初めて訪れる方必見!福岡旅行完全ガイド
豊かな自然と都市部が調和し、観光スポットや商業施設などがコンパクトに集まった福岡県。
グルメ天国とも呼ばれるほど、絶品ご当地グルメも多く、様々な楽しみ方ができる。
初めて訪れる方はどんな旅行プランを立てれば良いか、頭を悩ませてしまうかもしれない。
でも安心してほしい。
この記事では、アクセス方法から交通情報、エリア別の魅力、モデルコースまで旅行プランを立てるのに必要な情報を網羅的に紹介している。
記事を最後まで読めば、福岡の旅行プランを具体的に立てられるだろう。
魅力的な観光・自然・グルメがコンパクトに詰まった「福岡」
日本の南西部にある九州地方の中でも最北部に位置し、日本海や瀬戸内海に面する福岡。
本州と九州地方を結ぶ交通の要衝であり、国際線を有する「福岡空港」や韓国への定期航路のある「博多港」、九州各地への鉄道や高速道路も繋がっている九州の移動拠点・海外からの玄関口である。
福岡県の中心都市である「福岡市」は、九州屈指の都市であり、多くのレジャー施設や商業施設が立ち並び、人口も多い。
その一方で平野・河川・山岳地帯が多く、多様な自然に恵まれており、都市と自然の魅力がコンパクトにまとまっていることが、福岡の魅力だ。
また、グルメ天国としても知られており、博多ラーメンやもつ鍋、水炊きなど全国的な知名度が誇るご当地が多数存在している。
屋台の店舗数が日本一であるため、福岡市や久留米市、北九州市では、それぞれの地域のグルメやその屋台オリジナルのメニューを味わえる。
福岡の平均気温と着衣例
福岡は基本的に温暖な気候だが、地域によって特徴が異なる。
内陸部は盆地になっているため、朝と夜の寒暖差が激しく、夏は最高気温が高く冬は最低気温が低い。
日本海に面する北部や内陸部の山地の冬は厳しい寒さとなる。
山間部では積雪があるものの、都市部ではほとんど雪は降らない。
福岡の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 6.9 | 7.8 | 10.8 | 15.4 | 19.9 | 23.3 | 27.4 | 28.4 | 24.7 | 19.6 | 14.2 | 9.1 |
福岡の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 薄手のジャケットやカーディガン
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
福岡へのアクセス
東京から福岡まで、飛行機を利用すれば約1時間45分。
大阪からは新幹線で約2時間30分、飛行機なら1時間ほど。
「福岡空港」には国際線もあり、台湾・香港などから直接アクセスできる。
福岡空港から主要駅へのアクセス
海外はもちろん、国内から福岡を訪れる場合でも玄関口になることが多い「福岡空港」を起点に、「博多駅」と「小倉駅」へのアクセスを紹介しよう。
博多駅と小倉駅は福岡のターミナル駅であり、福岡を観光する際の移動拠点になる駅でもある。
福岡空港から博多駅へのアクセス
- 経路
- 「福岡空港」で福岡市営空港線に乗車し、博多駅で下車
- 所要時間
- 約5分
福岡空港から小倉駅へのアクセス
- 経路
-
1.「福岡空港」で福岡市営空港線に乗車し、博多駅で下車
2. 博多駅でJR山陽新幹線に乗車し、小倉駅で下車 - 所要時間
- 約35分
福岡の主要交通手段
福岡旅行の主要交通手段は電車とバスだ。
運行本数は多く、路線も充分に整備されているため、不便には感じないだろう。
公共交通機関だけでも、福岡の観光スポットを巡れるので安心してほしい。
福岡旅行で利用すべきお得な乗車券
ここからは福岡旅行で可能な限り交通費を抑えたい方のために、知ってほしいお得な乗車券を紹介しよう。
FUKUOKA1DAY PASS
「FUKUOKA1DAY PASS」は、西鉄電車・バスの一部エリアが1日乗り放題になるチケット。
