
福岡の空港・中心地から日帰り観光可能!糸島の人気観光スポット13選
福岡空港や福岡市街地から1時間以内でアクセスできる「糸島」は、海と山に恵まれた、多彩な絶景スポットが点在するエリアだ。
福岡市街地から日帰りで観光できることもあり、近年は観光地として人気が高まっている。
美しい景色だけでなく、海の幸を堪能できるグルメも魅力のひとつ。
この記事では、そんな糸島の人気観光スポットを中心に、見どころを余すところなく紹介する。
糸島ってどんなところ?
「糸島」は、福岡県の西部の糸島半島に広がる自然豊かなエリア。
北側には美しい海岸線、南側には山々、中間部には田園地帯が広がり、スポットごとに異なる絶景を楽しめる。
サーフィンや釣り、ドライブ、キャンプなど、多様な環境を活かしたアクティビティを満喫できるのも魅力のひとつ。
海沿いには、おしゃれなカフェやレストランが点在。地元で採れた魚介や野菜、肉などを使った料理を景色とともに楽しめる。
牡蠣の名産地としても知られており、冬になるとかき小屋が漁港に並び、その場で新鮮な牡蠣を焼いて味わえる。
その他にも「真鯛」や「イカの活き造り」「糸島牛」「あまおう苺」など、名物グルメも豊富だ。
豊かな自然を感じられるホテルや一棟貸しの宿も多く、ゆったりと滞在したい人にもピッタリのエリアだ。

糸島のおすすめの観光シーズンは?
糸島で特にグルメを楽しみたいなら、春(3〜5月)と冬(12〜2月)がお勧めだ。
春は新緑が広がり、糸島の自然を心地よく感じられる時期で、あまおう苺狩りなども楽しめる。
冬は糸島名物の牡蠣と真鯛が旬の季節。「鯛めし」をはじめとする海鮮グルメを満喫しよう。
観光客も少なく、静かで落ち着いた雰囲気を味わえるのも魅力だ。
糸島の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 薄手のジャケットやカーディガン
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、厚手のセーターやジャケット
糸島への移動方法は?
糸島へのアクセスの起点となることが多い福岡空港や博多駅、天神駅からの主な交通手段は電車だ。
糸島の主要駅である「筑前前原駅」には、上記の空港・駅を起点する場合、福岡市地下鉄空港線で乗り換えなし、1時間以内でアクセスできる。
ただ、運転に心配がなければレンタカーを利用するのがお勧め。
レンタカーなら高速道路を使えば約35分から50分で到着。一般道でも1時間から1時間20分程度で到着できる。
糸島観光の主要交通手段
糸島は車を利用すれば半日ほどで1周できるため、エリア内の移動手段としてもレンタカーがお勧め。
主要観光スポットであればバスでも巡れるが、自由度の高いプランにしたいなら、レンタカーがベストだ。
福岡空港や博多駅・天神駅周辺、筑前前原駅でもレンタカーの手配は可能。
福岡市街地からレンタカーを借りて糸島を目指すのもお勧めだ。
多彩な絶景を巡る!糸島の人気観光スポット13選
糸島の絶景を楽しめるスポットをはじめ、歴史や文化に触れられる神社仏閣、レジャー施設など、人気観光スポットを厳選してご紹介。
紹介するスポットを巡れば、糸島の魅力を存分に味わえるはずだ。
1. 桜井二見ヶ浦
糸島市北部に位置し、玄界灘を望む桜井二見ヶ浦。
「日本の渚百選」にも選ばれた福岡を代表する名勝で、糸島ドライブの際には欠かせない立ち寄りスポットだ。
福岡藩の二代目藩主・黒田忠之が創建した櫻井神社の神地として古くから崇敬されており、青い海をバックにそびえ立つ真っ白な鳥居が印象的。
海岸から約150mの沖に浮かぶのは、高さ11.8mの男岩と高さ11.2mの女岩が大注連縄で結ばれた夫婦岩。

