者天国になり、オープンカフェやストリートパフォーマンス、様々なイベントやマルシェも開催される。
ウィンドウショッピングを楽しんだり、沖縄グルメを味わったり、ゆっくり歩きながら沖縄の雰囲気を感じとろう。

ヤシの木が揺れる南国ムード満点のストリート
ヤシの木が揺れる南国ムード満点のストリート

15:00 「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 沖縄」で、非日常のアート体験

続いて訪れるのは国際的なアート集団、チームラボが手掛ける体験型アート施設。
紙に描いた魚が目の前の巨大水槽で泳ぐ「世界とつながったお絵描き水族館」や、ボールを転がして色や音の変化を楽しめる「光のボールでオーケストラ」など、デジタル技術を駆使したインタラクティブなアート作品が多く展示されている。
子供たちは思いきり体を動かしながら、光と音にあふれた夢幻のアート世界を冒険できる。
見て、触れて、動いて、五感を刺激する、まさに遊園地さながらの芸術空間だ。

紙に描いた生き物が動き出す「鼓動する谷のグラフィティネイチャー」
©チームラボ 紙に描いた生き物が動き出す「鼓動する谷のグラフィティネイチャー」

17:00 「じまんや 那覇店」で島の恵みを味わう

ディナータイムは地元食材にこだわった本格沖縄料理を「じまんや 那覇店」で。
懐かしいぬくもりを感じる古民家風の空間で、希少な沖縄のブランド豚「パイナップルポーク」のトンテキやしゃぶしゃぶ、つけもずくやチャンプルーなど、多彩な名物料理を堪能できる。
沖縄の“うまい”が詰まった那覇の隠れた名店だ。

DAY2|景勝地が点在する恩納へ。沖縄の自然が育んだ景色や食を堪能

2日目は県内最大級を誇るリゾートモールでの買い出しへ。

10:00 「イオンモール沖縄ライカム」でショッピングを満喫

イオンモール沖縄ライカム」には、ファッションからグルメ、雑貨、エンターテイメント施設まで、5階建てに約220の専門店が軒を連ねる。
エントランス「Arrival Gate」では、沖縄らしく高さ2.5メートルの巨大シーサーがお出迎え。
沖縄近海の色鮮やかな熱帯魚が泳ぐ大水槽や、沖縄の自然を体現したリゾート感たっぷりの「Rycom Village」など、単なるショッピングモールにとどまらず、訪れる人を魅了する空間デザインも魅力。
ポケモンデザインの「ちゅらピカ広場」をはじめ、キッズコーナーも多く設営され、家族連れで楽しめるスポットだ。

圧倒的な店舗数が並ぶ広々とした施設内
圧倒的な店舗数が並ぶ広々とした施設内

12:00 海の神秘に包まれた「青の洞窟(真栄田岬)」へ

次に訪れるのは、「イオンモール沖縄ライカム」から車で30分ほどの「真栄田岬」。
崖下にある全長30メートルほどの洞窟は「青の洞窟」と呼ばれ、シュノーケリングやダイビングスポットとして絶大な人気を誇っている。
透明度の高い海水が、太陽の光を反射することで幻想的な青い光が水面に広がり、あたかも別世界に迷い込んだような感覚を味わえる。
洞窟付近には、ツバメウオやブダイなどの熱帯魚も多く生息しているため、色とりどりの魚たちと美しい海中世界を共にすることも。

白い砂と澄んだ海水、太陽光が織りなす奇跡的な自然現象
画像提供:恩納村観光協会 白い砂と澄んだ海水、太陽光が織りなす奇跡的な自然現象

13:30「島豚・琉球牛 燦 別邸 はなれ」で、しゃぶしゃぶに舌鼓

お待ちかねのランチは、最高級しゃぶしゃぶとすき焼きの名店で。
沖縄県産のあぐー豚やパイナップル酵素を食べて育てたパイナップルあぐー豚、A5ランクBMS10点以上の黒毛和牛を、良質なレタスやもずくと一緒に贅沢に味わえる。
保温力が高く、ゆっくり素材に熱を通す希少な水晶鍋は、肉の旨みを最大限に引き立てる。
さらに自家製のシークワーサーポン酢が、爽やかなアクセントに。

15:00 断崖から望む大空と青い海、「万座毛」の絶景が心をほぐす

沖縄本島の恩納村に位置する「万座毛」は、東シナ海を一望できる断崖絶壁の景勝地。
象の鼻のような琉球石灰岩からなる断崖が特徴的で、かつての琉球国王が「万人が座するに足る毛(野原)」と称したことでも有名だ。
ひとたび天然芝が広がるその台地に腰かければ、無限に広がる青い海と広い空、自然の雄大さを全身に感じられる。
万座毛に隣接する「万座毛周辺活性化施設」には、地域特産品を扱うショップや飲食店、展望デッキが整備され、景観と地元の魅力を同時に楽しめる場となっている(要観覧料)。