一部エリアと言っても主要部はほぼ全域カバーされているため、1日で複数の場所へ観光に行く方にお勧めだ。
天神から「太宰府天満宮」や「福岡城跡」、「柳川市」などに行けるので、計画的なプラン作成が活用のポイントになる。有効エリアは以下の表の通り。
- 西鉄電車
- 西鉄天神大牟田線 福岡(天神)~柳川間および太宰府線と甘木線
- 西鉄バス
- 福岡・久留米・佐賀・筑豊地区を運行する西鉄の一般路線バス
福岡駅をはじめとする西鉄沿線各駅のほか、博多・福岡空港バスターミナルなどで購入が可能で、料金は大人2,800円、小児1,400円。
深夜バスならびに地下鉄・JRは対象外な点に注意しよう。
福岡旅行前に知っておくべき4つのエリアの魅力
福岡旅行といえば、福岡市を中心とするプランを組むことが多いだろう。
ただ、他にも魅力的な都市や地域があることをご存知だろうか。
福岡旅行をより充実させるためにも、福岡の魅力あふれる4つのエリアを紹介しよう。
気になるエリアがあれば、ぜひ旅行プランに組み込んでほしい。
九州の玄関口となる「北九州エリア」
福岡の北東部に広がる「北九州エリア」は、本州と九州を繋ぐ玄関口となる地域。
本州側の山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ「関門橋」や「関門トンネル」は、人気の観光スポットでもある。
関門トンネルは「関門海峡」を繋ぐ約780mの海底トンネルで、徒歩での通行も可能だ。
また、北九州エリアには明治時代(1868年〜1912年)に横浜・神戸と並ぶ、日本三大港のひとつがあった。
「門司港レトロ」にはその歴史が色濃く残り、明治から昭和初期にかけて建築された趣ある建物が立ち並ぶ街並みを散策できる。
その他にも歴史の転換点の舞台となった地域も多く、各地に史跡や歴史を伝えるスポットが点在している。
商業施設・レジャー施設・絶品グルメが集まる「福岡エリア」
県土の西部に広がる福岡エリアには、中心都市の「福岡市」がある。
福岡市には九州一の繁華街である「天神」があり、多くの商業施設やレジャー施設が集まり、観光客のみならず福岡に住む多くの人々も訪れている。
国際線のある福岡空港やターミナル駅の博多駅もあるため、県外からのアクセスも抜群。
そして、何より食事が美味しい街として知られている。
博多ラーメンを筆頭に、もつ鍋・水炊き・海鮮料理・焼き鳥など、福岡県の絶品・ご当地グルメが集結。
夜の博多には屋台が立ち並び、活気ある雰囲気の中でグルメを味わえる。
福岡の人気観光スポット「太宰府天満宮」を筆頭に、神社仏閣や史跡の集まる「太宰府市」、美しい海岸線と山々が連なり美しい自然景観とおしゃれなカフェやレストランを楽しめる「糸島市」も、福岡エリアの人気観光地だ。
山々が織りなす自然景観が魅力の「筑豊エリア」
筑豊エリアは福岡の中心部に広がるエリアで、山々が織りなす豊かな自然が魅力。
古くから霊峰として信仰を集める「英彦山」と、その中心部にある重要文化財の「英彦山神宮奉幣殿」、台形のような珍しい形をした「香春岳」では登山や自然景観を楽しめる。
日本の文化を感じたいなら、「三井寺(平等寺)」もお勧め。
4月〜9月頃になると、約10,000個の風鈴が50mほどのトンネルを作り、色彩豊かな風鈴とその音が目と耳を楽しませてくれる。
かつてこのエリアで炭鉱王と呼ばれた人物の邸宅「旧伊藤伝衛門邸」も人気の観光スポットで、建物と庭園からは明治時代から昭和時代の文化と日本情緒を感じられるだろう。
福岡の歴史を感じられるスポットが多く残る「筑後エリア」
福岡の南部に位置する「筑後エリア」には、史跡や神社仏閣、資料館など福岡の歴史を感じ、学べるスポットが多い。
かつては城下町として栄え、その面影と史跡が残る「秋月の町並み」もそのひとつだ。
また、同じく城下町であり、市内にお堀が張り巡らされた柳川も人気の観光地。
どんこ船に乗って、自然と風情あふれる街中をのんびり巡るのもお勧めだ。