2. 櫻井神社
江戸時代初期(1603年〜1868年)に福岡藩2代目藩主・黒田忠之公が建立した「櫻井神社」と、伊勢神宮と内宮・外宮の分霊を祀る「櫻井大神宮」から成る神社。
糸島の人気観光スポットともなっている「桜井二見ヶ浦」も、櫻井神社が祀る御神体岩だ。
建立当初から現存している本殿・拝殿・楼門は、福岡県の重要文化財に指定。
特に本殿は三間社流造浜床付きという様式で、江戸初期の建築技術が今に残る。
神社の鳥居をくぐると長い参道が続き、季節の花木に囲まれながら静かに散策できるのも魅力。
桜井二見ヶ浦と合わせて巡りたいスポットのひとつだ。

3. 白糸の滝
標高約900mの羽金山の中腹にある、福岡県指定の名勝。
落差が約24mあり、その名の通り白い糸のように流れる水はとても美しい。
夏には激しく飛んでくる水しぶきが気持ちよく、マイナスイオンと自然あふれる憩いの場として人気のスポットだ。
6月中旬から7月上旬には約5,000株10万本もおあじさいが見頃を迎え、4月末から11月末まではヤマメ釣り体験、4月末から9月末まではそうめん流しができるなど、季節ごとのレジャーが楽しめる。

4. ヤシの木ブランコ
糸島の海岸沿い、「活魚茶屋ざうお本店」の敷地内に設置された、人気のフォトスポット。
青い海と空を背景に、ヤシの木に吊るされたブランコが映える南国風の風景が広がる。
夕暮れ時には美しいサンセットを楽しめるのも魅力で、カップルや家族連れからも好評だ。
糸島観光の記念写真を撮りたいなら、訪れるべきスポットと言っても過言ではない。

5. 芥屋の大門
日本三大玄武洞(げんぶどう)のひとつに数えられる「芥屋の大門(けやのおおと)」。
玄武洞とは、火山活動で流れたマグマが冷えて固まる際に収縮して、割れ目ができ、その割れ目が規則的な柱状になった岩だ。
日本最大の玄武洞である芥屋の大門は、高さ64m・奥行90m・間口10m・長さ180ⅿほどある。
柱状になった岩が海上に断崖となって突出。波による長年の浸食で、いびつな線が入った洞窟ができたといわれている。
アクセス方法は、3月中旬〜11月にかけて運行される遊覧船のみ。間近に見学できるのは遊覧船によるクルーズだけだ。

6. 芥屋の大門公園
芥屋の大門の周辺に広がる自然豊かな公園。園内には美しい景色を見られるスポットが点在している。
公園内の駐車場から海の神様を祀る「大祖神社」を通って、海岸に出た場所にある、木々が作り出すトンネルもそのひとつ。
そのトンネルの先に続く遊歩道を進むと展望台に到着し、芥屋の大門の裏側や糸島の海岸線を一望できる。

7. 立石山
糸島半島の先端に位置する標高209mの低山で、山頂まで約30分と登りやすく、登山初心者にも人気が高い。
山頂からは玄界灘や芥屋の大門を一望でき、天気の良い日には青く広がる海岸線と、海に沈む夕日も見られる。
登山道で様々な形状の石や多様な植物に出会えるのも魅力のひとつだ。

8. 姉子の浜
「姉子の浜」は、「糸島」の海岸沿いに広がる、弓状の白砂が美しい海岸。
砂浜を歩くとキュッキュと音が鳴る現象「鳴き砂」が起こる場所としても知られている。
昼間には玄界灘の雄大な景色、夕暮れ時には空と海がオレンジ色に染まる幻想的な風景が広がる。
サーフスポットとしても人気があり、訪れる人を癒やしてくれる絶景を楽しめる隠れた名所だ。