季節や天候、時間によって様々な表情を見せる東シナ海
季節や天候、時間によって様々な表情を見せる東シナ海

17:30 「ベストウェスタン沖縄恩納ビーチ」でディナーブッフェを堪能

夕食は、恩納村のホテル「ベストウェスタン沖縄恩納ビーチ」内にあるシーサイドレストランへ。
亜熱帯植物に囲まれた東シナ海を望む絶好のロケーションで、和食、洋食の定番メニューに加え、県産鶏や県産魚を使ったローストなど、沖縄の食材を活かしたメニューの数々が味わえる。
ビュッフェで自分好みにセレクトできるのもうれしい。

DAY3|沖縄ならではの特別な体験ができる豊崎・瀬長島エリアへ

3日目の朝は、「美らSUNビーチ」前に位置する大型商業施設「イーアス沖縄豊崎」へ。

10:00 ビーチ沿いの「イーアス沖縄豊崎」でショッピング

1階にはマリンアイテムを扱う大型スポーツ専門店や家電量販店、2〜3階には人気アパレルブランドやライフスタイル雑貨店が集い、デイリーから観光まで、沖縄ライフを楽しむための品々が充実している。

DMMかりゆし水族館やLittle Universe OKINAWAなどが入っており、雨の日でも家族連れでも楽しめます。インフォメーションセンターではによる観光・施設案内が受けられる。
授乳室や車椅子貸出など、ユニバーサル対応も充実し、ファミリー層には特に安心だ。

「イーアス沖縄豊崎」の外観
「イーアス沖縄豊崎」の外観

12:00 「A&W イーアス沖縄豊崎店」でボリューミーなハンバーガーランチ

お待ちかねのランチは、アメリカ発祥のファストフード店「A&W」で。
沖縄県にしか店舗がないA&Wは、1963年に日本に上陸して以来、沖縄の地元の人々に愛され続けている。
なかでも注目したいのが約14種類以上のハーブを原料とするノンアルコールドリンク「ルートビア」。
バーガーとの相性は抜群で、なんと店内はおかわり無料。
クリームチーズと黒糖ペッパーポークを使った名物「The A&Wバーガー」との相性をぜひ試してほしい。

贅沢な食材を使用した「The A&Wバーガー スーパーフライ(S)コンボ」
贅沢な食材を使用した「The A&Wバーガー スーパーフライ(S)コンボ」

13:00 「DMMかりゆし水族館」で、沖縄の海や生き物と出会う

ランチタイムを終えたら、イーアス沖縄豊崎に直結した「DMMかりゆし水族館」へ。
「生きものたちとのゼロ距離の感動と非日常の幻想体験の提供」をコンセプトの水族館を超えた水族館。沖縄地方を中心とした様々な海洋生物や動植物の展示だけでなく、餌やりなど複数の体験プログラムを提供する、新しいカタチのエンタテイメント施設だ。
2階エントランスから入館すると、亜熱帯の自然をテーマにした幻想的な空間「やんばるの森」が現れ、あたかも本物の森を探索するように様々な淡水魚を観察できる。

入館してすぐ南国の森が目の前に広がる
入館してすぐ南国の森が目の前に広がる

カメレオンやトカゲなど爬虫類や両生類が潜む「ぐまさんケーブ」、沖縄の海を現実の時間帯に合わせて演出した「うみかじドーム」、サメやヒトデに触れられるタッチプール。
さらには、コツメカワウソ・ペンギン・ナマケモノへの餌やり体験などもでき、まるで自然の中に迷い込んだような感覚を体験できるのが魅力だ。

カワウソとの触れ合いは感動必至!
カワウソとの触れ合いは感動必至!

1階には沖縄近海の海洋生物が泳ぐ大水槽や、海中散歩の気分が味わえる水中トンネル、カラフルな熱帯魚やクラゲを幻想的に展示した個水槽なども充実。

「うちなー大水槽」前で家族みんなで語らうのもいい
「うちなー大水槽」前で家族みんなで語らうのもいい

さらに、2025年春には新エリア「ふれあい広場tetote(てとて)」がオープン。
ミニブタよりさらに小型のマイクロブタやフクロウ、コールダックなど、珍しい動物たちとのふれあいや餌やり体験ができるようになり、家族連れには大人気のスポットだ。