筑後エリアで特に有名なパワースポットは、830年ほどの歴史を持つ「田脇日吉神社」。
古代から残る祈祷や神事、お守りを復刻しており、陰陽師が使える神社として厄払いも体験できる。
福岡の三大ラーメンのひとつ、久留米ラーメンの発祥地である「久留米市」があるのも築後エリアだ。
福岡を満喫するために必要な日数
福岡市内の主要観光スポットを巡るだけなら、1泊2日でも充分だ。
ただし、その他のエリアを旅行する場合や多くのご当地グルメを味わいたい場合は、余裕を持って観光するためにも2泊以上の滞在がお勧め。
福岡の人気観光スポットを巡る1泊2日のモデルコース
福岡の人気観光地である福岡市・太宰府市・北九州市の観光スポットを巡る、1泊2日のモデルコースを紹介する。
定番とも言える観光スポットを巡るので、初めて福岡に訪れる方にもピッタリだ。
福岡での旅行プランに迷ったら、まずは紹介するモデルコースを参考にしてみよう。
1日目:太宰府市と福岡市の人気観光スポットを巡る
1日目は福岡エリアの人気観光地である、太宰府市と福岡市の観光スポットを中心に巡る。
福岡の歴史を肌で感じ、資料や展示から学べるスポットが多い。
旅行先の歴史を知れば、より一層深く福岡での観光を楽しめるはずだ。
もちろん、福岡グルメを屋台で味わう体験もできる。
8:30 西鉄福岡(天神)駅からスタート
モデルコースの1日目は西鉄福岡(天神)駅から。
電車に乗って西鉄太宰府駅へ向かい、駅から歩けば最初のスポットである「太宰府天満宮」へ到着する。
9:10 「太宰府天満宮」で歴史とアートを楽しむ
天神さま(菅原道真公)を祀る全国10,000社の総本宮である「太宰府天満宮」。
菅原道真は学問の神様として慕われており、受験合格や学問成就のご利益があるとされている。
国の重要文化財に指定されている「御本殿」をはじめとする、境内の歴史的な建造物や四季折々の自然、アートプログラムなど見どころ盛りだくさんの境内を散策してみよう。
10:10 「九州国立博物館」で文化交流の歴史を学ぶ
太宰府天満宮を終えたら、そのまま歩いて約5分の「九州国立博物館」へ。
日本古代史における重要な拠点であり、九州地方を統括する地として世界との交流も盛んだった太宰府にある、全国4番目の国立博物館。
「日本文化の形成を、アジア史的観点から捉える」というコンセプトの通り、日本とアジア、ヨーロッパとの文化交流の歴史を様々な展示から学べる。
12:00 「太宰府天満宮参道」で名物グルメを味わう
西鉄太宰府駅へ戻るついでに、太宰府天満宮の参道にも立ち寄ろう。
太宰府天満宮参道には、様々なショップや飲食店が立ち並び、お土産選びとグルメを満喫できる。
梅ヶ枝餅(うめがえもち)や太宰府バーガーなど、名物グルメをランチに味わっていこう。
14:35 「福岡市博物館」の歴史・民族をより深く学ぶ
お腹を満たしたら、参道のすぐそばにある西鉄太宰府駅から電車に乗って、西鉄福岡(天神)駅へ。
駅でバスに乗り、バス停「博物館南口」で下車すれば「福岡市博物館」に到着する。
地域の歴史と民俗を研究・展示する博物館で、常設展示では「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」をテーマに、福岡の歴史と民俗を紹介。
11のコーナーに分かれており、その一番初めに国宝 金印「漢委奴国王」の金印を展示している。
福岡をより深く楽しむためにも、歴史を学んでいこう。
16:20 「福岡タワー」の非日常的な空間と絶景を満喫
福岡の歴史を学んだら、福岡の絶景を見に「福岡タワー」へ。
福岡市博物館からは歩いて約5分ほどだ。
高さ234mを誇り、最上階の展望室からは福岡市の市街地を360度の大パノラマで一望できる福岡タワー。
「福岡の空を楽しみ、景色で遊ぶ」をコンセプトに、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を駆使した「天空の世界」で非日常の世界も味わっていこう。
18:10 「中洲屋台街」でディープなグルメ体験