9. 箱島神社
糸島市二丈の海岸に浮かぶ小島にある「箱島神社」。干潮時にだけ砂の道が現れ、島まで歩いて渡れる神秘的なスポットだ。
古くから景勝地として親しまれ、現在は恋愛のパワースポットとしても人気を集めている。
島の上には小さな鳥居と祠があり、恋愛成就のご利益があるとされる愛染明王を祀っている。
また、耳の病が治るという言い伝えがある「火吹き竹」も祀られている。

10. 幣の浜
芥屋の大門と「野北浜」の間に広がる、約6kmの白砂の海岸「幣の浜」。
弓なりに続く白い砂浜と青松のコントラストが美しく、四季を通して楽しめるスポットだ。
夕暮れ時には、海へ沈む夕日が海岸を赤く染め、幻想的な光景が広がる。
海水浴やサーフィン、ドライブなど多彩な楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。

11. フォレストアドベンチャー・糸島
「百年の森」とも呼ばれる自然豊かな森林の中にある、「フォレストアドベンチャー・糸島」。
樹上に設置された足場を渡りながら、自然・景色・スリルを満喫できる自然共生型アウトドアパークだ。
難易度の高い「アドベンチャーコース」と、子供も楽しめる「キャノピーコース」の2種類のコースが用意されている。
アドベンチャーコースには、全長110mのジップスライドや、樹上から空中を飛び出す「ターザンスイング」など、多彩なアクティビティが揃う。
キャノピーコースは高さも難易度が抑えられており、家族みんなで安心して楽しめる。

12. 雷山千如寺大悲王院
1,300年を超える歴史を持つ、真言宗大覚寺派の別格本山。
国指定重要文化財である巨大な「木造千手観音立像」、福岡県指定文化財に指定されている寺の開祖・清賀上人の坐像「木造多聞天像」、「木造持国天像」など見どころが多い。
敷地内には、福岡県の天然記念物で樹齢約400年の大カエデがあり、秋には鮮やかに色づき、春には瑞々しい新緑の姿を見せる。

13. 天使の羽
「天使の羽」は、カフェや雑貨店などが入る複合施設「PALM BEACH THE GARDENS(パームビーチ・ザ・ガーデンズ)」近くの砂浜にある壁画。
壁に描かれた大きな羽の前に立って撮影すると、自分の背中に羽が生えたように写る。
いつ訪れても写真撮影の列が出来ているほど、人気の高いフォトスポットだ。

海を眺められる絶好のロケーション!糸島の人気飲食店3選
糸島に数ある飲食店の中でも、海を眺めながらグルメを楽しめる人気店を紹介する。
いずれもドライブの途中で立ち寄りやすい立地にあるのも魅力のひとつだ。
どこの飲食店に行くか迷っているなら、紹介する店舗へ足を運んでみよう。
1. 糸島ロンドンバスカフェ
糸島の野北海岸沿いを走る人気のドライブコース「志摩サンセットロード」でひときわ目を引くのは、道路脇に止まった2台の真っ赤な2階建てバス。
初めて見た人は「どうして日本にロンドンバスが?」と思うだろうが、実はこちらはジェラートが人気のカフェなのだ。
売店で商品を購入したら、向かって左側のバスの中へ。
2階がイートインスペースになっており、外の景色を眺めながら過ごせる。

2. Bistro&cafe TIME
糸島ドライブには欠かせない定番コース、志摩サンセットロード沿いにあるカフェ。
サーファーに人気の大口海岸にあり、絶景を目の前で堪能できると評判だ。
店は朝9時にオープン。
「エルビスサンド」や「TIME自家製キッシュ」、「モーニングカレー」、「フレンチトースト」の4種類の朝食メニューを用意。
オーシャンビューの景色と合わせて、普段とは違った優雅な朝食タイムを満喫できる。

3. 浜焼き白浜家
2018年にオープンした「浜焼き白浜家」は、良質な牡蠣の産地として知られ、多くの牡蠣小屋が集まる糸島エリアの芥屋漁港で浜焼きを楽しめるレストラン。
お洒落なカフェを思わせるお店は、目の前に海が広がる抜群のロケーション。
広々とした屋内のテーブル席とリゾート感満点の開放的なテラス席があり、どちらからも海を眺めながら食事ができる。
店内の大きな生簀には、地元・糸島産のものを中心に呼子のイカや五島の車エビなど産地にこだわった魚介類が泳ぐ。

糸島の定番ショッピングスポット「PALM BEACH THE GARDENS」
「PALM BEACH THE GARDENS」は、二見ヶ浦の海岸沿いにあるリゾートモール。
ヤシの木が並び、海外のビーチリゾートさながらの開放的な雰囲気が魅力だ。
ハワイアンカフェ「SURF SIDE Cafe」や、実際のロンドンバスを改装した「糸島ロンドンバスカフェ」、ビーチ雑貨店など多彩なショップが軒を連ねている。
人気フォトスポットである「天使の羽」をはじめ、周辺には美し景色を見られるスポットが多いのも魅力のひとつだ。

心身ともにリフレッシュできる!糸島のお勧め宿泊施設3選
糸島にはスタイリッシュなデザインのホテルから、一軒まるごと貸し切りできるプライベート感あふれる宿まで、多彩なタイプの宿泊施設が揃っている。
旅先でゆったりと寛ぎ、心からリフレッシュしたい人にピッタリの宿泊施設を3つ紹介しよう。
1. グローカルホテル糸島
福岡市街地から車で約40分の場所にある、糸島初のオーセンティックホテル。
シングルからゆったりしたツインまで、様々なニーズに応える全85室の客室を備える。
館内には、地元の食材を使ったグルメを楽しめるビュッフェレストランや大浴場、カフェスペースがあり、隣接の温泉施設も利用可能。
駐車場も無料で広いため、レンタカーを利用した旅の拠点にもピッタリだ。

2. seven x seven 糸島
人気スポットの集まる「二見ヶ浦エリア」に位置するリゾートホテル。
全47室がオーシャンビューとバルコニー付きという、贅沢な空間が魅力だ
ルーフトップテラスやジャグジー付きのスイート、和洋室、ペット同伴可能な部屋など多彩な客室が揃い、グループやファミリーにも対応できる。
館内には創作料理のレストランや、地元のスイーツ・雑貨店を扱うお店もある。
ビーチや観光スポットへのアクセスが良いのも嬉しいポイントだ。

3. 空火海
玄界灘を臨む福吉海岸沿いにある、奥糸島の一棟貸し切り型の宿泊施設「空火海(くうびかい)」。
コンセプトの異なる4つのヴィラが用意されており、好みやシチュエーションに合わせて選べる。
海まで徒歩10秒のビーチフロント「ZERO」、1日1組限定で自然環境と一体化した設計の「ubusuna(うぶすな)」。
そして、ペットと過ごせる「1co ITOSHIMA(ワンコイトシマ)」、海と山の絶景に包まれる非日常を体験できる「THE THALASSO ITOSHIMA(ザ・タラソ糸島)」と、それぞれ異なる魅力を持つ。

糸島観光に関するよくある質問
Q
福岡市内から糸島は日帰り観光できる?
福岡空港や博多駅からは車で約40分程度なので、日帰りでも充分楽しめます。
Q
糸島の名物グルメは?
牡蠣、イカの活造り、鯛めし、あまおうなどが有名です。
Q
糸島はレンタカーがなくても観光できる?
バスやレンタルサイクルで観光できます。
まとめ
この記事では糸島へのアクセスやエリア内の交通手段、お勧めの観光シーズン、人気観光スポット、宿泊施設など、観光するに上で欠かせない情報を紹介してきた。
最大の魅力である海が織りなす絶景を中心に、様々な体験を楽しもう。
福岡に訪れる予定があるなら、福岡各地の人気観光スポットをまとめて紹介している、こちらの記事も参考にしてほしい。