「マイクロブタ」とのふれあいは特別な旅の思い出に
「マイクロブタ」とのふれあいは特別な旅の思い出に

17:00 「瀬長島ウミカジテラス」でお土産探し

旅の終盤に訪れるのは、那覇空港からほど近い瀬長島にあるリゾート施設。
青い海に美しい白亜の建物が立ち並ぶこの地域は、地中海の街並みを彷彿とさせる絶景スポットとして知られ、年間330万人を超える人々が訪れる。
沖縄ならではの食材を使ったグルメやスイーツ、メイドイン沖縄のジュエリーや工芸品、リラクゼーションサロンなどおよそ50店舗が集う。
沖縄の雄大な空と海のロケーションの中、地下1,000mから湧き出る天然温泉を楽しめる瀬長島ホテルの「龍神の湯」もおすすめだ。

小規模な店舗が集落を形成してひとつの街のようになっている
小規模な店舗が集落を形成してひとつの街のようになっている

18:00 「POSILLIPO cucina meridionale」の絶景イタリアンディナー

瀬長島の高台に佇む南イタリアをテーマにしたレストラン「POSILLIPO cucina meridionale(ポジリポ クッチーナ メリディオナーレ)」。
店名は、ナポリ南西部の美しい丘「ポジリポ」にちなんで名付けられ、そこから望む絶景のように、沖縄の海と空を一望できるロケーションが魅力。
ルーフトップバーやセレモニースペースも併設され、記念日やウェディングにもぴったりの施設だ。

夕暮れの海を眺めながらのディナーを
夕暮れの海を眺めながらのディナーを

イタリアの伝統をベースに、沖縄の新鮮な食材を活かしたシンプルで味わい深い料理も本格派。
オリジナルのブレンド粉を使ったナポリピッツァや炭火グリル、パスタなど絶品イタリアンが楽しめる。

新鮮な沖縄食材を使用した本格イタリアン
新鮮な沖縄食材を使用した本格イタリアン

DAY4|海風が心地よい豊崎周辺で沖縄出発前の散策を

最終日は空港近くのエリアを散策。まずは「美らSUNビーチ」へ。

9:00 「美らSUNビーチ」の景色を目に焼き付けて

旅の終盤に訪れるのは、全長700mの広々とした砂浜をもつ県内最大の人工のビーチ「美らさSUNビーチ」。
海水浴を楽しむ観光客や地元住民で賑わっている場所だ。
遊泳エリアはハブクラゲ用のネットが設置され、監視スタッフも常駐しており、安全を確保。
ジェットスキーやバナナボートなどが楽しめるマリンスポーツエリア、海面に巨大なエア遊具を浮かべたマリンアスレチックや海辺のネットアスレチック、さらにはBBQエリアまであり、家族連れや大人数でのレジャーに最適なスポットだ。
沖縄最後のビーチとして、子供たちとともに心に焼き付けよう。

那覇空港から最も近く、充実のアクティビティを満喫できる海水浴場
那覇空港から最も近く、充実のアクティビティを満喫できる海水浴場

10:00 「沖縄アウトレットモール あしびなー」で、掘り出し物をゲット

海を堪能した後は、美らSUNビーチからほど近い立地にある沖縄県唯一のアウトレットモールへ。
エメラルドグリーンの海を背にしたギリシャ風建築様式の外観が特徴で、広大な敷地には高級ブランドからカジュアルウェア、スポーツ用品、シューズ、雑貨まで、ファッションを中心に約100の人気ブランドがずらりと並ぶ。
アウトレットならではのリーズナブルな価格も魅力的。
移動式遊び場や、エイサーなどの沖縄らしい民俗文化を楽しめるイベントが不定期で開催されるのも注目だ。

那覇空港から南へ車で約20分、約100の人気ブランドが集まる沖縄唯一のアウトレットモール
那覇空港から南へ車で約20分、約100の人気ブランドが集まる沖縄唯一のアウトレットモール

12:00 「ステーキハウス88 辻元店」で満腹ランチタイム

沖縄全域に展開し、豊富なメニューとリーズナブルな価格で絶大な人気を誇るステーキハウスチェーン・88グループの総本店へ。
内外共に派手なネオンサインに彩られ、古き良きダイナーのような雰囲気漂う店の自慢はアメリカンサイズのビッグなステーキ。
テンダーロインやサーロイン、リブアイなど様々な部位を味わえるほか、石垣牛といった厳選された和牛の肉も用意され、ステーキだけで常時20種類以上の中から選ぶことができる。

まとめ

那覇から北は恩納村、南は瀬長島・豊崎など、有名観光スポットや地元住民に人気のエリアをぐるりと周遊する沖縄3泊4日のモデルコースはいかがだっただろうか。
透き通る青い海とゆったりと流れる島時間、大自然が織りなす神秘的な体験は子供たちだけでなく、大人にとってかけがえのない時間になること間違いなし。
家族の大切なひとときを過ごす次回の旅先として沖縄を選んでみてほしい。