福岡タワーを出たら南口からバス停に乗り、「中洲川端」で下車すれば「中洲屋台街」に到着。
美食の街「博多」でも、特にディープなグルメ体験ができるのが中洲屋台街だ。
ラーメンに串もの、おでんなどをお酒と一緒に堪能できる。
川沿いに屋台が並ぶ光景と合わせて、福岡グルメを満喫しよう。
20:00 「西鉄グランドホテル」でゆっくり身体を休める
屋台を満喫したら歩いて約10分の場所にある、1日目の宿「西鉄グランドホテル」へ。
福岡を代表する老舗ホテルの客室は、市街地にあることを忘れるほど静寂に包まれており、シンプルでシックな印象。
1日目の思い出に浸りながら、身体をゆっくり休めよう。
2日目:北九州市の人気観光スポットを巡る
2日目は北九州市を中心に巡る。
世界文化遺産に登録されている貴重な神社を参拝してから、趣のある建物が目を引くレトロな港町を散策。
ランチでご当地グルメを味わいつつ、旅の最後には市場でお土産を物色してみよう。
8:20 JR博多駅からスタート
2日目はJR博多駅からスタート。
ホテルの最寄りである天神駅から地下鉄空港線に乗って、約10分でJR博多駅へ到着する。
JRに乗り換えたらJR東郷駅で降り、タクシーに乗って「宗像大社」へ向かおう。
9:20 世界文化遺産「宗像大社」を参拝
日本神話にも登場する日本最古の神社のひとつであり、世界文化遺産にも登録された「宗像大社」。
宗像大社は沖ノ島にある「沖津宮」、大島の「中津宮」、宗像の「辺津宮」の海を隔てて結ばれる3宮から成り、「中津宮」には船で渡る必要があり、「沖津宮」には一般の人が入れないため、「辺津宮」を参拝していこう。
最大のパワースポットと言われる「高宮祭場」をはじめ、様々な見どころを散策しつつ、楽しもう。
13:00 「JR門司港駅」周辺でランチ
散策を終えたらバスに乗って、JR東郷駅へ。駅から電車でJR門司港駅に向かう。
ネオルネサンス様式・木造二階建ての駅舎は「門」をイメージしたと言われる左右対称の外観が特徴的で、長きにわたり門司港のランドマークとして愛され続けている。
構内や周辺には様々な飲食店があるため、気になるお店でランチを食べていこう。
14:00 見どころ満載の「門司港レトロ」を散策
ランチを食べ終えたら、JR門司港駅周辺の「門司港レトロ」と呼ばれるエリアを散策。
「旧門司三井倶楽部」「旧大阪商船」「旧門司税関」「新海運ビル」「九州鉄道記念館」などなど、見どころ満載なので、カフェなどで休憩を挟みつつ、レトロ建築を満喫しよう。
16:00 「旦過市場」でお酒と海鮮料理を楽しむ
散策しつつJR門司港駅へ戻り、電車でJR小倉駅へ向かおう。
駅から歩いて10分ほどで「旦過市場」に到着する。
北九州市民の台所「旦過市場」には、昭和時代にタイムスリップしたような、どことなく懐かしい雰囲気が漂う。
全長180mの通りを中心に、鮮魚や野菜はもちろん、惣菜や加工品の店など、約120店舗が軒を連ね、小倉名物として有名な「ぬかだき」の店も。
市場内では醸造酒も楽しめるので、小倉名物と海鮮料理と一緒に楽しもう。
福岡旅行で外せないご当地グルメ3選
グルメ天国とも呼ばれるほど、絶品ご当地グルメが多い福岡。
何を食べれば良いか迷ってしまうほどだろう。
そんな時はまずはこれから紹介する、ご当地グルメから味わってほしい。
いずれも定番とも言えるため、初めての福岡旅行で味わうのにピッタリだ。
1. 博多ラーメン
豚骨ラーメンの本場である福岡で、確固たる地位を築いた「福岡の三大ラーメン」のひとつ「博多ラーメン」。
豚骨ベースの濃厚なスープにストレートの細麺を合わせるのが特徴で、麺に絡んだ動物性たんぱく質特有の風味とコクが口いっぱいに広がる。
麺の硬さを指定できる点が博多ラーメンの特徴で、地元民の間では固めの麺の人気が高い。
麵が伸びないように一杯の分量を少なめに提供しているお店が多いため、足りない場合は麺だけをおかわりする替え玉に挑戦してみよう。
2. もつ鍋
福岡を代表するご当地グルメのひとつ「もつ鍋」は、カツオや昆布、鶏ガラなどで取った出汁を醤油や味噌で味付けし、ニラやキャベツ、ニンニクと共にもつを入れて煮込んだ料理。
牛や豚のもつ、いわゆるホルモンをニラと一緒に醤油味のスープで炊いたものがルーツとされる。
濃いめの味付けが病みつきになる美味しさで、ご飯やお酒との相性も抜群。
脂乗りが良く、丁寧に下処理された新鮮なもつは臭みがなく、クリーミーで甘みのある味わいが絶品。
シメとして、残ったスープにちゃんぽん麺を入れて食べるのもお勧め。
3. 博多うどん
福岡市を中心に食べられている「博多うどん」。
歯応えのある一般的なうどんとは対照的にコシがなく、柔らかくフワフワとした食感が博多うどんの特徴だ。
スープは煮干しをベースにかつお節や昆布などを組み合わせて出汁を取りつつ、九州ならではのほんのりと甘い薄口醤油で仕上げる。
柔らかい麺の食感と甘味のあるスープは優しい味わいで、お酒を飲んだ後のシメやランチにもピッタリ。
トッピングの天ぷらも楽しみたい。お勧めは「ごぼうの天ぷら」と鶏肉の天ぷらである「かしわ天」。
春の福岡旅行プランに入れるべき桜の名所
都会的な魅力に注目しがちな福岡だが、豊かな自然も魅力のひとつだ。
春には美しい景色を見られる桜の名所にも、ぜひ足を運んでほしい。
歴史情緒漂う桜の名所「舞鶴公園」は特にお勧め。
福岡市内にあるため、アクセスも良く、重要文化財にも指定された櫓と桜、お堀と桜、城門と桜など、様々なシチュエーションで花見を楽しめる。
約170,000㎡の丘陵地に、1,300本ほどの桜が咲き誇る「西公園」も桜の名所。
「日本さくら名所100選」にも選出されており、ゆったりと散策しながら桜を楽しめる。
久留米市に訪れるなら、樹齢110年とされる「浅井の一本桜」を見に行こう。
高さ18mにおよぶ桜は美しさの中に風格を感じられるだろう。
以下の表を参考にしてもらえれば、福岡における例年の桜の開花日と満開部、見頃がわかるはずだ。
その年の気候や気温、スポット次第で開花日と満開日、見頃は前後することもあるため、注意してほしい。
- 開花日
- 3月22日
- 満開日
- 3月31日
- 桜の見頃
- 3月31日〜4月5日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
福岡の風情あふれる紅葉の名所
福岡には日本風情を強く感じられる紅葉の名所が多い。
せっかく秋に福岡へ旅行するなら、紅葉の名所を旅行プランに加えてみよう。
城下町の面影が残る秋月の「秋月城跡」は、特にお勧め。
紅や黄金色に染まる城下町からは、侘び寂びを感じられるだろう。
20本ほどのカエデと「黒門」のコントラストは格別に美しく、多くの観光客を魅了する。
年間で100万人以上の参拝者を迎える「呑山観音寺」も紅葉の名所であり、紅葉と大師堂などの建造物が調和した美しい境内を、ぜひ散策してほしい。
縁結びのご利益で人気を集める「宝満宮竈門神社」も、福岡で屈指の紅葉の名所。
神秘的で美しい、ライトアップされた紅葉と社殿は必見だ。
その年の気候や気温、スポット次第で見頃は前後するが、福岡では11月中旬~12月下旬に見頃を迎えるスポットが多い。
福岡旅行に関するよくある質問
Q
福岡を旅行するのにお勧めの季節は?
多様な楽しみ方ができ、四季折々の景観を見られるため、好みに合わせて旅行する季節を決めて大丈夫です。
Q
親子旅行でお勧めの福岡の観光スポットは?
親子で遊べる施設やアクティビティが充実した、マリンワールド海の中道がお勧めです。
まとめ
この記事では福岡の魅力と人気観光スポットだけでなく、交通情報やエリア別の見どころ、ご当地グルメ、モデルコースなどを紹介してきた。
記事を参考にすれば、限られた日数でも福岡の魅力を満喫できる旅行プランを立てられるだろう。
福岡の観光スポットをもっと知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしよう。